僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

マーベル・ミャオ

マーベル・ミャオ (ShoPro Books)

MARVEL MEOW
著:藤ナオ
刊:小学館集英社プロダクション
2020年
☆☆☆

 

2月22日のネコの日に発売されたこちらをご紹介。

日本在住ながら東京コミコンをきっかけにマーベル公認アーティストとして認められ、本作のベースになった「マーベル・ミャオ」をマーベル公式インスタグラムで発表。反響を呼んで今回の単行本に至る、みたいな感じの流れのようです。

 

基本セリフ無しの1ページづつでマーベルの主要キャラとキャプテン・マーベルの飼い猫のチューイの触れあい(?)を描いてある、コミックと絵本の中間のような感じ。

 

映画に出てきたグースとは違うのかな?と思ったら原作では元々チューイっていう名前だったけど映画の方でグースに変更されていた様子。

 

キャプテン・マーベル」は単独タイトルでは日本語版では1冊しか出ておらず、そこにはチューイも出てないので、その辺りの設定は私今回初めて知りました。(マーベルユニバース内ではメインクラスの役割なのでイベントタイトルとかではこれまでの日本語版でもキャプマ普通に出てたりはしたんですが)

 

しかも名前が変わった経緯がちょっと面白くて、チューイってあのスターウォーズのチューバッカの愛称からとられていて、マーベルも「SW」のルーカスフィルムも今は同じディズニー傘下のコンテンツになってるからMCU映画のキャプテンマーベルではチューイからグースに変更になっていたそうです。知らなかった。

 

ほぼ描き下ろしで、アベンジャーズ編、X-MEN編、その他ヒーロー編という感じになっているのですが、MCUからマーベルに入った人にとっては原作のマーベルユニバースの主要キャラクター紹介として軽い感じで読むのも良いかもしれません。

 

1人1ページの漫画+イラスト1枚で、キャラクター解説も1行ぐらいの簡素なものですが、結構な数のキャラが紹介されてますし、映画でお馴染みのキャラから、ややマイナー目のキャラまで様々登場します。

 

主要な所でファンタスティックフォーが何故か抜けてたりしますが、今後もっともっと注目されていくであろうミズ・マーベルことカマラちゃんとかも入ってますし(だったら何故スクイレルガールが出ないのか!)ほぼ、ヒーロー側のキャラクターばかりの中にタスクマスターとか果てはギャラクタちゃんまで出てたりするのも面白い所。

 

個人的には今度の「ニューミュータンツ」映画にも出るんだっけ?マジックさんの中二感あふれるビジュアルと決めポーズが注目どころです。

 

形式が形式だけにあっという間に読み終わってしまう本ですが企画としては面白いし、初心者も旧来のファンもどちらも楽しめるんじゃないかと思います。

もし自分は猫派じゃなくて犬派だからな~なんておっしゃる方にもご安心。
ちゃんとインヒューマンズの巨大犬ロックジョーも出てますから!