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ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦

ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦【DVD】

監督:竹本昇 脚本:荒川稔久
日本映画 2011年
☆☆☆★

 

東映特撮YouTube Officialにて「海賊戦隊ゴーカイジャー」絶賛配信中。
丁度16話まで配信されたので、時系列上は次の17話の前に入るこちらの映画版をタイミング合わせての視聴です。(映画の方は配信されてません)

 

ゴーカイジャーは私が戦隊にハマるきっかけになった作品ですので、とても好きな作品。中古のBDとか安いのあったときに確保してたりするのですが、飛び飛びでしか持ってない。ここから入って、過去の戦隊を見終えた時に、ゴーカイのレジェンド回を見直したりして、何度か見てるのですが、せっかく配信してますので、1話からまた見ております。うん、ゴーカイジャーやっぱ面白い。

 

ゴーカイジャーもリアルタイムでは見て無いのですが、なんか一度くらい戦隊もちゃんと見ておこうと思って、じゃあせっかくなら過去戦隊の勉強にもなるだろうしとゴーカイジャーを選びました。
半分くらいはレジェンド戦隊の話になるだろうから、本編の話もそんなに長く無く見れるかなという感じで最初は見てたのですが、ゴーカイの良い所は、レジェンド回であっても、あくまでゴーカイジャーのストーリーなんですよね。過去戦隊のレジェンドがゲストの特別回みたいな感じなんだろうなと思ってたのですがあくまでゲストに留めて、美味しい所を過去ヒーローが持って行ったりは決してしない。それでいつつ、ちゃんと先輩に経緯を払った使い方というのがとても良い。

 

同じような感じで先に見た「仮面ライダーディケイド」が正直何だこれ?っていう感じだったのに対して、ゴーカイはとても見やすいし、ちゃんとリスペクトがある。私が普段から、ライダーよりも戦隊派って言ってるのはそういう最初の印象の差もあるのかも。ディケイドはディケイドで、わかった上で見るなら別に悪くは無いのですが。

 

で、今回の映画版「199ヒーロー大決戦」。
本来なら本編終盤になってから前年戦隊とのVS作品があるのが通例ですが、35周年記念作品というのもあって、本編のストーリーに組み込む形で、前年の「天装戦隊ゴセイジャー」とのVSが早い段階で作られた戦隊では珍しい単発の80分映画。

 

夏のライダーとの併映作品だと30分ですし、VS映画も普通は60分くらいなので、これは割と特例な形。

 

TV本編のアバンで語られるレジェンド大戦の部分が少し掘り下げられて描かれてるのと、ゴーカイVSゴセイはいつもと同じくらいのフォーマットでやりつつ、「電子戦隊デンジマン」からデンジブルー、「五星戦隊ダイレンジャー」からリュウレンジャー、「特捜戦隊デカレンジャー」からデカピンクがゴーカイゴセイとは絡まない形での別パートドラマがあって、あとは最後に戦隊ロボ集結があるような形で、いつものVS物に+αがある感じの80分。

 

上記3人の他にレジェンド大戦パートと、大いなる力を授けるシーンで過去戦隊から本人が登場するシーンがやっぱり見所。

轟轟戦隊ボウケンジャー」からボウケンレッド、「炎神戦隊ゴーオンジャー」からゴーオンイエロー、「侍戦隊シンケンジャー」からシンケングリーン、シンケンゴールドと、その辺はゴーカイの後に全部観たので、またあいつらに会えたって感じの再演がとても嬉しい。見た目はみんな多少は歳とってますが、そりゃあ人間だもの歳はとるのが当たり前。

 

ボウケンジャーの赤石チーフはこの後のTVシリーズの方でも再度出てくれますのでそこもまた楽しみです。ボウケンジャーは割と好きな作品。

 

ああ、因みに肝心のメイン「ゴセイジャー」実はまだ見てません。まあでも、戦隊物の手慣れた手法ですので、この作品だけでも、なんとなくこういうキャラなんだろうな、というのが見えてくる作りなので、わからないからつまらんっていう事は無い。いつか本編観た後に見返すとまた新たな面白さに気付く事が出来る楽しみが残ってると好意的に捉えておきます。(一つの作品の本編観終わった時についでにVSも見るけど、やっぱ片方よりも両方の作品知ってた方が楽しめますしね)

 

丁度本編の方もバスコが登場してきて、いわゆる追加戦士のキーを使用。で、なんとかそれを手に入れたものの、実は番外戦士のキーも持ってるんだよね~って所の話まででしたので、映画の最初のパートでそこらへんのキャラが出るのもまた面白い。「獣拳戦隊ゲキレンジャー」リオ様&メレが居るのがなかなか熱い。しかも「魔法戦隊マジレンジャーウルザードファイヤーがそこしか出ないのに、ちゃんと磯辺さんの声ってのがすごく素敵です。(そして敵の声優もやたらと豪華)

 

希望を信じ、あきらめない心で何度でも立ち上がる、スーパー戦隊はこれまでもそれをずっと教えてくれてきたじゃないか、的なテーマも多少はやりつつも、そこを深く掘り下げて、語れる作品にまではなってないとは思いますが、これはこれで豪華な客演作品としてまずまずは面白い。

 

一つだけ気になるのは、終盤のゴーカイ&ゴセイチームと、レジェンドキーから生み出された過去戦隊のバトル。アメコミとかだと、ヒーローVSヒーローってすごくわくわくするのですが、スーパー戦隊でヒーロー同士のバトルシーンって、あまり見たくなかったなぁと感じてしまいます。ガワだけで中身が無いっていうのもあるし、かつてのヒーローがまるで雑兵のごとくバッタバッタと倒されるのを観るのは、なんだか居たたまれない気持ちになってしまいます。この作品を観るのは3回目か4回目くらいなのですが、初見の時から毎回そこがう~ん、ちょっとこういうシーンは見たくないんだよなぁと感じてしまいます。メットがアトラク面なのもちょっと気になる所。


最後にちょっとだけゴーカイシルバーが顔見せして、TV本編でも次回から鎧君登場。これが凄く良いキャラで、ゴーカイジャーの面子と違って先輩を超リスペクト。その落差が面白いし、説明役をこなしつつ、一人だけ地球人っていうのがラストに響いてくるんですよね。楽しみだなぁ。何回見てもゴーカイジャー面白くって好きです。

 

もし「スーパー戦隊」子供の頃に見てたとは思うけど、ちゃんとは観た事無いなぁという方が居ましたら、「海賊戦隊ゴーカイジャー」超オススメです。私自身がそうでしたし、過去戦隊知らなくてこっから見始めても全然OKですので是非。


映画『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』予告編

 

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