僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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小説 フレッシュプリキュア!

小説 フレッシュプリキュア! (講談社キャラクター文庫)

著:前川淳
刊:講談社 講談社キャラクター文庫022
2016年
☆☆☆☆


「その言葉を、おまえはもう
 知っている……」
「幸せなんかいらない」
魔フィストの誘いに、誰がその言葉を口にしたのか!?

描きおろし小説シリーズ第3弾!

 

東せつながラビリンス再建のために去ってから1年後、桃園ラブ蒼乃美希山吹祈里は中学3年生になっていた。3人は、それぞれ将来の夢に向かってがんばっている。ところが、平和と思われた人々の生活を魔の手がおびやかしはじめ、突如あらわれた化け物に四つ葉町は大パニックに。逃げまどう人々を見て3人は再びフレッシュプリキュアに変身する。しかし、その魔の手の正体は……!?

 

フレッシュプリキュア、小説版。大人向けの小説版シリーズとして出た中では間違い無くこれが一番良い出来です。

 

TVシリーズ終了後も、その人気が惜しまれ、待望のOVA化!みたいなノリの感覚で楽しく読めるので、ファンならこういうのが見たかった!っていうストレートな作風。

「スマイル」「スイート」みたいに、え?何これ自分達が求めてたのとはちょっと違う的な感じが全く無い。一応、ミキタンが将来のモデルの夢を諦めてしまう的な、ちょっとした重い部分もあるにはあるんですけど、勿論そのまま終わってしまうわけではないし、そこに対する心配は必要無い。

 

最終回から1年後くらいなので、ラブたちとせっちゃんとは1年ぶりの再会。不穏な事件が起きている、という中で、ちゃんとパッションとしてかけつけてくれるし、何よりウエスターとサウラーもチョイ役程度じゃ無く、普通に仲間として手伝ってくれるっていうだけでもね、それはもうメチャメチャ嬉しくなっちゃうじゃないですか。

 

ミユキさんの出番はあんまり無いのですが、大輔が相変わらず「あまずっぺー」な役回りで出て来ますし、カオルちゃんはやっぱりカオルちゃんな感じで非常に嬉しい。

 

そうそう、こういうので良いんだよってつい言ってしまいたくなるくらい、
他の小説プリキュアシリーズは、一捻りある感じなので、フレッシュは凄く貴重。
TVシリーズ最終回のその後を読めるっていうだけで、ファンとしては必見だし、
あんまり変な事はやってこずに、ストレートにフレッシュっぽい話なので、ただ単純に楽しい。

フレッシュってさぁ、盛り上がり的にはやっぱりラブとせつななんだけど、ミキタンとブッキーもちゃんとキャラが立ってるのが素晴らしいなと。個人的には、ラブ、ミキタン、ブッキーの幼馴染3人組がさ、それぞれの性格は違うんだけど、こういう人居るよね感がリアルで面白いポイントかなと思ってたりします。


これで小説シリーズは紹介&感想書き終えたかな?
間違い無く今回の「フレ」が一番楽しい。
あとはキュアムーンライトの過去が読める「ハト」も貴重でしょうか。他の奴は別につまんないとは言わないまでも、ひと癖ふた癖ある感じで、なかなか気軽にオススメとかはしにくい。あとは「5」も帯では告知されてたのですが、結局出ませんでした。

 

まだシリーズが残ってるのにストップしてしまったのは、恐らく商業的には上手くいかなかったのでしょう。ただ、本当にOVAを作ってほしいとかよりは小説とかは現実的な路線だし、カルチャーとしての力は今後ますます弱まっていく可能性も無きにしもあらずな感じですが、小説そのものがそう簡単に廃れてしまうものではないはず。いつか、まだ出ていない他のシリーズも是非出してほしいです。というか私は普通に読みたい。

 

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