MARVL'S IRON MAN 3 PRELUDE
著:クリストス・ゲージ、ウィル・コロナ・ピルグリム、ウォーレン・エリス(作) スティーブ・クルス、ラモン・ロザナス、アディ・グラノフ(画)
刊:MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks
アメコミ 2013年
収録:MARVEL'S IRON MAN 2 ADAPTATION #1-2(12)
IRON MAN 3 PRELUDE #1-2(13)
INVINCIBLE IRONMAN Vol.4 #1(05)
☆★
映画では描かれない真実を見よ!!
トニーの親友であり、米軍の空軍中佐でもあるウォーマシン(ローディ)。
彼は、なぜ『アベンジャーズ』の戦いに加わることができなかったのか?
その裏側には『アイアンマン3』へと繋がるもう一つの“戦争”が隠されていた!!
映画「アイアンマン3」に合わせて出たこちら。
プレリュードシリーズは映画の元になった古い作品とか入ってない場合だとまず読み返す事も無いので記事に合わせてこちらも書いておきます。映画から入ったアメコミ初心者向けなんですけど、そもそも日本のコミックと比べたら高いですしね、映画で盛り上がってその勢いで買っちゃう、みたいな流れで無いとやっぱりちょっとツライです。
■アイアンマン2:アダプテーション
映画「アイアンマン2」のコミカライズ版。
ものすご~くダイジェストなので、アイアンマン2ってこんな話だっけな、ぐらいのものです。アイアンマンとウォーマシンの活躍がメインなので、敵のアントン・ヴァンコとかジャスティン・ハマーの掘り下げとか一切無し。
■アイアンマン3:プレリュード
映画の序章というよりは、「アベンジャーズ」でウォーマシン/ローディが出て無かったけど何で?っていう疑問に対してのエクスキューズ。アベンジャーズでのNY決戦の時はローディはテンリングスを追って孤独な戦いをしてたんだよ、っていうお話です。
何とかとりあえずは一人で戦いを終えて、大問題がおきているらしいNYに駆けつけてみると、例の打ち上げシーンに遭遇ってとこだけは面白いです。
ああ、あとアイアンマン3に出てたウォーマシン(アイアンパトリオット)ってマーク2の改造じゃなくて、別個に作られたウォーマシン2.0だったんですね。あれずっとマーク2を改良し続けて使ってるものだと思ってました。そこを知れただけでも良かったかも。
ウォーマシンが主役なのでその点では珍しいかも。ウォーマシン好きなら。
■アイアンマン(2005)#1
こちらは原作の方で、「アイアンマン:エクストリミス」としてヴィレッジの方から単行本が出てる奴です。その1話目のみの収録。
映画と同じくエクストリミス絡みの話で、アイアンマン3の原案になってるのと、そもそものMCU版アイアンマンのデザインのベースになってるのがここで描かれたアーマーのデザインが元になっているというので映画とは関連性の高い一冊。
キャップとソーはアルティメット版が映画デザインのベースになってましたが、アイアンマンはアルティメット版じゃなくてこれがベース。確か、所謂「スーパーヒーロー着地」もこれからだったっけかな?
目が光ってるのはアルティメット版の時点でもそうでしたけど、昔のくりぬきで普通に目玉が見える奴と違って、メカメカしいし、何より日本人的には宇宙刑事っぽくてそこがカッコいいんですよね。「アイアンマン2」で1度だけ使ってたレーザーブレードも必殺技っぽくてあれは絶対日本人好みですよね。赤のシャリバンと並んで立たせたくなります。
くりぬき目のデザインもレトロな感じであれはあれで表情が出せるし、味があって良いものですけれど。
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