僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣

ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣

発売:任天堂
開発:インテリジェントシステムズ
機種:ニンテンドーDS
発売日:2008年8月7日
☆☆☆☆★

 

唐突にゲームです。私は昔はすっごくゲームやってたのですが、引退して10年以上経ってると思います。
据え置き貴はPS2、ドリームキャストゲームキューブまで。携帯機はDS、PSPくらいの時代までハードはもってます。その辺の時代まではゲームやってました。
仕事で忙しくてゲームしてる暇が無くなったのと、ネット接続の追加コンテンツが基本みたいになりはじめたのが嫌でやめたんだったか?


それが何で唐突に再開したかというと、Vチューバーとかの動画を見てて、ちょっとゲーム熱が上がってしまったのが原因。他人のプレイは見てる楽しさもあってそこで満足しても良いんですけど、自分だったらこうするのになぁみたいなもどかしさも同時にあるんですよね。

 

そんな風に思ってたら凄くゲームやりたくなってしまって、じゃあせっかくだしスイッチ買うかぁ?とかも一瞬思ったんですけど、そんなコストをかけずとも、ゲームやって無いブランク時期の奴がいくらでもあるし、だったらそんな投げ売りされてるようなの買ってきてやった方がお得。

 

昔から最新技術の新しい画面とかには興味も無く、新しいかろうが古かろうが、ゲームはゲーム性が一番の基本。グラフィックとかそういう事じゃないよ、というタイプです。

押し入れの奥から何とかDSを発見。電源を入れたら画面の端の発色がちょっと変にはなってたけど、動くしこれで十分だろうと。ソフトも当時持ってた物がそのままありますが、動画見ててやりたいと思ったのがシミレーションRPGでしたので、ブックオフハードオフ・あ宝系ショップを覗いてきて、こちらのソフトを確保。

 

1600円とお得でしたが、お店を数件回った感じだと、レトロゲーってもう狩られるものは狩られきってるんですね。貴重な物はもうプレミア価格が普通についてるし、再開するにはタイミングが悪かったか。ここまでブランクが開く数年前ならまだお宝ショップ巡り遠征の中で色々見つけられた気がしたけど、ショーケースの本当に貴重な奴とかを眺める程度だったんですよね。棚とかは覗かないからこの辺の中堅クラスがどうなってるか状況がよくわからない。

 

コロナ禍というのもあったのかな?レゲーブームみたいなのはあるのは知ってたし、ハードオフがレトロゲーに力を入れていて、それこそMSXとかセガのマーク3以前のソフトまで展示されてるような状態。その辺を入手するならおそらく最後のチャンスですよね。ダウンロード販売で復刻してるソフトもそれなりにあるけど、当然ぞそれは全部が全部じゃ無いですし。

 

お店を眺めて、そんな風に思ってたらねぇ、凄く火がついてしまった。私はコレクター気質なので、昔はゲームも集めてたんですよ。SFCが箱付きとかも投げ売り1000円とかでワゴンに大量にあった時、100本近くとか買って押し入れの中に封印されてたりしますし。レアなものも中にはありますが、レアを集めようとかで無く、やってみようかなと思ったものを買ってただけなのでそこはピンキリ。

 

この先ねぇ、実際にやるかどうかはともかくとして、熱が冷めない内はまたゲームとか確保始めちゃいそうです。短いマイブームで終わるのか、ハマってしまうのか、最新ゲーム機とかにまで手を出すことになるのか、1年後に自分でも楽しみですが。

 


という「今の私とゲーム」的な長い前置きはここまでにして
DS版「ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣」です。
2週間くらいかな?2~30時間くらいでノーマルクリアまでやりました。

 

シリーズ1作目である、FC版初代「暗黒竜と光の剣」のリメイク作品。SFC版はやった事が無いのですが3作目「紋章の謎」が「暗黒竜と光の剣」のリメイクとその続きの2部構成の話だったようで、今回のDS版はそこの2部は入って無いけど結果として初代の2度目のリメイクという形。

 

そもそもがこの「ファイアーエムブレム」というシリーズ、私は1作目だけやりました。新品じゃなくカセットだけだったので中古か借りたのかは忘れたけど、多分小学生の頃。クリアまではやったはずです。

 

これ系のシミュレーションRPGは好きなんですけど、私はセガの「シャイニングフォース」派で、そっちはMD・GG・SS・GBAの時代は全部やりましたし、後は「スパロボ」とか「Gジェネ」とかもやってたので、エムブレエムまでは手が出せなかったのかもしれない。セガ派だった分任天堂はそんなには・・・という感じでしたしね。(「メトロイド」辺りは好きですが)

 

で、そんな他のタイトルと「ファイアーエムブレム」の最大の違いは何でしょう?もしかしたら他でも同じ事をやってる作品があるのかもしれませんが、一応の所は「仲間が死んだら生き返らせる事が出来ない」でしょうか?

