刊:学研 Gakken Mook
2018年
☆☆☆☆☆
毎シリーズ定番。学研のオフィシャルコンプリートブック、プリアラ編です。
前回の「まほプリ」で、敵側のキャストコメント無くなって残念と書きましたが、今回からそこも無事復活。まとめ本としては申し分の無い1冊です。
毎度おなじみこちらの本にかこつけて、プリアラ全体について色々と語りたいと思います。
まずはプリアラ、1クール目が割とキツかった。作品が発表になった段階から、今回はプリキュア名物の肉弾戦は封印というのは言われてましたが、1クール目の最後のキャンディロッド入手まで必殺技も無かったりするんですよね。私はプリキュアのアクションとかが見たくてプリキュアを見てるわけではなかったと思いつつ、必殺技も無いのは非常に寂しいなと感じてました。
他にも、1クール目は敵組織みたいなのも出てこない。バトルは勿論あるんですけど、そういうプリキュア定番要素が無いのは見ていて凄くもどかしかった。2クール目以降は割とこれまで通りの感じにはなっていくのですが。
この辺、前作の「まほプリ」からの流れもあって、戦闘シーンとかを怖がって見ない女の子も居る、と言う声が少し聞こえてきてた時期で、バトル物とは違う路線を模索してた時期なんだと思われます。
それはそれで背景としては面白くって、小さい子供達が「プリキュアごっこ」的なものをやるとしましょう。私は結婚もして無いし子供も居ないのであくまで想像の話ですよ。普通に考える「プリキュアごっこ」って、パンチやキックで悪者を倒す的な感じに思う人が大半じゃないでしょうか。「女の子だって暴れたい」もコンセプトの一つだったわけですからね。
でも同時に、そういう乱暴なのは嫌だなと思う子も中には当然居ると思われます。そんな子たちにもプリキュアを楽しんでほしいというのが前作の「まほプリ」にもあったわけです。まほプリを見てた子がプリキュアごっこをする時は、パンチやキックをするよりも「キュアップラパパ!」と魔法をかける真似をする。そういう革新性が「まほプリ」にはありました。そこを「プリアラ」も引き継いでいるわけです。今回の本でも神木Pが言ってますが、今回のプリキュアはお店やさんごっこ的な感じで楽しんでもらいたいという発想だったと。
私みたいなオタクが、ちょっとプリキュアっぽくないな、なんて思うのを相手にする必要も無く、ちゃんと目線というかターゲットを子供に向けて作ってある、それがプリキュアであるというのがよくわかります。勿論、話の全体的な構成はそんなに過去シリーズとも変わらなかったりはするのですが、そういうのは後の方に持ってきて、序盤はこれまでとは違う作風を試してみた、という感じなのでしょう。
もしそこがこれまでのシリーズ以上に上手く行っていたら、そっちの方向に舵を切る、という可能性もあったのかもしれません。翌年の「HUGプリ」が15周年記念というのもあって、過去を意識せざるを得ないというのもあってか、何時の間にか定番の形に戻ってしまった感はありますが、シリーズとして見た時「まほプリ」と「プリアラ」はちょっと異質な作品になってて、逆に言えばそこが個性と呼べるものでもあると言えましょう。挑戦と変化を恐れないプリキュアシリーズならでは、と思います。
じゃあ「プリアラ」のテーマって何でしょう?
