僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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ハートキャッチプリキュア! 21~30話

ハートキャッチプリキュア!【8】 [DVD]

HEARTCATCH PRECURE!
シリーズディレクター:長峯達也
TVアニメ 全49話 2010-11
☆☆☆☆

 

10話毎無料配信3週目。
ここはキュアサンシャインのターン。
実はサンシャイン/いつきって他の3人と比べるとちょっとシリーズ通してのドラマとしては弱いかなという印象もあって、そんなには思い入れの無いキャラだったりしたのですが、こうして見返してみるといつきなのりの魅力とか面白い部分はちゃんとあって、やはりハートキャッチはあなどれない。素直に面白いです。


■21話 妖精アドベンチャー! プリキュアスカウト作戦です!!

伝説のキュアファイヤー回です。
鶴崎先生がこころの花を奪われるという話ですが、おばけが怖いというちょっと可愛い悩み。視聴者の子供達とか、つぼみら中学生にとっては、大人って何でも出来る人とまだ多分思ってる年代のはず。でも大人でも実はそんなに変わらないんだよっていう話を入れるのはなかなか面白い部分だと思う。
あとこの回、おばけデザトリアンのアクションが何気に凄いです。


■22話 ついに見つけました!! 3人目のプリキュア!!

園芸部部長あや先輩登場回。この人もハトに多いメガネキャラですね。先輩だけど頼り無い感じが可愛くって私は割と好き。
一応、えりかにファッション部に誘われる時、園芸部とかけもちでいいなら、ってつぼみは言ってたんですけど、ここで初めて描かれるというえりかでなくても突っ込みたくなる部分です。

そしてこの回はゴーヤデザトリアン。あなた昔ラスボスやってませんでしたっけ?とつい言ってしまいたくなります。しかもこの回、演出が小村さんなんですよね。つーかそもそも園芸部がゴーヤを育てるものなのか?っていう。

今回、クモジャキーと互角に渡り合うブロッサムが描かれて、かなり成長している様子も描かれるのがポイントかな。
あと、園芸部でつぼみが育ててる花がつぼみのこころの花なのかな?わたしは花とか詳しく無いので見た目で何の花なのかとかわかりませんが、つぼみはデザトリアン化されてないので、つぼみのこころの花って何か作中では描かれて無いんですよね。(調べたら漫画版ではサクラになってるらしいけど)


■23話 キュアサンシャイン誕生ですっ!!

遂にキュアサンシャイン登場。
エフェクトも含めた作画枚数が異常な枚数になったという変身バンクは今でも語り継がれる程伝説になってますね。追加戦士登場回という重要な回なので作画監督が馬越さんが入ってます。

あと何気にデザトリアン化されたさつきの心の叫びが凄く悲痛で痛々しい。この辺りになると慣れてきてるからか、金田朋子のデザトリアンの叫びが、コミカルなんだけど同時に物凄く痛々しくもなってきてて、その辺りはハートキャッチならではの魅力の一つにもなってる。


■24話 こころの大樹の危機! プリキュア、飛びますっ!!

前回は話の途中で終わったので、実質前後編。
前編でシャイニーパフュームを売って、この週はシャイニータンバリンを売る、というマーケティング的にも上手く考えてある気がする。

妖精のマント化がここで初めて描かれて、こころの大樹へ。それを追うダークプリキュアに、ようやっとここで一矢報いる・・・まではいかないか。ここまで一度も勝てなかったダークプリキュアから何とかこころの大樹を守り切った、くらいでしょうか。3人でも勝ち星を奪うまでには至らず・・・という。


■25話 海へゴーです! いつきウキウキ夏合宿!

合宿回前編。
サンシャイン登場後としてここからOP一部カット変更、アイキャッチ変更に3人バンクも。そしてEDがここから後期「Tomorrow Song 〜あしたのうた〜」に。
この後期ED、メチャメチャ好きなんですよ。一時期はこれ聞く度に涙流してました。まあその辺は主題歌CDの時にでも書こう。


今回はデザトリアン無し、で3幹部と直接対決。久々のシュシュっと気分でドーピングなんかもしながら(ここで3回目かな?)しのぎつつ、流石は追加戦士補正というべきか、ここでサンシャインがサソリーナを浄化させかける。

後は学園祭への附言もあって後半への前振りなんかもしてある。


■26話 勇気を出して! 友達になるって素敵なんです!!

合宿回後編。
今は普通にやるようになったけど、プリキュアでは結構話題になる水着NGうんぬんっていうのとも実は絡んでる回です。
序盤、ファッション部で水かけっこをしてるシーンがあるのですが、最初はここ水着だったそうで、関係各所にも了承をとっていたものの、監督的には可愛いわが子たちを好奇の目で見られるのは嫌だなって事になり、結局は服を着せる事に。
極端に違和感があるわけでは無いんですけど、その辺を知ってると、確かに服着たまま水遊びしてるのもちょっと変かもとは感じるシーンです。

ファッション部ではなみなみ以外では確か唯一デザトリアン化したのがこの回のなおみちゃんですが、なみなみと名前が似てるので私はなかなか覚えられん。友達になりたいけど、どう仲良くなったら良いのかわからないっていうのは子供達にとっては結構親身な悩みかも。


■27話 おじいちゃんはイケメンさん? キュアフラワーの初恋です!

