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トロピカル〜ジュ! プリキュア 主題歌シングル

トロピカル〜ジュ! プリキュア 主題歌シングル【CD+DVD】 (特典なし)

発売: Marvelous 2021年
☆☆☆☆


という事でやっと発売されました「トロピカル〜ジュ! プリキュア」OP&EDの主題歌シングルCD。
何度か書いてますが、サブスクでも良いんですけど、恒例になってるのとお布施のつもりで未だにプリキュアのみはCDを買い続けている私。
すぐIpodに入れちゃうんですけどね。ある意味コレクション的な部分もありますが、私は決して裕福ではないので、これがいつまで続くかな?みたいな所はある。

 

今回、帯にコメント的なものが書いてないですが、歌詞カードが半透明の用紙で、OPが空、EDが海の背景が透けて見えるという、ちょっとお洒落な作り。こういう拘りは素敵です。

 

プリキュアにおけるお洒落要素とか今回のテーマにもなってるメイクとか、おっさんな私には正直全くピンと来ない部分ではありますが、そういう所はやはり女の子向け作品だなとは思う。コスチュームも数年前からシースルー素材が入るようになったのは、女の子に人気だからその要素は入れて欲しいってスポンサーサイドからの要望のようですし、なかなかに興味深くはある。

 

CDのピクチャーレーベルもフルーツの断面に各キャラとロゴが配置という感じになっててなかなか面白い。

 

仕事してる人だとわかりますが、どんな仕事でもこだわりとか色々あったりするものですし、ただのやっつけではなく、少しでも良い仕事をしようっていうのが伝わるのはとても良いです。

 


そんな感じで1曲目はOP
■M1 「Viva! Spark!トロピカル~ジュ! プリキュア
 歌:Machico 作詞:大森祥子 作曲・編曲:EFFY

ノリが良くて映像と共に、これぞトロプリ!という感じが出てて非常にらしさ満点の楽曲。やっぱりOPはその作品の看板ですしね。

 

歌うのは「プリアラ」でのあおちゃんが憧れる先輩シンガーの岬さんを演じた後に、前作「ヒープリ」では前期EDを担当したMachicoさん。

 

個人的にはヒープリ感謝祭での映画EDを披露してくれた姿が物凄く印象的で、そこで一気に好きになりました。なんか歌う前はちょっとオドオドしてたんですけど、歌に魂を込めてたのが伝わってとっても良かった。
アイドルマスターの声優もやってるんですね。私はアイマスは初代とデレマスのアニメ版しか触れてませんが、ただ綺麗に歌う事じゃなくて、そこに思いを込めるっていうのを出来る人なら十分な人かなと思います。有象無象の中でただ埋もれはしないでいられるだろうというか。

 

歌詞が大森祥子で、プリキュアのOPは「Goプリ」「プリアラ」以来かな。「映画スタプリ」でのTwinkle Starsとか超絶に良い仕事してます。そういやプリアラOPの駒形さんもアイマス声優でしたっけか。

 

プリキュアでは割と昔からありますが、歌詞にちょこちょこ英単語を挟むのが面白くて素敵。言葉遊び的なものの方がプリキュア感は出るような印象もあるけど、(「シャイでいちゃSON 歌おうよSONG」的なやつね)英単語も子供にはわからないかもしれないけど、ノリと勢いでそこは良い、という感じで、とにかく楽しい1曲。

2番の歌詞が失敗してもめげないよ、みたいな感じで、そこも良いです。ヒーローソングは前向きで明るくなれるのが良さですから。

 

 

■M2「トロピカ I・N・G」
 歌:吉武千颯 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:馬瀬みさき(Lantan)

そしてこちらのEDは「スタプリ」EDで80年代レトロポップという、本人にとってはちょっとわけわかんない物であろう曲をかわいく歌った吉武千颯が担当。OPが真夏の太陽なら、こちらは南風って感じのイメージでしょうか。

 

歌詞の「女の子よ凛々しく進め」がまさにプリキュアです。自分の足で凛々しく立つ事、それがプリキュア、っていうのは初代から言われてた事ですが、男性目線でこの「凛々しく」ってなかなか出ない言葉だと思うので、それが継承されてるって本当に素晴らしい。

 

ジェンダー論的な部分で、男性社会における女性性の押しつけって、やっぱり女性は可愛くだのやさしくだのを求めてくるっていうのあると思うけど、その「やさしさ」は、押しつけるもの、押しつけられるものじゃないよっていうのをまさに前作の「ヒープリ」はテーマとして描いたわけで、そういう要素があるのが私としてはプリキュアの魅力だなぁと思ってたりする。

 

今回のトロプリも、一見は、暗い世の中を明るくするノリと勢いのおバカプリキュア、っぽい表面を装いつつ、それでもその背後に色々と潜ませてある辺りが面白いポイントになってるように感じてます。

 

全く関係無いけど、同じニチアサ枠で「ゼンカイジャー」のピンク枠、マジーヌさんが残念系女子で個人的にメチャメチャツボってます。「キラメイ」のセナお嬢様みたいな100%ヒロインも好きですが、こっちはこっちでやっぱり好きになってしまう。近年になってより色々な幅が描かれやすくなったのは本当に良い傾向だなと思うし、単純に面白い。

 

何はともあれ、トロプリも今の所十分に面白いですし、ここからもおそらく要所要所で入るであろう土田監督演出回で更に上乗せされていくであろう事を期待して楽しみに毎週見て行きたいと思います。

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