監督二人と、プロデューサーはインタビュー中にもプリアラのテーマは「大好き」なので、って言ってるんですが、それは正直わかり難い。そこいくとシリーズ構成の田中仁さんはもっとストレートに言ってます。プリアラのテーマは「個性」ですって。
大好きがみんな違う=個性って事なのですが、ストレートに「個性」の方が伝わると思うので、私はそっちの言葉を使わせてもらいましょう。ラスボスのエリシオが、個性の画一化をすることでこの世から争いが無くなる、っていう方向に最後はなるので、プリアラは個性の話だったんだと言う方がわかりやすいと思いますしね。
今回、デザインやキャラのモチーフが「お菓子」×「動物」という何でそれを結びつけた!という欲張り具合なわけですが、「戦国武将」×「フルーツ」とか、「医者」×「ゲーム」とか、「恐竜」×「電池あるいは騎士」とか、悪魔合体は東映の昔からの作風。デストロン怪人のカメバズーカの頃から東映は何でそんなものを?というレッツラまぜまぜしたがる会社なので、そこは不思議がってはいけない部分。東映は節操の無さが社風でもあります。
お菓子も動物も、単品でも十分に行けそうな素材ですが、欲張って両方をまぜまぜしちゃえ!二つも好きなものがあったら子供は喜ぶに違い無い!というお子様ランチ的な発想。そこからベストマッチ!が生まれる・・・かどうかは定かでは無い。
一人2属性を持ってて、それが6人。12の属性があればその中のどれかにはひっかかるだろう、という発想が面白い。ついでに言えば「色」も個性ですから、18も個性があるのがプリアラという事になる。
これがもし戦隊だったら、動物のセンターは何でしょう?やっぱりライオンかな?と思うのですが、動物系戦隊だとバルイーグルにジュウオウイーグル、レッドファルコンにゴーオンレッドとか、猛禽類が多い印象ですかね?勿論、ガオレッドとかライオンも居ますけど。ロボだと胸にライオンが来るメカとかの印象が強いですが。
これがプリキュアだとセンターのキュアホイップはウサギモチーフ。イエロバスターとかも中には居ますが、女の子らしい部分かもしれない。
ラビット!タンク!ベストマッチ!とか兎がメインフォームの仮面ライダーとか居るのも東映の面白さって感じですが。
そんな東映特撮話はさておき、前作「まほプリ」が2人スタート追加1人と少人数構成だったのに対して、プリアラは5人スタートの追加1と(厳密にはキュアペコリンも含めて7人になったもののキュアペコリンの商業展開は無し)大所帯なのが特徴。勿論それは前作との違いを出す意味合いもあるけれど、本質的にはやっぱりテーマの「個性」が故の大人数チーム。色々な個性があるというテーマを表現したいがために、人数を多めに設定してある。
作り手側的には、ホイップ、カスタード、ジェラートの中学生チームと、マカロン、ショコラの高校生コンビの2チームという感じの意図だった様子。
子供達には中学生チームをメインとして応援してもらって、多人数だからこそ普段のプリキュアでは出来ないようなキャラクター造形として高校生二人を脇に配置した、というのは作り手も色々なインタビューとかで語ってる部分です。
が!予想に反して子供達に反応が良かったのはショコマカの高校生チームの方だった、という意外な結果になりました。特にキュアマカロンの人気が凄かった様子。
そんなマカロン人気の面白さの前に、個人的に好きなショコラ役森なな子さんの話を。
このプリアラ発表会見動画の最後の部分の森さんのコメント。「どのキャラを好きになるかでその子のアイデンティティが形成される大事な作品なので」的な事を言ってます。
森なな子さん、宝塚出身で、おそらくは本人にもきっとそういう作品とか機会があったのでしょう。
凄く個人的な昔話をします。私が中学生の頃のお話。クラスに凄く背の高い女の子が居ました。身長順に並ぶと一番後ろに立つ奴ですね。確かバレー部とかだったかな?小学校の頃とかも背の高い女子とか居ましたけど、そういうタイプの子って裏で「おとこおんな」みたいなあだ名がつけられたりしてました。今もそういう文化ってあるのかなぁ?30年近く前の時代の話ですし。私はそういうの、当時から違和感があったんですよね。
勿論、当時はその違和感を口には出来ませんでしたが、そういうのって陰でそんな言われ方をしてるのとかもし知ったら、傷ついたりするんじゃないのかな?とか思ったんでしょうね。
