INFINITY COUNTDOWN
著：ジェリー・ダガン（作）
マイク・デオダート他（画）
訳：石川裕人
刊：MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks
アメコミ 2022年
収録：INFINITY COUNTDOWN PRIME #1(2018)
INFINITY COUNTDOWN #1-5(2018)
INFINITY COUNTDOWN: ADAM WARLOCK #1(2018)
FREE COMIC BOOK DAY 2018(AMAZING SPIDER-MAN/GUARDIANS OF THE GALAXY)#1(2018)
☆☆★
宇宙の再生は新たなる動乱の幕開けでしかなかったのか……
インフィニティ・ストーン復活！
６つのストーンを巡る各陣営の激突、全てを掴むのは誰か？
シークレット・ウォーズの戦いを経て、破壊と再生を果たしたマルチバース。宇宙の再生からほどなくして、無限の力を秘めたインフィニティ・ストーンもまた再生の時を迎えた。宇宙各地に現れたストーンを求め各陣営がせめぎ合う中、銀河の治安を守る遊撃部隊ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーもまたストーン探索に着手する。ソウル、マインド、パワー、タイム、スペース、リアリティ、６つのストーンを手にするのは誰か？そして、インフィニティ・ストーンの再生は宇宙に何をもたらすのか？
新たな「インフィニティ」サーガの
幕開けを告げる注目作、ここに邦訳！
久々の大型クロスオーバー、メインのストーリーラインの邦訳が出ました。
訳はアメコミ番長・石川裕人さんが小プロに戻ってきました。御本人のツイッターによれば、ヴィレッジブックスは出版部門終了だそうで、マーベルが小プロ独占と発表された後も、トランスフォーマーとかはちょこちょこ邦訳版出てたので、その辺とかＤＣは継続するのかなと思ってたら、完全に終了のようです。在庫がはけたらもう増刷も無いようですので、ヴィレッジで欲しい本があったら今の内に確保しておかないとプレミア化しそうです。
私も流石に全部は買って無いのでいくつか確保しないと。スターウォーズとトランスフォーマーはちょっと専門外なのでそこまでは追えないので、マーベルとＤＣは何とかしたい。
まあ今の世の中ですし、紙の本は無くても電子書籍とかで有名所くらいはいつか再刊行される可能性もなくはないのかも。需要があればでしょうけれど。
石川さん、古巣に戻った感もあるけど、実際の所立場的にはフリーだそうですが、インフィニティ３部作の３冊目「インフィニティ・ワープス」が一部流通限定となってますので、早速ヴィレッジでやってた通販限定みたいなものをこっちでもやってくれる感じでしょうか？今後も期待してます。
さて今回の「インフィニティ・カウントダウン」次の「インフィニティ・ウォーズ」がメインストーリーで、その序章みたいな感じなのかな？過去のインフィニティ系ストーリーラインと違って、今の時点では基本ガーディアンズとノヴァ、アダム・ウォーロックの話が中心。要所要所でガーディアンズ絡み以外のストーンの話が入る程度。
以前の「インフィニティ」「シークレットウォーズ」でマルチバースの衝突＝インカージョンを止めるためにストーンを使用したものの、結果止められず、ストーンも消滅してしまったものの、再度世界中にストーンが再生した為、ガーディアンズとノヴァ軍がそれを追っているという状態。
当たり前なんだけど、ガーディアンズの面々がＭＣＵ版と結構違う性格なので結構な違和感が。平和主義に目覚めたドラックスって何だよ。「殺意の波動に目覚めたリュウ」の逆みたいなもんか。ガモーラもソウルストーンに魂のいくらかが残ってしまったとかで一人で突っ走ってるし、逆にグルートなんかはおそらく映画の影響もあってかこっちもミニグルート化してたりと、映画と原作は別物でありつつ、展開を取り入れたりと比較して見てもなかなか面白い。
ロケットが作り上げたギャラクタスロボとか不可思議なものも出てくれば、解説書を読むと、本家のギャラクタスさん、今は何と星を飲み込む破壊者では無く、星に生命を与えるライフブリンガーになったのだとか。ええ～っ！？その話読みたい。
相変わらず解説書は充実していて、チャンピオンズの方のノヴァ、サム・アレクサンダー君は正規のノヴァじゃないとバレてヘルメット取り上げられちゃったとか、色々と面白い。
ストーンを持ってるウルヴァリンは６１６版じゃないとか、シークレットエンパイアで死んでたブラックウィドウ、ウルトロンと融合したピム博士、人類側を裏切ったから地球に居づらくてガーディアンズに参加してるアントマンとか、ここまでの話の続きみたいなとこがあるのはやはり楽しい。
今回はあくまでプロローグ編と捉えて良いなら、次の本編「インフニティ・ウォーズに期待。
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