僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ TVエディション

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 【Blu-ray通常版】

Mobile Suit GUNDAM Hathaway
監督:村瀬修功
原作:富野由悠季
2023年 TVアニメ 全4話
☆☆☆☆

 

「水星の魔女」TV放送1期と2期の間の穴埋め企画・第1弾
閃光のハサウェイ」TVエディション全4話が放送されました。

 

確かアマプラでも映画は見れたような気がしますが、私は劇場公開時に見てそれ以来です。つーかつい先日の気がしたけど、2021年なのかあれ。まあその後に「ドアン」も観に行きましたし、「Gレコ」劇場版も完結したしで、いやはや時が過ぎるのが早い。

 

というかハサウェイも2部の予告編すら出て無いですしねぇ。ガルパン最終章とどっちが先に完結まで見れるのやらです。

 

で、閃光のハサウェイ2週目。
どなたかツイッターで「ハサウェイとギギの会話が多昔のアドベンチャーゲームでちょっと選択肢を間違えただけですぐにゲームオーバーになるのと似た緊張感がある」的な事を言ってて、なんか言い得て妙というか、結構わかる気がする。

 

ギギの先が読めない感じは一筋縄ではいかない感じが手ごわさを生みつつ、でもそこが同時に物凄く魅力でもある。CV上田麗奈というのが超絶上手く作用してますよね。閃ハサアニメの成功の結構大きい割合を上田麗奈の上手さが占めてる気がするぞ私は。

 

で、そんなギギ以外の部分でも、とにかくセリフ回しの面白さや緊張感。緊張感と言っても別に緊迫した場面なんかじゃなくても良いのです。セリフで描かれてる情報を、こちらがどう読み込むかという意味での緊張感。ここが圧倒的に面白い。

 

所謂一般的に言われるような「会話劇の面白さ」とも多分これ違いますよね。原作にある富野的なものをいかに抽出するか。
一時期、いや今も結構居るのかな?原作にあるものを一字一句アニメで再現する事が良いアニメだと思ってる監督や演出家、もしかしたらファンもそうかもしれない。それ、ホントは一番ダメな奴です。映画や映像をわかってないなぁと思う。

 

漫画や小説、他のメディアとは時間も違うし尺や何を表現するかでも全く違うものになる。原作ままやるというのはいかにもな思考停止。
閃光のハサウェイ」も、原作が富野で難解だから、富野テイストを一切外して一般的な人がわかるような脚本として一度は形にしてみたそうですが、それが全く面白くなくて、富野的なものを色濃く残したままで上手くアレンジする、という形をとったのが結果として出来た映画だそうです。

 

そこがねぇ、今回のTVエディションを見てても異常なほど面白かった。このセリフはどういう意味や意図があるんだろう?と読み解くような感じに見るのが物凄く面白い。それが見てる方の緊張感です。

 

ただそれ、富野マニアだからこそという部分もあるので、これをフラットな感覚でどう感じるのかはよくわからない。人物造形の奥深さみたいなのは感じるんじゃなかろうかとは思うけども。

 

そして劇場とTVの差でとてつもなく大きかった部分が一つ。
MS戦が何やってるのか暗すぎてほぼ見えない。
ここは正直結構ネックなポイントでした。
劇場でも結構見えにくかったんですけど、かろうじて何をやってるかくらいはわかりました。インタビューとかでも画面の暗さはギリギリを狙った的な事は言ってましたしね。

 

これがねぇ、家のTVだと画面も小さいし、そもそも明るさとか色合いって多分個々の環境によって結構違ってくるのでしょう。この番組一つのためにそこを調整するかと言えば、メンドクサイしまあいいやみたいなのもあったので、そのまま放置。

 

ビーム光とか火花とかそんなわずかな光で少し見えるくらいが映画としてはリアルさを醸し出してて良かったんですけどね。後はゼットン風に発光するペーネロペーとか。そんな感じで、戦闘とかメカに関してはう~んな感じでしたが、ドラマのクオリティの高さでそこは純粋に面白いと思えたのは何気に凄い。

 

映画本編の時にも書いたけど、富野監督本人の作品とはまた違う魅力があるんですよね。第2部もメチャメチャ楽しみです。

 

ああ、あとガウマンだったかな?攻撃を仕掛ける前に、巻き込まれる人々には哀悼を捧げる的な事を言ってて、う~んそこはやっぱりテロでの革命は支持しにくいなと改めて思う。ドラマとしては面白いけど、巻き込まれて命を落とす一般人が居るのを前提にしててでも暴力革命っていうのはね。ちょっといかがなものかと。
そもそも政治家の命を奪うというのも、話としてはわかるけど、リアルな物と考えてしまうとねぇ。逆にそこがこの話の面白い部分ではあるのですが。

 

あとは、こんな新作をTVで堂々と流しちゃうとか、大盤振る舞いだなぁと思いつつ、ソフトを売るのが目的じゃ無く、ガンプラの宣伝の為ですよって考えるとね、そこはいかにもガンダムだよなと思えますね。

 

ただそれでもね、未だガンプラの供給が足りていない感は否めず。水星の魔女面白かったし、エアリアルくらい私も久々にガンプラ買おうかなと思ったんですけど、他の機体ならともかくエアリアルは未だどこでも見かけない。
ついでに食玩のGフレームもエアリアル確保しようかと思ったけど、そっちもどこ行っても無い。(元々買おうと思ってたゴッドはかろうじて確保出来ましたが)
ガシャポンもねぇ、アンサンブルは確保出来たけど、フォルテはエアリアル確保出来ずじまいでした。

 

買おうかなと思っても売り場に行くともう無いという、いかにもな機会損失。
プレミア価格でも買っちゃうぜとかいう程では無いので、まあいいかぁってなっちゃうけど、商売としてはそこは勿体無いなと感じます。

 

さて次は穴埋め企画第2弾で「サンダーボルト」ですね。全3話で2作ある内の1本目の方だけっぽい。どっちかつーと2本目のバンデッドフラワーの方が私としては面白かった印象ですが、どっちも1度しか見てはいないのでTV放送もそれはそれで楽しみです。

www.youtube.com

関連記事

 

curez.hatenablog.com

curez.hatenablog.com

 

curez.hatenablog.com

 

curez.hatenablog.com

 

 

curez.hatenablog.com

 

curez.hatenablog.com

 

curez.hatenablog.com

 

curez.hatenablog.com