その人とは別に仲よくしてたとか、密かな思いを寄せてたとかでは無かったので、ぶっちゃけ今は名前すら曖昧なくらいですし、その子が実際に泣いてたとかそんなエピソードは無いのですが、なんか中国からの海外留学生の面倒をよく見ていた優しい子だったイメージはなんとなく残ってます。いやもしかしたらそれもまた別の人かもしれませんが。
大人になった今だったらね、あまりそういう言い方は良く無いんじゃないの?って口に出してしまう方だけれど、当時はなんかモヤモヤが残った事だけ憶えてるんですよね。
本人が実際に傷ついてたかどうかはわかりませんよ。でも、背が高くて髪も短くボーイッシュなタイプなだけで、ちょっとバカにしたような変なあだ名つけられるような社会って嫌じゃないですか。所詮は子供の狭い世界だしと言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、そういう人だって世の中にはいくらでも居るじゃないですか。世間に出てみれば色々な人が居るってわかるけど、学校とかの狭い世界だけでは、他人より少し違うだけで、偏見の眼差しを向けてしまう。
ああ、そう言えばキュアカスタード/ひまりちゃんみたいにオドオドしてて他人とあまり上手く話せない子とかも居たなぁ。
でも森さんみたいに、宝塚の男装の麗人みたいなのに憧れて、自分もこの世界に行きたいって思ったのと同じように、プリキュアを見て、キュアショコラなり、キュアカスタードなりにこの子は自分と似てるな、と思ったり、背が高くてちょっと男の子っぽい見た目だったり、なかなか他人と上手く話せなくてキョドってしまいがちだったりする子が、自分と似たプリキュアが居る事に勇気づけられて、そんな自分を肯定する事に繋がるって、ものすご~~~~~~~く良い事だと思いません?
子供達に、あなたは別に変なんかじゃないよ、それはあなたの個性なんだよってプリキュアは教えてくれる。それをこうやってシリーズ開始してすぐの段階で自分がこのキャラを演じる事の意味性や重大さを自覚してる森さんは凄いなと思うのです。私はそこに物凄く感心しました。ああ、この人はちゃんとわかってる人だって思ったもの。
決して腐女子狙いとかじゃないんですよ。バランス的にそういう部分も全くのゼロでは無いかもしれませんが、子供向け作品でこういうキャラを入れる事の意味をちゃんとわかってやってるプリキュアは素晴らしいと思う。
で、映画プリアラでクック役をやり、後の「ヒープリ」で主人公のキュアグレース役をやる悠木碧に繋がるのがまた面白い。
プリアラ映画感想の記事でも少し触れましたが、悠木さんはプリアラから入った人なので、過去のプリキュアシリーズは見てません。そこは本人も言ってます。
ヒープリ最終回後のインタビュー記事
「プリキュアには様々な子がいます。体の弱い子や最初は何もできないけど希望だけ持っている子、スポーツができる子、おしゃれな子、そうしたいろんなタイプの女の子を肯定してくれるのがプリキュアだと思っていて、だから新しいプリキュアが生まれることイコール、また新しい人格の肯定にもなると思っています。
「ヒープリ」という物語が終わるのは寂しいけど、新しいプリキュアは、新しい女の子の肯定になる。それはとても素敵なサイクルだと思っています。」
1年間自分で演じてみて感じた事、長い歴史のあるプリキュアシリーズに実際に関わって感じた事、そういうのもあるでしょう。ただ、ショコラ押しの悠木碧が先ほどのプリアラ発表会見での森なな子の発言を目にして無いはずが無いのです。いや、もし動画を直接は見て無くても、キュアショコラを1年間見続けて(押し続けて)その意味性や価値を感じ無かったはずがないでしょう。「ヒープリ」のひとつ前の「スタプリ」も露骨にそうでした。個性をテーマにした「プリアラ」からさらにそれを引き継いで多様性をテーマにした「スタプリ」も、世の中には色々なタイプの人間が居る、というのを描いてましたよね。「ヒープリ」で悠木さんが演じたキュアグレース/のどかちゃんも色々なものを背負ったキャラでしたしね。
一つのシリーズが終われば、また次の新しいシリーズが始まって、そこでまた新たに今までとは違う個性を肯定してくれる。色々なタイプの女の子がシリーズが続く度に増えて行って、より沢山の女の子を救う事になる。どうやらプリキュアはそういう作品らしい、というのに気付いた様子。
これ、メチャメチャ面白くないですか?