 

今回は、メインで使ってるキャラが死んだらリセットで最初からやり直しでやってましたが、やむなく犠牲になってしまったキャラも数名。

 

思えば、FC版やってた頃も、カインかアベルどっちか途中で死んでそのまま片方だけ使ってた記憶があります。ここってセットっぽいけど、片方だけ使って良いのかなぁ?とか、どこか罪悪感がありました。当時は攻略本なんか無しでの完全自力プレイでしたし、説得で仲間に出来るキャラとかも結構な確率で殺してた気がします。

 

でもさ、だからこそその「カインかアベルのどっちか死んじゃったけどそのまま進めて良いのかな?」という手探り感が私にとってのファイアーエムブレムのストーリーになって、30年前の事でもおぼろげながら記憶に残ってるんだから、それこそがプレイヤーの心に残る冒険の物語になってるわけです。まさしく体験の物語ですよね。そこが面白い。

 

今回、アーマーナイトのどっしりした動きを見て、カッコいい!と思ったんですけど、恐らくはFC版も全く同じでは無いにせよ、重い動きでしたよね?確か同じように気にいって使ってた気がします。なんか私にとってとてもツボ。中盤まではアーマーナイト2人で壁とかやってました。流石に終盤は足が遅いと結果的に敵も倒せず2軍になっちゃいましたけど。

 

FC版の思い出といえばあとは傭兵がクラスチェンジすると「勇者」になるんだっていうのが結構新鮮で、他のゲームだと勇者=主人公みたいなものだと思ってたからそこも独特だなぁと思った記憶が。勇者の名に恥じぬエースユニットでしたし。(オグマのみ。ナバールは当時は仲間に出来ず。

他にはマリクとマムクート(バヌトゥ使ってたのかな?)が当時の記憶としてある。

 

その辺から今回変わったのはですね、女性陣はそれだけでレギュラー入り確定のハーレムパーティでやってました。昔やってた時はそんなんはしてないはず。女性の弓兵が居ないのでわざわざミディアさんに転職してもらいました。(終わってみればですが、弓兵が割と使えるので2人体制でも良かったかも。)

 

元々ね、女の子パーティにするつもりでしたけど、ペガサス3姉妹とかが来る前は結構女キャラが少なく、ヒロインポジションのシーダと僧侶のレナくらい?

野郎ばっかでどうよこれと思ってしまったんですけど、考えてみればこのシリーズって割と女性ファンも多い印象。
イケメンからイケオジ、ショタからロマンスグレイまで男をはべらせ放題出来るから女性に人気あるゲームなんだなと、今になって気が付きました。


FC版やってた頃は思いもしませんでしたけど、逆に後半になれば実際に私がやってたようにハーレムパーティも組めるし、ファイアーエムブレムってギャルゲーにも腑女子ゲーにもどちらにもなれるポテンシャルを秘めていて、そこがこのゲームの良い所なんだろうなと思わせられた。

 

多少の変更はあるにせよ、基礎はFC版からかわってないはずですし、元からこの完成度だったのは何気に凄いなと思わせられます。

 

キャラが死んでしまうとストーリーに絡められなくなる分、お話は主人公マルス中心で、脇のキャラを生かした話とかは基本あまりないのですが、それでも単純に悪の魔王を倒すとかではなく、悲劇のあとでも王子として気丈に振る舞うとか、国家間や同盟の上でのしがらみ、プライドを貫いて死んでいくキャラとかもあれば、暗躍する人達も居たりして、当時から結構重厚な感じでやってたんだなと改めて思い知らされました。
基本ファンタジーの世界観ですけど、戦うのはゴブリンとかハーピーとかそういうモンスターじゃなく、敵兵ってのもまた作品の個性なのかと。

 

不満点は一番大きいのが一つ。レベルアップ時のステータス上昇がこれランダムっぽいけど、レベルだけ上がってステータスの上昇が0というのが多発するのは流石にストレスでした。せめて何でも良いから1くらい上がってよ。苦労した見返りがゼロっていうのはゲーム性としては破綻してると思う。レベルが上がればその分、次の経験値も多くなるし、結局はレベル上昇がデメリットしか生まないっていう事ですよね。


成長率の高いキャラと低いキャラの差があるのは多少仕方ないとはいえ、ゼロは流石になぁ。1作目じゃ無くリメイクでしょこれ?何か意図があるんでしょうか?

 

DS版のこれは無理ですけど、FC・SFC・GBA辺りの奴ならレトロフリークでクイックセーブ多用して遊ぶのもアリなのかも。勿論それは作り手の意図したものではなくなりますけど、レベル上がる前にセーブしといて良い数字になるまで繰り返すとかなら平均以上にキャラも育つし、楽かも。
本来のバランスのギリギリ感を楽しみたいんだって言う人は普通にすれば良いですが、昔クリア出来なかったゲームをクイックセーブとか使ってクリアとか、それはそれで新しい遊び方な気がします。

 

この作品って、自由にレベル上げとかそういうのは出来ないゲームですし、最初のステータスがHP20だったのが最終面ではHP500くらいになるとかそういうインフレも無く、数値的にはステータス含め20程度の差で成り立っているゲーム。そこ考えるとさ、やっぱり物凄く繊細なゲームバランスだったりして、そうい所が面白味なんだろうなとは思うのですが。

 

中断セーブではなく、面の途中セーブポイントでのセーブとか、やり直す部分ではありがたかったですし、そんなヌルさくらいは許容してもらえるの助かります。

 

いやぁ、久々にゲームするとやっぱり楽しいですね。
20時間、30時間くらいかな?それで映画を10本見た方が得られるものは多いと思ってしまうし、私がゲーム離れしてしまった一つの要因でもあるんですけど、ゲームは自分で考えたものに対するレスポンスがあるというのがやっぱり面白いですし、ダラダラとyoutube見てたりする時間があるなら、月に1本くらいゲームやっても良いのかな?とか思ったりもしました。スマホゲーはやらんけど。

 

とりあえず、久々のゲームと、そしてファイアーエムブレム
超絶に楽しかったです。次もやりたい。

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com