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デッドプール2

 

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原題:DEADPOOL 2
監督:デヴィッド・リーチ
原作:MARVEL COMICS
アメリカ映画 2018年
☆☆☆★

 

デッドプール」の2作目で、X-MENシリーズとしては「ローガン」に続く11作目。
デッドプールらしく、いきなり入りの部分からローガンのネタバレをかましてくれる。

 

監督は前作のティム・ミラーからデヴィッド・リーチに変更。ティムさんは前作と同じく低予算で好き勝手やる方を望んだものの、ライアンはヒットしたんだからスケールアップしたいと決別。う~ん、これはどっちの方向もそれはそれでアリだったと思うし、難しい所です。結果として今回も面白い作品にはなっているので、ライアンとしては望んだ方向で上手く結果が出せて一安心だった所でしょう。

 

今回はデッドプールの長年の相棒(?)のケーブル編。いやXフォース編という感じかな?

 

そもそものデッドプール/ウェイド・ウィルソンはウルヴァリンとかと違って先天的なミュータントではない。ウエポンプラス計画でヒーリングファクター能力を受けつけられた改造人間。原作でもたまにXフォースに入ったりはするけど、基本はX-MENのメインキャラというよりはピンで活躍するキャラ。

 

んじゃ何でX-MENシリーズの枠に入ってるかと言えば、デッドプールの初出がXフォース誌の敵キャラとして出て来たから。(生みの親はアメコミファンにはお馴染みのあのロブ・ライフェルドだ!)そんなこんなでXフォースを率いるケーブルとは縁も深く、二人のチームアップ誌もシリーズとしてはそれなりに続いた。邦訳も5冊ほど出ている。本来はボケ役であるデップーがツッコミ役になるという不思議な間柄。
そんなこんなでキャラクターの権利がX-MEN側にまとめられてるのかなと思われます。「モービウス」がスパイダーマン初出のキャラなのでスパイダーマン出てないけどソニーが映画作れるみたいなもんなのでしょう。

 

前作の感想でも書きましたが、私はそもそもデッドプールというキャラがあんまり好きじゃない。というか苦手。
今回も、序盤から下ネタとか連発して、ああこういうとこが私は苦手な要因の一つなんだよなとか思いながら見てましたけど、最後はやっぱりホロリとさせられるのが上手いなと思う。

 

妻のヴァネッサの死から、自らもヴァネッサの後を追おうとするも、当然上手く行かない。前作に続いて再び登場のおせっかいやきのコロッサスに正しく生きろと諭されても、そんなの出来るはずがないと。そんな中で出会う子供のファイヤーフィスト。彼は将来悪のミュータントになるからとタイムトラベルしてきたケーブル。
心が傷つき、居るべき場所を見失ったはぐれ者たちが一つになる、というテーマをきちんとやってる辺りが本当に上手い。前作も脚本が上手く出来てたと感じたけど、残酷描写や派手なアクションシーン、ふざけたデッドプールのキャラクターだけで映画行けんじゃね?で終わらず、ちゃんと映画としてテーマとかそういうの必要だよね、ってやってるのが良いんですよ。ただのキャラクターコンテンツとしてだけでなく映画としてちゃんとしたものを作ろうってのが良いです。

 

ドミノ意外速効で全滅するXフォースとか、最後のタイムトラベルネタとかそういうおふざけで全部持って行ってしまう感もあるけれど、とりあえずああ面白かったなぁと思わせてくれるんだからやっぱり凄い。

 

次の3はマーベルスタジオでの制作で、MCU枠なの?これまでの話とは繋がってるの?とか興味はつきませんが、例えどんなメチャクチャな事をしても「デップーだからな」で済ませられるのはやっぱり面白いキャラクターだなと思いますし、それを自らプロデュースしてきたライアンの努力に敬意を表したいと思う。

 

PS.グリーンランタンも決して悪いものではなかったよ

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