GIRLS und PANZER das FINALE DRAMA CD 4
脚本:岡田邦彦、鈴木貴昭
発売:ランティス
2019年
☆☆☆☆
……そろそろデザートが食べたい気分かしら
ドラマCD9枚目
01 午後のマリー様
02 どん底の一日
03 ガールズ&パンツァー休み時間です! #4
04 アンチョビ細腕繁盛記 #4
の4エピソードを収録。
ここに来てドラマCDの方もようやっと最終章っぽい感じになってきました。
BC自由学園(フランスチーム)と、海賊(サメさんチーム)の話がメイン。
どっちもキャラ濃いな!と思わせつつ、全体のキャラが多いガルパンにおいては丁寧にキャラの掘り下げがなされるわけでもないので、やっぱりこういう周辺部分でのフォローがあると面白味も増します。
BC自由学園のキャラはともかく、サメさんチームってあからさまに色物キャラっぽい感じですが、今更普通に可愛いキャラを追加したところで目立てるものでも無いし、ぱっと見のビジュアルで区別付くような個性があるってのは素晴らしいと思います。
アニメ本編の方の最終章1話のサメさんチームのくだりが私は凄く好きでね、呑み勝負をするんですよね、高校生の女の子が。勿論、ノンアルコールです。
これはそういう体でやってる作品なんだ、わかれ!
女子高生が戦車道という歴史ある武道?を学ぶ世界なの!おかしいとかそういうの言いっこなし、これはこういう世界だから!っていうのと同じですよね。
これにリアリティうんぬんというのは野暮というもの。程度だったTVシリーズから更に突き抜けて、むしろギャグとして笑ってくれというくらいに振り切って作った感のある最終章の圧倒的な面白さよ。そんなインパクト重視のサメさんチームの日常、みたいな所が逆に楽しい。
対するBC自由学園はこれまでのライバル校と同じようにこっちはちゃんと人気が出るように的な美少女キャラな感じ。
マリー=マリーアントワネット
安藤=アンドレ
押田=オスカル
でしょうか。
私的にはフランスっていう国の印象というとフランス映画とかバンドデシネの印象も強いけど、ガルパンは基本的には歴史をベースにしてある感じだから、フランス革命みたいな所なのかな?
ドラマCDではどちらのチームも初登場なので新鮮で楽しい1枚でした。
今の所出てるのはこれが最後ですけど、最終章4話は来年こそ見れそうですし、ドラマCD5枚目もおそらくフィンランドチームメインで出してくれるでしょう。そちらを楽しみに待ちたいと思います。
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