僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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デッドプール VS. パニッシャー

デッドプール VS. パニッシャー (ShoPro Books)

Deadpool vs. The Punisher
著:フレッド・ヴァン・レンテ(作) ペレ・ペレス(画)
訳:高木亮
刊:MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks
アメコミ 2020年
収録:Deadpool vs. The Punisher #1-5(2017)
☆☆

 

※過激につき
良い子は
読んじゃダメ♥

MARVELが誇る
アンチヒーローが激突!
モラル無視のド派手な戦い!
勝者はどっちだ!


マーベル邦訳版新刊。久々に出ましたデッドプール
一時期はやたらとデップーとDCのハーレイクインが結構出てましたが、そこはやっぱり売れてるから。続き読みたいのに続刊が出ない邦訳アメコミとか山ほどありますし、売れない物はあっさり切られる悲しい世界。個別タイトルは1冊しか出て無いものとかもいっぱいありますね。

 

実はデップーはあまり好きなキャラクターでは無いので、邦訳が出始めた初期の頃はその度に読んでましたが、その後は結構飛び飛びでしか読んで無い。買うだけは買ってるんですけどね。でもこれだけ数が出てるのにデップー初出の話が邦訳版出て無いのはちょっと残念。「Xフォース」でしたっけ?いつか出てくれるの待ってます。90年代Xタイトルは私がアメコミに入るきっかでもありましたし、尚更そこは切望。

 

それはともかく、今はブログも書いてますし、単発で読めるミニシリーズとしてせっかくですので買ったばかりのこの作品も読んでおくことに。

 

デッドプールのお金を管理しているバンク=銀行は闇社会との繋がりが強く、そこに狙いを定めたパニッシャーが処刑執行に現れる。逃亡するバンクを追う二人の前に、タスクマスターが立ちふさがる。

 

うん、タスキーが出てるのが良かった。ちゃんとタスクマスターらしい立ち振る舞いと立ち位置なので、そこに関しては満足。トリッキーなデッドプールがタスキーとそこそこ戦えるのはわかるのですが、パニッシャーも意外と健闘してるのが意外な感じです。ただ勿論、相当に必死。

 

なんとか共闘して奇策でタスクマスターを退け、めでたしめでたし・・・では当然終わりません。タイトル通り、何だかんだと最初から最後まで幾度も戦う事になるデップーとパニッシャー

 

1話毎にラストでどちらか勝利の表記が入るのですが、3話目のラウンド3のラスト、デップーが撃ち抜かれて倒れてるのに何故デップーの勝利?そこだけよくわかりませぬ。

 

ヒーリングファクター持ちのデップーなので、半分死にかけても全然大丈夫と便利な感じにやられまくります。パニッシャーも勿論、その度にダメージを受けつつですが、基本的に一般人でスーパーパワー無しですので、デップーほど手痛いダメージは何とかまぬがれて、そこはね、話の都合で仕方ないよねなんて風に思いつつも、これがラストなら存分にやられても大丈夫だろうと、後半になるほどガチ具合が大きくなってそこは面白かった部分。

 

パニッシャーも90年代はアンチヒーローの代表格として凄く人気のあったキャラですが、そこは割と時代があってこそ。バブルがあってこそアンチも個性が際立つわけで、逆にこういう暗い世の中の時代になると、逆にアベンジャーズみたいな王道ヒーローがより輝く、というのも面白い部分です。

 

パニッシャーが悪をバンバン裁いていくカッコよさ、というより生身の体で必死に生き抜く悲壮感、みたいな所の方がキャラとしては輝くという感じに変わってきたんでしょうかね。少なくとも今回の作品ではそんな感じでした。

 

あとはタスクマスターの良さは先に触れましたが、同じ髑髏マスクのキャラでドン・オブ・ザ・デッドというメキシカンハットのB級ヴィランが出てたりしたのもちょっと面白かった。

 

不朽の名作、って感じの作品では無いですが、それなりには楽しめました。

 

 

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