MARVELOUS 2020年
☆☆☆☆☆
1年間のありがとうをこめて!
キラやば~っ☆なスペシャルステージも映像化!
プリキュアシリーズ初、放送終了後のファン感謝祭イベントのソフト化。2020年2月23日 東京・中野サンプラザホール プレミアム公園を収録(ファミリー公演もダイジェスト収録)
仮面ライダーとかスーパー戦隊なんかでは近年は毎年行われてきたファイナルライブ公演。プリキュアでは今回のスタプリで初めて行われました。キャストのスケジュールもあるのかな?ライダーだと東京公演とかですが、戦隊は地方ツアーもあって、私は実際に行った事は無いのですが、仙台とかなら近いので、いつも迷います。プリキュアで仙台公演とかあるなら確実に行きたいんですけど、新人メインの戦隊と違って声優さんだと難しいかな?回数を重ねて定番化して、そこまでのスケジュール込みになってくれたら最高なのですが。
発売日を心待ちにしていて、まだかな~まだかな~あれ?発売日過ぎても届かない?なんで~?と思ってたらそもそも予約注文入れて無かった。こんなの買うに決まってるでしょ?と思ってもう買った気になってました。そんな感じで発売日を過ぎてから急いで注文。無事届きました。
主題歌やキャラソンライブ、描き下ろしアフターストリーの朗読劇や着ぐるみショー、生アフレコにキャストトークと盛りだくさんな内容。
アフターストーリーはアラサー女子になった5人の再会飲み会という、かなりはっちゃけた内容。キャラクターショーの方もそうですが、アドリブあり、メタネタありと結構ぶっとんだ要素も入れつつ、ちゃんと本編を補完するような内容で、脚本はシリーズ構成の村山さんがやってるのでそこは安心。
大人向けのプレミア公演を収録してますので、キャストも客も、スタプリが大好きな人達だけの愛ある空間が心から嬉しい。
プリキュアシリーズは1年間のTVシリーズ、2本の映画とアニメ本編だけでも面白いのですが、春映画と合わせての新シリーズお披露目記者会見、夏頃の「フェブリ」プリキュア特集号、秋映画の舞台挨拶とか、そこに合わせた「アニメージュ」プリキュア増刊号、そして終了後のコンプリートブック、勿論、その合間合間にあるインタビュー記事とか含めて、キャストの1年間を追いかけていくのもまたプリキュアの楽しみ方の一つで、結構大きい要素です。そこで更にこの最後の感謝祭が加わったと思うと、キャスト達のプリキュア体験をこうして一区切りつく所まで追いかけられるのは凄く嬉しい。
「私たちは星、姿形何もかも違うけど、使命みんなもつ」
スタプリの記事を書く度に何度も何度もこれ書いてきたけど、個性もスタンスも気持ちもそれぞれが違う、皆違うのが当たり前なんだと、でもそんなそれぞれの星を繋いで一つの星座になる。それがスタプリ。
これを描けたこと、これを体現する感じの皆が心から嬉しいし、なんだろう?なんか本当に奇跡みたいな作品だなと思う。んな事言ったらどんな作品だってよっぽど変な物じゃない限り特別な作品に決まってるんだけど、他の星(作品)には無い特別な個性と使命に溢れている作品だったなと改めて思う。
ひかる役のえいたそも自分で、私は本業声優じゃなくて業界的には宇宙人みたいな存在だし、って今回や他のインタビューでもよく言ってるんだけど、そこでえいたそを作中でも宇宙人設定のララ役でなく、更に言えば他の位置の個性的なキャラ立ちをしている飛び道具的なキャラクターじゃなくて、それを主人公に据えるという判断。これが圧倒的な奇跡の作品になった要因だと思うし、それが出来るのが、安定より攻めを選べる「プリキュア」というシリーズの強さでもあり面白さだと私は思う。
15周年記念で盛り上がって、SNSを中心に話題性みたいな所で「HUGプリ」から飛びついたファンにはちょっと伝わりにくかった印象のあるスタプリですけど、長年プリオタやってる身からすると、HUGも凄いし、スタプリも同じくらい凄い。ちゃんと別のベクトルでこんな凄い作品作れるんだ、と思える作品だった事は伝えていきたい。
戦隊もプリキュアも興味無い人にとっては、毎年同じような物やってるな、という印象だと思うのですが、そこをじっくり見ていくと、やっぱりそこは違うしその個性こそが面白味。入り口と同じものをついつい求めちゃうのはわかるけど、こういうのもあるのか、今度はこうきたか、を楽しめるようになってくるとまた違う視点で見れるようになると思うし、そういう視点で見た時のスタプリのこの圧倒的な個性。伝わってくれたら嬉しい。
でディスク1枚目は盛りだくさんな内容で、凄く満足度も高く、要所要所で泣かせつつ、最後まで楽しかったなぁと思った所で、特典ディスクとなる2枚目。ファミリー公演の方のダイジェスト収録だし、まあおまけかな?ぐらいに思ってたのですが、最後の最後に、全公演の最後のカーテンコールみたいなやつも入ってるじゃないですか。
もうね、これのえいたそが凄い。最後の挨拶をしちゃったらもうスタプリが終わってしまうと、このまま話続けてたら永遠に終わらないんじゃないかと、伸ばして伸ばして、あ~もう終わっちゃうよ~みたいな所が泣かせつつ面白いし、その名残惜しさがもう最高。
スタプリの作品の中の物語も最高だったけど、プリキュアになりたいという夢を叶えた「えいたその物語」もね、やっぱり愛すべき最高の物語だったなぁとちゃんと最後に思わせてくれる、そしてその姿を映像で残してくれていて、それを見れるってとても幸せ。
唯一の不満所は、「スタプリライブ」の時に書いた、パッケージがクリアグリーンだったら100億点!というのが残念ながら実現して無かった所。若干白っぽいクリアケースでした。う~ん、これは自分で探して入れ替えるか。2枚組なので探すの大変そうです。
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