僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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アイ・アム・グルート(MCUその37)

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原題:I AM GROOT
監督:カーステン・ルポール
原作:MARVEL COMICS
配信アニメシリーズ アメリカ 2022年 全5話
☆☆☆

 

マーベルスタジオ最新作。今回はグルートが主役のオムニバス短編(1話4分くらい)の全5話のCGアニメ。

 

勿論、シリーズで重要な要素があるとかじゃなく、単品で気軽に楽しんで見てね的なやつです。ベビーグルートが鉢植から出る話がありつつ、各話で順番は特に無さそうですが、終始ベビーグルートのままなので「インフィニティウォー」とかよりは前の時系列。

 

一応、1本だけロケットが登場する話もあるけど、グルートもロケットもそもそもがCGですし、デザイン的には実写フォーマットの映画の延長だけどCGアニメ作品という、考えてみるとちょっと不思議な作品かも。「ホワットイフ」みたいにアニメアニメしたビジュアルでも無いけど、じゃあこれが背景は実写で撮ってそこにグルートだけCGで作ってるのかと言えばそんな事は無いだろうし、アニメ作品である事は間違いないんだけど。

 

「インクレディブルハルク」の時に書いたっけかな。クライマックスのハルクVSアボミネーションを見てると、両方CGなわけだし、実写映画を見てるのかアニメを見させられてるのかよくわかんない気持ちになるとか私言ってますけど、今回もそんな感じ。

 

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マーベルのCGに関してもねぇ、色々と問題が取りざたされてますが、上手く解決していただきたい所。やっぱりドラマが増えた分、負担は大きくなるんだろうなと思うし、映画はMCUシリーズとしては年に3作くらいですが、映画は制作に短くても2年くらいかけてるのに対して、ドラマはよりハイペースなのに制作期間はその半分とかで作ってそうだし。

 

良くない考えかもしれないけど、今は少なくとも相当に儲かってるだろうし、お金で解決できる所はそこを出し渋らずちゃんとしてあげてほしい。作品ペースに関してはファイギだってまだドラマを絡めるのは試行錯誤段階だろうし、そもそもこのバブルをどこまで維持できるのかって問題もありますし。

 

・・・と、この作品には似合わない小難しい方の話になっちゃいましたが、今回のシリーズは

・グルート、初めての1歩
・リトルガイ
・グルート、捜査する
・グルート、お風呂に入る
・大傑作

の全5本。個人的には「リトルガイ」って話が一番面白かったかな。
ガーディアンズの中ではまさしくベビーなくらい小さいグルートですが(1の時の大木グルートの記憶は多分残って無いんですよね?)視点を変えればもっとミクロな宇宙人も居て、そっちからだとベビーグルートでさえ大巨人になるという視点の転換がお見事。

短編ならではのアイデアって気もしますし、マーベル的には「アントマン」っぽい要素でもあったりするのが面白い所。

 

MCUとは関係なく、単発のコンテンツですけど、ディズニープラスで過去に「アントマン」と「ロケット&グルート」というどちらも短編アニメのシリーズを見ました。

 

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日本でも一時期から5分くらいの短編アニメって、アート系とかじゃなく普通に深夜アニメ枠とかでやったりしてますけど(私は「てーきゅう」が好きでした)、5分或いは下手したら1分とかでも話って作れるんだなと結構感心した記憶があります。

センスやアイデアしだいなんだなと。短編には短編なりのそういう面白さがあったりしますよね。まさしく今回もそういう良さが味わえて、大変に面白かった。

 

次はドラマとしては「シーハルク」で、ガーディアンズは3の前にこれまた配信で「ホリデイスペシャル」を年末に単発でやるみたいです。昔からスターウォースとかでもありましたし、アメコミとかでも読み切り特別号みたいなのありますんで、それのMCU版という事なのでしょう。アメコミ文化の面白い部分を映画界隈でコンバートして行くという作業をやっているのがMCUです。
そこもまた楽しみ。

 

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