薫子さん回。鎌倉の実家広いな。おばあちゃんは学生時代は空手のチャンピオンだった、というのが明かされるのとここまで何度かピンチを救ってくれた謎のイケメンさんはおばあちゃんの旦那さんの空さんだった?というのも明かされる。ただこの回では正体までは明言されず。

つぼみのおさななじみのみつる君が青春してて非常に微笑ましい。


■28話 サバーク史上最大の作戦! 夏休みの宿題おわりません!!

プリキュア史においても結構な伝説回。
夏休みのえりかのダラケっぷりに、宿題も終わらず学校を壊しに行ったデザトリアンについ同情してしまうマリンというヒーローにあるまじき姿が描かれる。ここでえりか最高だなって思った人も多いのでは。

大量のデザトリアンの出現とミニデザトリアンも面白いし解決後のこころの種大量プリプリも非常におかしい。ギャグ回に徹してて最高の1話。


■29話 夏、ラストスパート! 私のドレスできました!!

今回見返してて、この話、物凄く痛々しくてグッと来てしまった。

クラスメイトの林君の京都から東京まで自転車でゴールするという夏休みの目標、箱根があまりにもキツすぎて、怪我したのもあってそこだけバスに乗っちゃうんですよね。
勿論、ゴールの瞬間しか知らないクラスメイトや先生からは、凄い事をやり遂げたな!って称賛を受けるんだけど、そこを正直に言えない林君は皆に嘘をついてしまったんじゃないか?自分は逃げたんじゃないか?と一人悶々としてしまうと。

この林君の痛み!
誰も見て無いからってズルをしちゃったり、見栄とか自己弁護で嘘をついてしまう。これね、大なり小なり誰でもあると思うんですよね。でも、ここで心に葛藤が生まれるかどうかっていう所が差みたいなものかなぁと思う。バレなきゃいいやっていう人、結構居ません?私はそういう平気で嘘をつける人が嫌です。

自分にもそれが全然無いなんて言わないし、自分だけ他の奴らと違って清廉潔白だなんて口が裂けても言えません。綺麗事だっていうのもわかる。
でもすっげぇモヤモヤしません?私それに耐えられないので、結局はつい自分から言っちゃうんだよなぁ。怒られたって仕方ないし、蔑まれてもそこはもうしょうがないし、結局自分にまで嘘をつくのってとても嫌だって。

で、面白いのはそう言う事をやっちゃいけないよっていう道徳的な話じゃ無くて(いや勿論そういう面も含まれてはいるけど)嘘を素直に認める勇気っていう所に話を持って行くのが凄い。

割と最近、色々な記事で書いてる気がするけど、正直にゴメンなさいって言えるのって、ホントに凄い。これが出来ない人が何と多い事か。国のお偉いさんだって出来て無いしこれ。なんかメチャメチャハートキャッチらしい話だなぁと。

そしてそこを見てくれるつぼみだよね、いや林君、絶対こんなのつぼみに惚れるって。
いや、ハイ・・・私もつぼみに惚れました。

あと林君の声が折笠愛なのも良い。次のスイートでもエレンと心を通わせる家出少年みたいなのをゲストでやってて、そっちも相当に良い話です。プリキュアでレギュラーはやってないはずだけど、敵幹部か妖精とかいつかやってくれそうな気が。


■30話 ポプリが家出! いつき、ボロボロです!!

サンシャイン編の最終話みたいな感じ。ポプリの家出話。実はここでいつきとゆりさんは初対面なのか。大切な存在を失う事のつらさって、この後の話にリンクしてくる部分でもある。

で、今回は雨の演出が描かれるのですが、プリキュアは雨降る回は良い回が多い。「初代」のキリヤ君とか「スマイル」のキュアピースのお父さんの話とか。

 

そもそもアニメで雨降らすってそこに必ず何らかの意図があります。実際の自然と同じでコントロール出来ないからたまたま雨が降ってきたなんてアニメではまずありえないですよね。その分作画の手間もかかりますから。そこに意味や意図の無い雨ってアニメでは降らないものなのです。

アニメにおける雨って心理描写とリンクするもので、心だとか関係性だとか、何かがモヤモヤして曇っていたり、問題が起きているというのを心理描写に重ねてその背景として描かれる。
そしてそこから定番だけど、その問題が解決した時に空が晴れて=心も晴れるという演出になる。


今回の話は「スマイル」の大塚隆史君が演出担当回。流石です。大塚さんは「Goプリ」の田中裕太と共に、自分のシリーズの監督以前に過去シリーズでは非常に目立った存在でしたしね。


という辺りで次は31~40話。
遂に来ましたここからはキュアムーンライトのターンです。
嗚呼、コロン・・・。涙無くして見られません。

 

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