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UFO真相検証ファイルPart2 衝撃!カメラに映った宇宙人たち


映画『UFO真相検証ファイルPart2/衝撃!カメラに映った宇宙人たち』予告編

原題:BEYOND THE SPECTRUM: MAUSSAN'S UO FILES & HUMANOIDS
監督・制作・撮影:ダーシー・ウィアー
アメリカ映画 2019年

<ストーリー>
2020年4月27日、米国防総省はUFOを撮影した3本の映像の機密を解除して正式公開し、すでに流出していた同映像が、2004年に米空軍によって撮影された 本物であると発表した。本作は同映像が始めてテレビで紹介された際のニュース映像をはじめ、様々なUFOおよび宇宙人ヒューマノイドの姿を捉えた 決定的瞬間を集め、再検証していく真実のドキュメンタリーである。


このトンチキなUFOドキュメンタリーが2本も続けて公開されるというまさに予測不可能な緊急事態。まさに、それこそがアブダクション体験なのではないかという仮説を立てたpart1に続いて、part2も見て来ました。

 

前回は予想通りというかの劇場一人鑑賞でしたが、何と今回は私を含め3人も居ました。物好きな人も居るもんだなぁと思いつつ(お前が言うなって話だけど)アブダクションに絞ったpart1と違って、宇宙人を映したフィルムが見れるというのなら、やはり前作以上には大衆性があるのかと思います。

 

1人と3人なら3倍ですから。統計学的にも大衆性という面では十分な数字ですよね。思わず、同志よと話しかけたくなったりもしつつ、いやいやいやいやちょっと待てと。彼等はヒューマノイド型の宇宙人で無いと言う証拠はどこにもない。レチクル座星人が、他の星の宇宙人を調査する為にと、この映画館に集った可能性は否定しきれません。やはりここは話しかけないのが正解だったと今は思い返しています。

 

まさかのバーニー・ヒルの肉声が聴けた1作目。しかも、wikiペディアに必死に抗おうとするUFO研究家の姿という、幾層にも重なったメタフィクション要素に高度なリテラシーが要求されるような、クソ映・・・いやいや歴史の狭間に封印されるとても貴重な作品でしたし、2作目も期待に胸を躍らせずにはいられません。


アメリカ国防総省が公式に認めたUFO映像。これ、大槻教授ならこんなのはプラズマだ!っていう奴ですよ。確か、日本でも今年こんな感じの映像が話題になってませんでしたっけ?光球がフワフワ浮いてる奴。まさしく未確認飛行物体に他なりません。

 

そして、日本でもその手の番組で公開されてて、恐らくyoutubeとかでも探すと割と簡単にみつかるであろう、あの柱の陰から長い手を伸ばす宇宙人。何と、日本でも検証しにTVクルーが訪れたと紹介され、一緒に検証したその様子もちょっとだけ映し出されます。何とも誇るべきというか、恥ずかしいというかとても複雑な気持ちにさせられました。


しかもあれ、どうも次元の扉を開いてワープしたらしいのです。数年は残ってたらしいのですが、異常な数値を示すガイガーカウンターがその証拠なのだそうな。

 

えっ?あれ宇宙人も原子力使ってるの?昔のドキュメンタリーとかだと、高度な科学文明を持つ地球外生命体が、環境を破壊し続ける地球への警告メッセージなんだとかよく言ってたけど、お前らも放射能ダダ漏れじゃねーか。

 

グレイ型宇宙人はミュータント説の方に近いのかもしれない。福島原発であれだけの人災を起こしておいて、しかも汚染処理水は海に放出しちゃいまぁ~すとかやってる原発大好き自民党の未来の姿っかもしれない。菅さんゼイリブ星人っぽいからな。う~ん、社会派!

 

とまあその辺までは正直、見た事ある映像ばっかだったのですが、後半の透明な宇宙人とかは初見でした。肉眼では見えないけど、カメラにだけは映るとかもあるのね。つーか奴らはプレデター系譜なのかも。科学的な光学迷彩なのか、それとも次元の違う存在なのか、その辺りはよくわからず。

 

ところでこれ、同じ言い回しを2回くらい繰り返すシーン、何回もありませんでした?エンドクレジットも同じような奴が2度流れてましたし、これ、作中のUFO研究家でジャーナリストのハイメ・マウサンがやってるっていうTV番組を2本繋げただけのものなのかな?ある種、TV番組でよくやる「真相はCMのあと!」みたいなので、CM明けると少し前の部分から繰り返しまたやって、はよ結果見せろ!みたいな感じをある意味彷彿とさせられたのですが、そこもあえて狙ったものだったでしょうか?

 

ハイメ・マウサンさん、ちゃんとしたキャリアのある有名なジャーナリストのようなのですが、この人は基本的に、嘘だと言う証拠が無ければ真実の可能性は否定しない、という感じの人。つーかそれ所謂「悪魔の証明」ってやつじゃないかしらん。

 

うん、そんな事を思いながら、結局はこれ!という感じのものもなくただダラ~っと最後まで終わってしまった。日本のかつてのUFO特番とか、あれ良く出来てたんだなぁと今更思います。だってすげぇワクワクしたもの。

 

そして、今だと本物と区別のつかないCGとかもう作る気になれば作れちゃいますし、それこそスマホとかでも十分に綺麗な映像を誰でも残せますが、ケータイ初期の頃の解像度の浅いザラついた映像くらいの時が一番の華だったのかなぁとかも思ってしまった。あのザラザラした映像だからこそリアリティも生まれてくる。

監視カメラの映像くらいだと、今でもまだそこまでは解像度高くないんでしょうけど、そこもスッキリクッキリ映像にいずれはなっちゃうのでしょう。TVと同じように、4K映像で宇宙人の毛穴までクッキリ見えてくる時代がいつかくるのかと思うと、それはそれで感慨深いです。宇宙人に毛穴あるのか知らんけど。

 

そう思うと、こういう編集の雑さもきっと味なのではないでしょうか。


そう、これはテクノロジーとメディアに翻弄される地球人の未来を嘆いた、宇宙からのメッセージなのではないだろうか、と今は信じたい。

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