ネット配信 人形劇 全40話+特番2回 2020-21
☆☆☆☆
遂にヒープリ最終回を迎えました。
感想を書いてたんですけど、色々と書きたい事が多すぎてすぐに書き終わる気配が無いので、15分くらいでサクッと書いた繋ぎでこちら。
コロナ禍での中断リピート放送時に、新作エピソードが見れない代わりに、という感じでおそらく企画されたであろうこの番組。
ラビリン、ペギタン、ニャトランのぬいぐるみを動かしてそれに声を当てるという低予算短編番組ですが、実はこれが意外と面白くて、ヒープリ再開後もそのまま最終回まで並走する形で継続。
基本的には台本ありきなんでしょうけど、ペギタンの突っ込みとかは結構アドリブらしく、声優さんが勝手に暴走して遊んでるって程までには行かないまでも、間とか言い回しとかでギリギリ声優さんが遊んでる感じの非常に面白いバランスでした。
あくまでプリキュアに付随する番組ですので、決して声優さんが内輪で好き勝手やってる声優バラエティーみたいな所までは行かない所が逆に味。生放送のスペシャル会とかもあったんですけど、そこだとよりリアルタイム感のあるアドリブとかが、スレスレな感じで非常に面白かった。ニャトランのボケに対して「クセが強い!」ってつっこむラビリンに爆笑した思い出があります。
「知っているのか雷電」ならぬ、「知っているのかペギタン」というペギタンの博学っぷりと、ニャトランの斜め上を行くボケに、ラビリンが突っ込むという役回りが上手く出来ていて、実にこれが面白かった。前半はわりと手探り感があるんですけど、後半になるにつれて、結構声優さんが遊んでる感じがして段々と面白くなっていきます。
TVシリーズ本編でもペギタンは真面目に勉強して博学な部分とかはもちろんありましたけど、それを通り越してもはや何でも知ってるペギタンとか、ひたすらボケ倒すニャトランに、ドキドキしながら突っ込むラビリンと、要は個性がより強調されてるんですよね。
クッキング系だと、結局我慢できずにカップめんを食うニャトランとか天丼のボケも秀逸で、予想していた以上に面白く見れました。
おそらくトロプリで継続するようなコンテンツは無いと思うし、2020年だったからこそ、出来ることをやろうっていう部分があって、そういう意味ではこれもヒープリの一つの形にはなったのかなと個人的には思ってます。