私はこの流れがとても好き。
私は悠木碧じゃないけれど、一つのシリーズが最終回を迎えて終わってしまうのは寂しい。けれど、新しいプリキュアは、また次の別の女の子を救う事に繋がるのかもしれないって思うと、それは本当に素敵な事だなと思うのです。
プリキュアの面白味ってこういう所にもあると思うんだけど、誰もそんな部分は語って無いな。何故に?いや誰も語って無い事を私が語るから別に良いけども。それもきっと「個性」ですし。
以上そんなキュアショコラのお話でした。
いや私は特にショコラ押しとかそういうのでも無いんですけども。
そんな所で今度はプリキュア史に残る特異点の一人、キュアマカロンをここからは
語ります。
上記の通り、本来はサブチーム的な意味合いで作られた高校生チームのもう一人、キュアマカロン。これがね、ひと癖もふた癖もあってまた面白い。だって作ってる人達が、「ゆかりさんは何を考えてるのかよくわからん」って言っちゃうくらいのキャラだもの。
気まぐれで掴み所の無い性格、というのは当然モチーフの「猫」からとられたものだというのはよくわかる。「バットマン」で言う所のキャットウーマンの性格付けなんかにも通じるものがありますね。
まず最初に言っておきたいのは、私は思いっきり猫派です。ネコ大好きな人です。野良猫とか見かけたらつい話しかけちゃう人です。以前飼っていた猫が亡くなってから今は飼って無いのですが、子供の頃からずっと猫を飼ってた時期の方が長いので、猫が好き。自由を求める性格なので、生まれ変わるなら猫になりたいです。
でも猫って気まぐれで犬みたいに忠誠心が無くて言う事聞かないってされがちですけど、猫飼ってる人ならわかりますよね!ちゃんと猫は猫なりに忠誠心もあるし言う事もわかるのです。家に帰ってくればちゃんとお出迎えとかしてくれるし!まあ犬の頭の良さとかもそれはそれで魅力だなぁとは思いますけれど。
そんな猫の気まぐれさとミステリアスさを正確に反映させたゆかりさん。
うん、ぶっちゃけて言えば確かによくわからんキャラでした。作ってる方も持てあますくらいのキャラになっちゃったので、後に「HUGプリ」でシリーズ構成を務める坪田文にゆかりさん関係の脚本はほぼまかせるという処置にならざるを得なかったというのも面白い部分。「プリアラ」のシリーズ構成は「ゴープリ」に続いて田中仁さんなんだけど、ゆかりさんだけ別の担当をつける形になったって事ですよね。勿論、全体の構成の中での位置付けはちゃんと仁さんの意図でしょうけど。
で、そんな複雑なキャラクターでしたが、そんなキュアマカロンが女児の一番人気をかっさらっていくという面白さ。
いや、プリキュアシリーズって、あこがれのお姉さん枠というのが女児には人気の枠で、そこは鉄板らしいのです。ピンクが子供っぽいと感じる子には紫色が大人っぽいカラーという事で人気らしいですし。プリキュアにおける紫色って、どちらかと言えば淡い紫、藤色とかラベンダーカラーの方に近くで、そんなドギツイ色はしてなかったりするのですが、マカロンって割と濃い紫ですよね。近いのは元祖パープルキュアの「5GoGo」ミルキィローズくらい。
TVシリーズ見てても、これ大丈夫かな?とかちょっと思ってましたし、作ってる方もまさかここまで女児人気が集中するとはとは思って無かった様子。だってどう考えても、大人でも理解しにくいキャラなのに、人気のお姉さん枠でありつつ、まさかここまでとはっていう。
幼児誌の「たのしい幼稚園」(通称「たの幼」です)とか「おともだち」とかでもその辺りの反応を取り込んでなのか、思いっきりマカロン押し。
流石に私は幼児誌とか買ってませんので、詳しい中身とかまでは知りませんが、TV放送中にCMが流れるので、どの雑誌のどの号かまでは憶えてませんけど、マカロン優遇っっぷりが実際に見れて、当時爆笑した思い出があります。え?追加戦士のパルフェを差し置いてマカロンなんだ?って。主人公を差し置いてマカロンなりきりセットとか一人だけついてるの凄い。
実際に子供達にね、どんな受け入れ方をされていたのかはわかりませんよ。普通にただあこがれの綺麗なお姉さんだったのかもしれない。けど、作り手側や視聴者の大人がマカロンのミステリアスさに翻弄される中で、子供達はマカロン大好きって言ってるそのギャップ。女の子は小さい頃からその魔性っぷりにあこがれるんだろうか?将来が末恐ろしい・・・とか感じたものです。
プリキュアは特になのですが、基本的には設定年齢より幼い方向にキャラ付けはされるものです。より純粋にというか単純にと言うか。それと逆方向に振ったマカロンが大人気になるという不可思議さ。
「ハートキャッチ」のキュアマリンがプリキュア界の特異点とされるのはあちこちで見かけますし、そこはその通りなんですけど、私はマカロンもまた特異点の一人だと思ってます。
もし今後プリキュアが停滞した時に、もしかしたら、ここが意外なヒントになるんじゃないか?なんて風にも思ったり。
プリアラって丁度試行錯誤で色々な方向性を探ってる時期だから生まれた作品ですし、その中でこそ生み出されたキュアマカロンの可能性、凄く面白くないですか?
