GIRLS und PANZER DRAMA CD
脚本:岡田邦彦、鈴木貴昭
発売:ランティス
2013年
☆☆☆☆
「ガールズ&パンツァー」がドラマCDになって帰ってきました!
聖グロリアーナ・サンダース・プラウダのみなさんも参加した
オリジナルドラマCDであります!!
ガルパンのドラマCD、結構な枚数出てるみたいですが、こちらは一番最初に出た奴です。あんこうチームのみならず大洗女子学園のほぼ全員に、対戦校のキャストも多めと非常に大所帯のキャスト出演でとても豪華。
01.クイズ大会です!
02.風紀です!
03.自動車です!
04.ダージリン様の格言集です!
05.プラウダVSサンダースです!
と、短い話も含めて1枚のCDなのに5話収録。
1時間弱くらいかと思われますが、最初は何も情報を知らずにCDをかけて、最初の話で、その番外編的な話がメインかなと思ってたら、思った以上にボリュームがあってちょっとビックリしました。ドラマCDは割と好きなので結構満足度は高いです。
今でこそガルパンは1クールのTVシリーズがあって、OVAが1話あって劇場版があって、現在最終章が進行中と、それなりにボリュームがある、息の長いシリーズになってますが、私は最初の劇場版の時に後追いで入った口です。
で、その時に思ったのですが、ファンコミュニティみたいなのを見てて、○○チームの誰々が好き、みたいなのに対して、誰が誰やら?という状態でした。流石に主役のあんこうチームの5人くらいはわかるけども、名前はついてるものの、ほとんどモブみたいなキャラとかよく区別がつくなぁと結構不思議でした。
ってか割と今もそんな感じありますけど、後追いなりに色々と調べてると、ガルパンはメディアミックスを上手く使ってたんだなぁと思い知らされました。今回みたいなドラマCDもそうですし、コミック版がやたらと色々な種類出てますし、私は全然触れてませんが、ゲームとかでもきちんと個々のキャラクターにパラメーターとか設定されてたりするっぽいし、そういうのに触れる事によって、アニメではモブにしか思えないようなキャラでも一人一人に個性がつけられてたりするんですね。
そういうのがあるからこそ、単純にアニメのみではさほど出番があるわけでもないキャラでも、この子はこういう子だなっていうのがわかるようになって、ちょこっとしか無いセリフでも、逆にセリフがある事が嬉しかったりするわけか。となんとなく理解出来ました。
へぇ~なるほど上手く作られてるなぁとちょっと感心してしまった。昔のアニメと違って、今は1年やるアニメなんてほとんどないですし、ガルパンだって最初は1クールアニメでしかなかったものを、こうやって上手く広げて行ったのか、と、そこは面白いなと感じた部分です。
私は福圓美里が好きなので、TVシリーズ見た時点で会長は好きなキャラでしたけど、そんな感じでお気に入りの声優さんが演じてるキャラ贔屓とかもあるでしょうしね。そもそも劇中でも会長は目立つポジションのキャラではありましたが。何年前だっけな?ブームはもうひと段落した頃でしたが、大洗まで遠征して現地でしか買えないアクリルキーホルダーみたいなやつを買った時は西住どのと会長のを買ってきた記憶が。あと干し芋と。
で、そんなカメさんチーム。最終章の方でも河嶋先輩がキーキャラになってたりしますが、はるか昔に出たこちらのドラマCDでも、成績面でみんなに心配されてて、ああ、昔からそういうキャラ付けされてたんだ、って意外な発見がありました。
ドラマとしてはそど子とダージリンの話は他のメインの3話の間にあるショートネタコーナーみたいな感じですけど、そんな短い話でも結構面白いマニアックなギャグでとても楽しい。
今ではすっかりガルパンのファンになっちゃったっていうひいき目もあるんでしょうけど、こんなドラマCD一つでも丁寧に作ってあるんだなと感心。こういう所もファンをどんどん増やして行った要員の一つなのかもしれないな、と改めて感じさせてくれる面白い1枚でした。
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