GUARDIANS TEAM-UP VOL.2: UNLIKELY STORY
著:ビル・ウィリンガム、ニック・ジョバネッティ、ポール・シーア、レイ・フォークス、ハビエル・プリード、スコッティ・ヤング、ティム・シーリー(作)
ジオゴ・サイトー、ショーン・クリスタル、ベンガル、ハビエル・プリード、マイク・ノートン、ラモン・ペレズ(画)
刊:MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks
アメコミ 2017年
収録:GUARDIANS TEAM-UP #6-10(2015)
DEADPOOL TEAM-UP #883(2011)
☆☆
ガーディアンズの
銀河を巻き込んだ戦いは
まだまだ終わらない――
「ガーディアンズ・チームアップ」の2巻目。
ガーディアンズ系列誌のリニューアルもあって#10で完結。と言っても1話完結のオムニバスなので特にクライマックス的なものがあるわけではない。
#6 ガモーラ&ナイトクローラー
とある惑星の剣術大会に出場するガモーラとX-MENのナイトクローラー。互いに決勝戦まで勝ち進み、激突するかと思われたが・・・VSじゃなくあくまでチームアップですしね。
不殺を貫くナイトクローラーに対し、宇宙で最も危険な暗殺者であるガモーラ。どこまでもカートはいいやつでした。
#7 ドラックス&アントマン
アントマンは映画に合わせてスコット・ラングの方。
「セカンドチャンスマン」の延長の設定っぽく、アントマン警備保障でグリズリーとかも登場。空気を読まないドラックスが地球でスコットとデコボココンビを結成。
たまに出てくるマーベルユニバース屈指の最強武器(?)アルティメットヌリファイヤーとかも登場するけどあくまでコメディ。
#8 グルート&シルバーサーファー
サイレント作品。の割にちょっと絵はわかりやすくもないかも?
一枚絵は割とカッコいいけどアクションとか何やってるかあまりよくわからん。
#9 スターロード&スパイダーマン
絵がオルタナ系。というか話もそんな感じ。そっち方向で有名な作家さんなのかな?ハビエル・プリードという方が脚本&絵の両方を担当。
スパイディ&ハイドラ(ヒドラ)でスパイドラ!とかいうネタはなかなか面白いかも。
#10(最終号) ロケット&デッドプール
デップー色強し。ロケットが常識人っぽく見える。
ケーブルネタは面白い。最後にちょっとケーブル本人が出てきて、また組む?今度は「ケーブル&デッドプール」じゃなくて「デッドプール&ケーブル」になるけどね、と言ってる同月に「スプリットセカンド」が刊行されたのだとか。
特別収録として
デッドプール・チームアップ#883(2011)も収録。
こっちはガーディアンズ関係無し。
ディフォルメ絵でよくカバーなんかをやってるスコッティ・ヤングがアートの方じゃ無く脚本をやってる。
#900からスタートして号数が減って行って、これが最終号だとか。銀行口座がマイナスになってしまったデッドプールが暗殺業務をマーベルユニバースの大物ヴィランに売り込みまくるも誰にも相手にされず。ヴィランの中にアイアンマンまで混ざってるのはご愛敬。
そんな時にギャラクタスの先触れ募集広告(何だそれ)に応募。見事に採用決定。コズミックパワーを与えられたデッドプールは先触れとして次々とギャラクタスに惑星を差し出すも、その悪行にシルバーサーファーが立ちふさがり・・・。
という事でガーディアンズ・チームアップ誌でした。
基本的にコメディー物が多く、各々のキャラクターを知るには良いかもしれませんが、1冊目と合わせて若干微妙かも。コンセプト通り、ガーディアンズは映画でやっと日の目を見たキャラクターばかりで、尚且つ宇宙物と言う事であまり他のマーベルキャラとの絡みが少なかった中で、色々な顔合わせを見れる、みたいな所に価値があるといった所でしょうか。
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