歌手も登場!スペシャルライブ♪Ver.
2010年
☆☆☆
プリキュアシリーズ7作目「ハートキャッチプリキュア」着ぐるみミュージカルショー。
前回の「フレッシュ」の時にハトまでは見たっけかな?とか書きましたが全然見た事なかったぽい。完全に初見でした。2010年7月31日大阪・梅田芸術劇場の公演を収録。
パッケージのイラストとか、裏表紙の写真だとムーンライトが普通に居ますが、7月末くらいだと本編でムーンライトまだ復帰してない?エンディングの所以外は変身後の方の着ぐるみ出てきません。
ただお話上は普通にメインキャラクターとしてゆりさん出てるので、生身でデザトリアンとかスナッキーと戦ってます。本編中でもそんなシーンはありましたが、ゆりさんちょっと無茶しすぎです。
前回のフレの時は敵側はウエスター一人しか出てませんでしたが、今回はサソリーナ、クモジャキー、コブラージャのみならずダークプリキュアまで登場。
現代ではプリキュアが邪魔してきてこころの大樹を探せないのでプリキュアが居ない江戸時代にタイムスリップ。・・・ええ、突っ込んではいけません。
ハートキャッチではシリーズ中でも珍しく○○の園、○○の国みたいな妖精たちが住むパラレルワールド的なものがない。リアル志向なのでここではタイムマシンを使う!うん?TVシリーズではタイムマシンは出ません。深く考えてはいけない。
しかもハトはこれまた珍しく、過去の歴史上にもプリキュアが居たという「まどマギ」みたいな設定。映画に出てくるキュアアンジェとかがそれ。もしや江戸時代にもミュージカルオリジナルのプリキュアが居るのでは?と期待してしまいましたが、まあそんなのは居ない。
で、敵幹部と共にプリキュアも江戸時代に行くわけですが、そこで出会ったお姫様のCVが豊口めぐみ!そして浪人役が遊佐浩二!後のキュアビートとバッティさんだったりするのでそこは楽しめました。
フレと同じく「ボーカルアルバム1」の曲が使われてるので、そちらとセットで楽しめる感じです。
サンシャイン/ムーンライトの挿入歌シングルは発売前のようで、いつきとゆりさんはボーカルアルバムの方の曲。つぼえりはボーカルアルバムだとアレンジ版で収録でしたが、シングル曲の方です。ハートキャッチは珍しくキャラクター挿入歌シングルが2枚出てて、TV本編でも何度か使われてるので、「つ.ぼ.み~Future Flower~」と「スペシャルカラフル」は割とお馴染みの曲です。
コッペ様も出てきたり(人間体じゃないよ)、ダークプリキュアがカーテンコールには一人だけ参加しなかったりと、アニメの世界観をちゃんとリスペクトしてる感じです。・・・タイムマシン以外な!
とゆーかハッピーエンドっぽく終わってるけど、つぼみたち江戸時代のままで終わって無い?こころの大樹の力で戻れそうな気はしますが。
劇中で流れる曲は残念ながらフルサイズじゃないですが、最後は工藤真由と池田彩でちゃんとフルサイズの「トゥモローソング」と「ハートキャッチパラダイス」を歌って踊ってくれるのでそこはとても良かったです。
さて次はハト映画。なんだけど、映画はダークプリキュア出ないのでせっかくなのでこっちで少し個人的な所を語っておきます。
私がプリキュアに興味持ったのって、たまたまTVつけて目に入ったのムーンライトVSダークプリキュア戦を見たから。単純に何これ凄くカッコいい!と衝撃を受けて、その後から毎回では無いにせよ飛び飛びでTV放送を見る感じになりました。
プリキュア面白いじゃん!とか思って、じゃあ次のシリーズも見てみようと「スイート」を見始めたものの、序盤の単調な展開と(後から見直すと序盤は序盤で面白いんですけどね)、まあ震災もあってプリキュアどころではなくなって離脱。
じゃあ次こそ!の「スマイル」からプリオタへ道を踏み外して今はずっとどっぷり、という感じです。
なのでムーンライトとダークプリキュアは割と思い入れがあるキャラ。単純にカッコいいな、もあったのですが、最初に疑問に思ったのがダークプリキュアっていわゆるゴス系のデザインですよね。
見始めた当時はそんなにゴスそのものも詳しくなくて、所謂、甘ロリ白ロリみたいな「若おかみは小学生」のピンフリさんとかのロリータファッションの中の黒バージョン程度の物と、「サンドマン」のデスとか「ドラゴンタトゥーの女」のリスベットみたいなアメリカのスクールカーストにも通じるような本家のゴスとの違いもよくわかってませんでした。
どちらにせよ、ちょっと訳ありな感じのもう少し大人が好むものってイメージがあったので、小さい子が見てるプリキュアでゴスってどんな受け入れ方をされてるもんなの?小さい子がダークプリキュアでゴスの洗礼を受けて、自分もって目覚めちゃったりするものなのか?とか色々と興味が湧いてきました。これを子供達はどういう感じで見ているんだろうと。
後にプリキュアに詳しくなってくると、敵側は商品展開に絡まないのでそんなにデザインに制約があるわけじゃない、というのが答えの一つであるのと同時に、私が疑問に思った「小さい子が初めて受け取る文化(アニメ)」である事に十分に自覚を持って作品を作っている事と、作り手側はそこに物凄く気を使っている事を知る事が出来ました(作中で汚い言葉は使わないとかね)。
当たり前の事なのかもしれませんが、何故こうなってるんだろう?みたいな事に対して、プリキュアはちゃんと作り手が答えを持ってるんですよね。単純に作品が面白かったっていう部分もありますけど、個人的にプリキュアにどんどんハマっていったのは、そういう仕組みみたいなものが凄く面白いと感じたからっていう部分もとても大きいです。
順番にやってる映画の記事にかこつけて、周辺の事まで含めて語ってるのはそういう部分です。
え?プリキュアってこんなに考えてあるんだ、こんなに凄いんだ!みたいな所が少しでも伝わってくれてれば嬉しい。
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