僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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サウンドシアター ガイア・ギア CD-3

GAIA GEAR
脚本・シリーズ構成:遠藤明範
原作:富野由悠季
ラジオドラマ 全26話(全5巻)1992
☆☆☆☆

 

 CD3巻。2枚組で13話「マハ追撃命令」から18話「ダーゴルの野望」までを収録。

 

かろうじてヘラスから脱出したアフランシ達。マザーメタトロンに帰還するも、ビジャン・ダーゴルがスペースマハの旗艦マハ・ゲイジスで地球に降りるとの情報が入る。一度戦力を立て直すべきという制止も振り切り、アフランシはスペースマハに宣戦布告。ダーゴルを地球に降りさせないと大気圏突入前に戦闘をしかけるが、そこには強大なプレッシャーと共にウル・ウリアンが立ちはだかる。
ウルに気を取られ、大気圏突入を余儀なくされ、アフランシは再び地球に降り立つ。再度攻撃を仕掛けて来たウルの駆るブロン・テクスターにはサイコミュが搭載されており、自らの危険も顧みず、ファンネルを使用したウルはガイアギアを撃墜。勝利宣言と共に、そこにかけつけたクリシュナを奪い去る。
ダーゴルはその最中、クーデターを発動、メタトロンを地球に呼び込んだのはダーゴルの意図したものだった。混乱した状況を作り、その隙に地球連邦政府を制圧。連邦政府はスペースマハ、ビジャン・ダーゴルの手に落ちてしまった・・・。

 

といった辺りまでの話。
ガンダムお馴染みの大気圏突入イベント。
の前にこれまでは互いにテロ攻撃を仕掛ける程度だったマハとメタトロンが全面開戦、戦争が始まるっていう緊張感を持った描写が面白く、ガンダムらしい戦闘シーンに入るんだけど、このドラマは音回りが良いので、もう普通にアニメを見てるような感覚にさせてくれるのが凄く良いです。

 

私は基本的にドラマCDとかはドライブ中に運転しながら大音量で聞いてるので、ヘッドホンとかイヤホンをつけてベッドに寝転がって聴くとかだとまた違うのかもしれませんが、コクピットに座ってハンドル握りながら聞こえてくるガンダムの戦闘シーンっていうシチュエーションが私は割と好き。

 

そしてここでやたらと力をつけてきたライバルのウル・ウリアン。ブロン・テクスターはサイコミュ搭載機(変形して大気圏突入も可能っててっきり忘れてました)なんですけど、この時代のサイコミュは割と危険な代物。ニュータイプ能力を拡大させるのは旧時代から変わってませんが、何と常人でも使用可能。誰でも潜在能力を拡大させ、ファンネルの仕様が可能になるが、脳の力を無理矢理引きだすので、精神に破綻をきたすというヤバい物になってる。

 

アフランシを倒す為に、ウルが無理矢理それを使ってきて圧倒。ガイア・ギアが敗れる。いわゆる中盤の負けイベントっぽいので、これがラジオドラマじゃなかったら主人公が後継機に乗りかえるパターンですわ。
ヨーロッパのメタトロンと合流した事で量産機のガイヤスが今回から登場するけど、そっちはいわゆるジムポジション。

 

エヴァリーの再登場と、活動家ジャック・ブルームが登場しつつ、クリシュナを奪われた事で人間関係のドロドロが発生。個人的にはクリシュナのアフランシへの言い分はいかがなものかと思いつつ、メッサー、ジョー、レエ辺りの感情渦巻く辺りはなかなか面白いです。

 

昼ドラじみてきたなぁ、とか思ってた所でダーゴルが連邦政府を制圧。お!これはなかなか凄い事になってきたぞ、という辺りで次巻へ続く。

 

なんか毎回誰か掴まっては脱出みたいな話がやたら多いですが、聞いてる分にはさほど気になりませんし、非常に盛り上がってきて面白いです。

 

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