なんて思うのは私が男だからというのももしかしたらあるのかも?小さい子達が憧れのお姉さんとして見たように、女性からしたらマカロンってそんな特別なキャラ?意外と共感する部分もあったし普通じゃない?と思う可能性も無きにしも非ず。脚本の坪田文は格別変わったキャラとして描こうとしたわけではないでしょうし。
とまあそんな高校生組に対して、本来はメインになるはずだった中学生組が割を食ってしまったとプリアラは言われがちなのですが、みんなそれぞれのお当番回は決して悪く無かったし、よく言われるのが中学生組と高校生組があまり接点や会話が少なくチーム物としては不十分だった的な所ですが、私もそこは確かにと共感しつつも、ある程度意図的なものでもあったのも確かで、結果的にですが、そこもまたこの作品の個性と言っても良いのかなと今では思ってます。
色々と不満はありますよ。でもそれ言ったら他の作品だって全てが完璧なのかと言えば、プリキュアシリーズって、決してそういう完成度の高さとかが売りの作品とは私は思わないですし、むしろ挑戦と変化こそがプリキュアの本質と私は思ってたりするので、こういう変化球みたいなものも、それはそれで面白いなと思うので、なんだかんだ言っても結局はプリキュア全部好きという結論にしかならない。
敵側もビブリーとエリシオ以外はそんなに印象に残らないというのもあれば、通称キュアワッフルことピカリオも私的にはそんなには。ライブの時に水瀬いのりがウチはキラリンとピカリオがセット売りなので、と冗談交じりに言ってましたが、キュアパルフェ/シエルは名前の通りパーフェクトガールなので、ドラマとしてはやっぱり弟君ありきというのもある。
あ、前にも書いたっけかな?ピカリオって後のキュアアンフィニに繋がる男性プリキュアの系譜ではあるのですが、私の中で男性プリキュアって「スイート」の勇者音吉さんじゃないか説を押してるので(だってお供妖精のクレッシェンドトーンも居るし)誰か共感して下さい。
プリキュアシリーズ、という枠の中では、プリアラは取り立てて人気のあるシリーズでも無いですし、語られる事の少ないシリーズという印象ですけど、レッツラまぜまぜしたプリキュアのデザインとかは物凄くキャッチーで私は大好きですし、取り立てて作品を見返したわけでもなく、コンプリートブックをパラパラと眺めた程度でプリアラの思い出なんかを語ってみましたが(8千5百字にもなってるし)いかがだったでしょうか。
こと「個性」という面に関しては、女児向けで同時期にやってた「プリパラ」が圧倒的に凄かったし面白かったのですが、それはまた別のお話。
プリアラも良い楽曲が多くて、そこも魅力で機会があれば語りたい所ですが、とりあえず次は「HUGプリ」に進みます。
東映アニメーションへのサイバー攻撃で、「デパプリ」本編放送休止中。映画「オールスターズメモリーズ」を3回に分けて放送するようです。せっかくなのでそこに合わせて記事書ければと思ってます。
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