僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

君は「MIHOシネマ」を知っているか

皆さまごきげんよう

ツイッターの方でちょこちょこ「いいね」とか「リツイート」いただいている映画情報サイト「MIHOシネマ」様よりお声掛けいただき、私なりのスタイルで構わないので、というお話でしたので、せっかくですので今回はそちらの方のお話をさせていただきます。

 

1.MIHOシネマとは
2.MIHOシネマの特徴
3.MIHOシネマのここが凄い

その他、「MIHOシネマ」について僕はこんな事を考えている


■その1、MIHOシネマとは。

サイトはこちら

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mihocinema.com

そしてツイッターがこちらになります

twitter.com「映画のあらすじ解説の総合メディア」というあまり聞いた事が無い肩書を使ってますね。

 

■その2、MIHOシネマの特徴。

先ほど触れたように、あらすじ解説がMIHOシネマさんの特徴です。
所謂よくあるレビュー系とは違っていて、起承転結の形で、映画の最初からラストまでのあらすじが掲載されています。

 

重要なネタバレなどがある場合は、ネタバレありの表記もありますので、そこまでは見たくない、或いは逆にそのネタバレが目的の方などは用途に合わせて参考にされてみてはいかがでしょうか。

 

所謂映画の1幕目、イントロダクション的なものは公式サイトや映画データベースにも大概載っていますが、作品全体のあらすじ、おおすじが丁寧に掲載されているのは割と珍しいのではないでしょうか。

 


■その3、MIHOシネマのここが凄い

2020年11月現在、8000以上の作品が掲載されています。
勿論、企業が運営するようなほぼ全てに近い作品が載っているデータベース的なサイトには及びませんが、そういった所では映画全体の筋までは掲載されていないものですので、個人サイトとしては8000というのは相当の数です。これは凄い。

 

そして何より、マイナーなB級作品なんかが数多く掲載されているのが映画好きにとっては非常に面白い部分です。毎日の更新を見ているだけで、何この聞いたこと無いタイトル、みたいな作品が次々取り上げられるのでその辺りも面白味です。

 

おすすめ映画や、サブスク配信の情報なんかもありますので、是非、足を運んでみてください。

以上、MIHOシネマさんのご紹介でした。

 

 

ここから先はいつものやり方でMIHOシネマさんを語ってみたいと思います。
お時間のある方だけ読んでいただければ幸いです。

■「MIHOシネマ」について僕はこんな事を考えている

ええと、私のブログは昔ながらの熱量重視で思った事、感じた事などをただひたすら書きなぐる、という形です。自分でもちょっと読みにくいなとは思いつつ、昔は映画ブログはこういうの結構ありましたので、そういったスタイルなりの面白さがあるだろうと思って2020年1月より再びブログの世界に戻ってきました。

 

「昔ながらの」というのはブログを再開するにあたり、映画の感想とかを検索したりしてみた所、かなりの頻度で内容の薄いアフィリエイト系のブログにひっかかるのが気になった所でした。恐らくは、昔からずっと続けてる人は居るんだとは思いますが、感想系とかは検索上位には入りにくい感じになっているのかと思われます。

 

最初は何これと正直思ったのですが、昔はインターネットと言えばパソコンでやるのが普通な時代。でも、今はスマホが主流ですよね。私みたいに長い文章をダラダラと書くよりも、わかりやすさが必要とされる時代なのでしょう。それは書く方も見る方も両方です。

 

ふっ、時代が変わったようだな、まさか坊やみたいなのがブロガーだとは・・・とは言いませんが、当然、私が前のブログをやっていたのは10年とか前の話。変わらない時代などそりゃありません。

 

さてここでMIHOシネマさんの話になります。
最初観た時にはよくあるアフィリエイトブログかなと思ったのですが、その掲載作品数の多さと、マイナーB級映画なんかも沢山あるのが面白いなと思いました。

 

そしてご覧頂くとわかるのですが、感想と言うより「あらすじ」がメインのコンテンツになっています。実はこれ、結構珍しいんじゃないかと。

 

私も感想を書く時は公式サイトとかからイントロダクションを引っ張ってくるのですが(昔はあらすじも自力で書いてたけど、今は流石にそこまで時間使えないので)当然そこは映画で言う所の一幕目くらいまでの情報になります。


こんな人物や設定で、それが映画の中でこれからどうなるのか?くらいまでですよね。普通の感想系ブログなんかでは、大体そんな感じが多いかと思われます。

 

