僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

ソニック・ザ・ヘッジホッグ 1 フォールアウト!

ソニック・ザ・ヘッジホッグ〈1〉フォールアウト!

SONIC THE HEDGEHOG
著:イアン・フリン(脚本)
 トレイシー・ヤードリー、アダム・ブライス・トーマス、ジェニファー・ヘルナンデス、エヴァン・スタンリー(アート)
刊:フェーズシックス ワイズ・パブリッシング
アメコミ 2020
収録:Sonic The Hedgehog #1-4
☆☆★

 

全世界の99%を支配したエッグマンとの
戦いからしばらくの後…平和な世界に、
再びエッグマン軍のロボットが襲来する!
黒幕はエッグマンか、それとも…?
ソニック」シリーズに連なるアメコミ、
ついに日本上陸!

 

という事で、突如出ましたアメコミ版ソニック日本語版。映画の方の「ソニック・ザ・ムービー」に合わせての刊行だと思われます。

 

ただこれ、解説書とかコラム的なものが一切無い。ストーリー的にはゲームのソニックフォース(2017年)のストーリーのその後という形のようで、、エッグマンのロボット軍団が突如襲来、ソニックがそれらを相手に立ち向かう形で、1話目でテイルス、2話目でエミー、3話目でナックルズ、とお馴染みのキャラが順番に登場する形で、まだまだキャラ紹介をしつつ冒険の序章、という感じで、スッキリ読めて楽しいのですが、私が期待してたのはそこじゃなかった。違う、そうじゃない。

 

毎話ごとに絵(アーティスト)が違うものの、カートゥーン的な絵柄なのもあってか、タッチの違いこそあれど、そんなに違和感無く読めますし、どのアーティストも上手いです。あ、キャラのデザインは映画みたいに左右の目が独立して無くて繋がってるタイプのゲームデザインのままなので安心。

 

映画の方も結局は大分マイルドに可愛く修正されちゃいましたけど、最初に予告で公開されてたあのキモイやつもそれはそれで怖いもの見たさであのまま見たかった気もしなくはない。

 

私は今は全くゲームやりませんが、昔はかなりやってました。サターンのおかげですっかりセガ派に。サターンの後にメガドラも買ったし、ドリームキャストくらいまでゲームやってたので、ソニックは「ソニックアドベンチャー2」くらいまでの知識で止まってます。

 

なので、ソニックシリーズのおおまかでいいからストーリーラインとか、確かこれ以前もソニックのアメコミは出てたはずなので、その辺りのコラムなり解説が欲しかった。

 

ゲームの「ソニックフォース」の後の話って知ったのは、Amazonにそう書いてあったから知ったのであって、本だけではその情報わかりませんし、そもそもこれ、「トランスフォーマー」とかと同じでIDWから出てるコミックという事すら書いてない。

 

帯に「ワイズ・パブリッシングアメコミ邦訳第1弾」とか書いてありますけど、良かったら次からその辺の情報とかつけてくれるとありがたいです。おそらくは対象年齢は低めに設定されてるとは思うのですが、多分、実際の購入層は結局おっさんがメインじゃないのかなぁ?2300円+税と、アメコミにしては価格は頑張ってくれてますが、フルカラーとは言え日本の漫画と比べたらそれでも高いですし。

 

絵柄は公式絵と比べても全く遜色ない感じで、見てて楽しいですし、そこはとても良いので、オタク向けにアメコミにおけるソニックの歴史みたいなものをつけてくれると2巻以降も購買意欲に繋がりますので是非お願いしたい。

 

古い知識で止まってる私が言うのもどうかというのはありつつ、ゲームのソニック好きな人ならおそらく楽しめると思うのでオススメ。