僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

アイアンマン (マッドハウス版)

アイアンマン DVD-BOX(4枚組)

IRON MAN -アイアンマン-
監督…佐藤雄三
原作…マーベル・コミックス
日・米 2010 全12話
☆☆☆

映画を見たついでにこちらも。
マーベル作品を日本のアニメスタイルでやるマーベル・アニメプロジェクトの第一弾。
その後、「ウルヴァリン」「X-MEN」「ブレイド」と4作続いて、その派生でさらにOVAが2作続いた。いわゆるマッドハウス版とゆーやつです。
ブレイド以外はDVDボックス買ってたので、せっかくの機会に見ておく。
ちなみに初見です。買うだけ買って見てなかったり読んでないものとか山ほどあります(汗)

ストーリーはウォーレン・エリス(「エクストリミス」の人ですね)と出てますので大まかなプロットはマーベル側から出てるのかな?でもシリーズ構成と脚本はあの井上敏樹だったりしたのでちょっと驚きました。
監督は後に「マーベル・フュチャーアベンジャーズ」なんかもやってる佐藤雄三
「ディスクウォーズ・アベンジャーズ」の方は見てたんですけどMFAの方は序盤をちょこっと見たくらいなのであんまり詳しいことは知りませんが。

2010年の作品なので、映画のアイアンマン2と同年ですが、アニメの方が少しだけ後に放送されたっぽいものの、制作時期を考えれば2の内容は反映されておらず、基本的には1の映画がベースになってる様子。
ジャケット絵にウォーマシンっぽいのが居るので勘違いしましたがグレーと青のカラーのアイアンマンディオとかいう量産型でした。
さらに後半には迷彩カラーのアイアンマンシグマってのも登場。どことなく某アマゾンズの匂いもして楽しい。

OPからして映画のオリジン部分をアニメで再現してたりするので映画の1から続く話として作ってあるのかなと思いましたが、実はインセンが生きていたとかいう展開もあるし、ウルヴァリンが中盤で顔見せ程度にゲスト出演したりするので、独自のマッドハウス版ユニバースといった所でしょうか。トニーがアイアンマンになってから5年目という設定で、ローガンさんとはもう顔見知りのようでしたが、アベンジャーズはまだ結成されていないようです。

話としてはトニーの平和プロジェクトの一環として、恒久的なエネルギーを生み出すアークリアクターを日本の提携会社で建設中、その大詰めとしてトニー・スタークが来日。そんな中でゾディアックなる謎のテロ組織に狙われるといった感じ。

全編日本で繰り広げられる話なので、ペッパーはたまに電話で情報をくれるくらいで基本的には日本の会社の方の美人助手と2流雑誌のマスコミの女の人がレギュラーで、あとは防衛大臣とか日本製のパワードスーツみたいなのを装着する自衛隊の人がメインでお話が進む。

巨大アークリアクターを起動するのにプルトニウムが必要、っていう時点であとは色々察してくださいねみたいな所と、日本の心とは、日本の防衛意識とは、みたいな部分が非常にむずがゆい感じはしたのですが、そこは別にパト2でも押井守でも何でもないのでアイアンマンらしく解決。

時に自分を押し殺してでも大義に尽くすのが日本の心なんだよって教えてもらった後に、じゃあお返しにアメリカ人のスピリットを教えてやろう自分で自分の道を切り開くのがアメリカ人のフロンティアスピリットなんだよっていうのが非常にアイアンマンらしくて良かった。

アニメ絵のクオリティも高くて、多分アイアンマンスーツはCGだと思うんだけど、基本映画の1基準なのでメカメカしい感じがすごくカッコいいです。
エクストリミスのナノマシンアーマーより、メカメカしてた方がやっぱりアイアンマンの魅力かなと私は思っています。

大気圏外用の追加装備とか、プロトンキャノンを彷彿とさせる巨大砲を使うシーンなんかもあるので、ストーリーよりカッコイイメカ描写が見たいという人にはオススメ。

 


Japanese Iron Man Anime Opening

 

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