そういう部分では、MIHOシネマさんって、映画の感想とかを求めてしまうと弱いのですが、そこにはまた別の価値があるんだろうなと思いますし、他の人がやっていない事をやっているのはあきらかな強みです。


私は他人と同じ価値を見出して共感を得る面白さもありつつ、逆に違うからこその面白味や発見もとても好きです。

 

映画のネタバレを載せてページビューを稼ぐタイプの商業系ブログも今は沢山あって、私はそういうのあまり好みませんが、それはそれで安易な単純明快さを求めてしまう今時らしい方向性ですし、それこそある意味ネットの利点みたいな部分もあったりしますしね。

 

ただ、そういう安易さに単純に走ってるだけ、とは言い切れないのがMIHOシネマの面白い所だなと思うし、凄い所です。わざわざ起承転結に分けて、あらすじを丁寧に書いてらっしゃる。

 

これね、読むほうは簡単だけど、実は書く方は結構大変な作業です。どういったスタイルであのあらすじを書いてるのかはわかりませんが、私も昔、簡単なあらすじまで自分の文章で書いてた時、結構それに時間をとられてました。あらすじって簡単なようで書くのは大変なのよ。

 

でも、自分で考えて書いてるとそれはそれで、「ああこの映画はこういう形だったんだ」だとか「あれ?この構造は映画の序盤と終盤で対になってたりする?」とか、書いてみて初めてわかる話の立て方や人物の置き方、映画を作る側の視点だったりが透けて見えたりする部分って結構あったりします。

 

時には、つまんない映画だったな、と見終わった時には感じても、そうやって構造なんかを含めて映画を再考していくと、「実はこの映画面白いんじゃね?」なんて思う事もしばしば。

 

映画って、基本的にはエンターテインメントなんだから、なんて言われる事もよくありますが、映画ってそんな単純なものではありません。何も映画は難しいものなんだって言いたいんじゃなくて、もっと多層的な構造になっていて、いくらでも踏み込める奥深いものなんだよ、という事です。映画に限らず、そんなの何にでも言える話ですけどね。

 

とにかく、言いたい事をまとめると「あらすじ」と簡単に言っても、そこから見えてくるものはいくらでもあって、これが結構大変なもので、そこを丁寧にやっているMIHOシネマは凄いんじゃないか?という話。

 

大変なので私はもう自分ではやりません。今はそこすっとばして感想を書いてます。そんな大変な事を律儀にやっている人がいらっしゃるなら、そこはちょっと言い方悪いかもしれませんが、有意義に使わせていただきましょうと。

 

「映画の最後までをあらすじでまとめる」というのは意外とやってる人が居ないので、調べ物をする時なんかは凄く便利なのです。手間をかけているものには、やはりそこにかかった手間や時間なりの価値があるものです。

 

単純なデータベースとしてなら、フィルマークスとか個人で無く企業が運営してるようなサイトの方がそりゃ充実してます。でも、そこに無いものがあるからこそ価値が生まれる。

 

このたびお話をいただいて、単純なアフィリエイト稼ぎだけのサイトでしたら正直、わざわざ紹介しないしお断りしてたと思います。ある意味、私がやってるようなブログとは真逆の価値観みたいなもんですし。

 

いかにもアフィリエイト稼ぎでやってる所って有名な売れ筋作品の紹介ばっかなんですよ。そりゃマイナーな作品を紹介したってページビュー稼げないし。

 

MIHOシネマ面白いなと思ったのは、こんなの誰も知らないだろうって言うB級作品とかも山ほど紹介されてるとこです。通好みの、監督の名前で通じるような知ってる人は知っているような奴とかじゃないですよ。いやそれ誰が見てもB級な奴だろっていう作品がとても多い。

 

一つ一つの記事に見られるサブスクの情報も載せてますので、基本的には商業ベースのブログかなとは思うのですが、そういうB級もまた愛すべき映画でしょ?っていう感じが映画好きとしては面白いですし、ネット上にデータとして残るなら、それ実は結構な資産になると思われます。

 

繰り返しになりますが、他の人がやらない事をやる、というのはとても大切な事。それは商品・商売としてもそうですし、個々の思いの詰まった作品としてもそうです。

 

今回、お話をいただいて、どうしよう?何書こうかなと思いましたが、いつもやってる感じで私の思いもついでに書いちゃえ、と指を走らせてみたのでした。物事は何でも視点一つでいくらでも変わるものです。そこは楽しいよね、という話でした。