僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

MCUフェイズ4まとめ

今週末に公開になる「アントマン&ワスプ:クアントマニア」からがフェイズ5のスタートという事で、とても楽しみです。

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ディズニープラスの方では「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」も配信がスタート。基本、近年は吹き替え派ですが、劇場では時間の都合で字幕の方を見たので、今度は吹き替えの方でも早速見終えました。
ソニー管轄の「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」以外は全部配信で見れますし、各作品のメイキングなんかも見れるので、ディズニープラスさまさまです。

 

全部初見の時の感想ですが、一応のフェイズ4作品の当ブログエントリー記事まとめ。

 

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いやフェイズ4だけで18作品て。フェイズ1~3までで23作品ですよ?
ニュース記事で「マーベル疲れ」とか何度か騒がれてましたけど、まあ確かに数は多い。


映画だけだと2年間で7本
ブラックウィドウ
・シャン・チー
・エターナルズ
スパイダーマンNWH
・ドクターストレンジMOM
・ソー:ラブ&サンダー
ブラックパンサーWF

あれ?こんなもんか。単純に映画だけでみるとそんなに増えてはいない。
ここに一応の関連作として「ヴェノム:レット・ゼア・ビ・カーネイジ」「モービウス」を入れても9本。マーベルスタジオとして年3本を2年分、ソニー系列で3本というペース。

 

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過去のフェイズにはなかったドラマが7作
・ワンダヴィジョン
・ファルコン&ウィンターソルジャー
・ロキ(シーズン1)
ホークアイ
・ムーンナイト
・ミズ・マーベル
・シー・ハルク

アニメが2作
・ホワット・イフ(シーズン1)
・アイ・アム・グルート(短編ショートアニメ集ですが)

1時間の特別ドラマが2作
ウェアウルフ・バイ・ナイト
ガーディアンズ:ホリデー・スペシャ

 

と考えると、やはりドラマが映画と同じ本数、そして一般的なTVドラマや海外ドラマと比べると話数の少ないリミテッドシリーズ的な感じではあるけど、それでも6話~とかなので分量は多く感じるというのはあるのかな?

 

各作品の感想でちょこちょこ私書いてると思うけど、コミックの文法を映画に持ち込んでるのがMCUが過去の映画と違う所だと私は思ってるので、この数の多さって、それがアメコミってものじゃないのか?感が凄くあります。

 

アメコミだってね、毎月十数タイトルとか出てるんですよ?それを全部読んでる人なんか普通居ないし、自分の好きなタイトルを追いかけて、そこでリンクしたり、他に気になるイベントやキャラ、タイトルとかがあったらその都度増やしていくみたいなのが基本。最初から全部追いかけようと思うから大変に感じるのであって、そんな難しく考えなくても良い気がします。

 

私だってアメコミ邦訳本、毎月4~5冊程度出てますけど、全部なんか読んで無いし。


というか、「エンドゲーム」の時とか散々騒いでませんでした?ここまでの21作全部見てからエンドゲームを見てほしいけど、それは実際大変だからせめてこの数本だけ厳選して、とか言ってる人多く無かったですか?直前の「キャプテンマーベル」がまた配信&ソフト化前だったので、そこだけ見れずにエンドゲーム見た人とか結構居ませんでした?

 

逆にそこで全部見てた上でのエンドゲームだったからこその感動。あるいは当時はそれが出来て無かったから今度は全部追いかけたいという反動。
そして、そんな「エンドゲーム」と同じ感動が今のフェイズ4には無いよねと文句言ってる人、そりゃそうでしょうとも。10年かけた感動を2年で味わえやしないでしょうとしか思わない。それこそフェイズ6の最後までまたなければ。
そこでね、また全部見ておけばよかったと同じ事を繰り返すのか、今度は見てて良かったとリベンジ出来るのか、そこは4~5年後をお楽しみにとしか言いようが無い。

 

その頃にはね、間違いなくアイアンマンもキャップも戻ってきますよ。それはロバート・ダウニーJrとかじゃなくまた別の人でしょうけど、その為にマルチバースをやってるわけで、アメコミでは人気キャラが死んでも少し寝かせて、また帰ってくるものです。人気のある稼ぎ頭をを永久に退場とかそんなのするわけないじゃん。そういうコミックの文脈を映画でもやるのがマーベルスタジオだろうと。

 

ただ、果たしてそれまで、そんな何年も先までナンバーワンコンテンツの地位を守り続けられるのか?と言ったらそこはきっと微妙でしょうけど、それこそ一度ここまで売れたのならば、お隣の「スターウォーズ」なんかと同じで、定番IPとしての認知にまで届いたと思いたい。

 

20年前はね、アメコミヒーローと言えば「スーパーマン」「バットマン」が二大巨頭で、そこにかろうじて「スパイダーマン」がギリギリ3位に食いこめるかぐらいの認知度でした。その下に「ワンダーウーマン」と「ハルク」が入ってベスト5だったと思います。世間への認知度ってドラマとかアニメの影響ですよね。
昔は「アベンジャーズ」なんて入らなかったんですよ。そこ考えたらね、多分今ならスーパーヒーローと言えば?と言う問いの1位にアベンジャーズが入る。

 

1本1本の質が落ちただの、もう飽きただの好き勝手言ってる人が今は目立ってますが、もうね、スーパーヒーロー物がこんな位置にまで登り詰めた世界というだけでもう私は十分。いくらでも文句言いたければ言ってくれと。古い時代からおっかけてる私みたいなおっさんにとっては、もう今が「もしも?」の世界のマルチバースに入ったようなものです。

 

20年前の自分に、アベンジャーズが映画の世界を制したんだよって言った所でさ、いやそれ何の冗談だよ。別に面白くもないジョークだし、オタクの妄想にしても、もう少しリアリティのある夢を見ろよって絶対に言われますよ。それくらいありえない世界に今は生きてる。

 


そんなこんなでとりとめのない話をしてしまいましたが、フェイズ1~3だって、後から見るとフェイズごとの特色みたいなものは見出せますが、リアルタイムの進行中はそこまでね、気にして無かったし、フェイズ4も次のフェイズ5も、多分フェイズ6の最後まで見終わった上でそこで初めてこうだったよね、とか言う話な気がします。

 

新キャラが出てきた作品や、マルチバースが直接描かれた作品はわかりやすい特徴かとは思うのですが、なんか全体を通して見ると「喪失」もまた大きく描かれたような印象。

 

それってね、構成としてはちょっと変だとも思うんです。
「インフィニティ・ウォー」で色々と失った中で、「エンドゲーム」でそれを取り戻したぞ!っていう話をやったわけじゃないですか。それなのに、再度失った話をまたやるという。

 

そこはコロナ禍で停滞した世相も繁栄する部分はあるのでしょう。エンドゲーム&ファーフロムホームが2019年。フェイズ4の開幕になったワンダヴィジョンやブラックウィドウが2021年。その間の2020年はマーベル映画が公開されて無いんですね。ブラックウィドウが公開予定だったけど、コロナで延期されました。DC映画はあったけど、マーベルは2020年の発表が結果的にされなかった。


そこはやはり喪失や停滞の時代だったのでしょう。で、そこからようやく再起をかけて・・・というのが見えてくるのがきっと次のフェイズ。作り手がそこを意図するしないは別の話で、時代とどうリンクするかという話。今月の「アントマン」から次は5月の「ガーディアンズ」とその後は更に「マーベルズ」と今年もおそらく3本見れるので楽しみに待ちたいと思います。

 


因みにフェイズ4作品。
作品のテーマ的な面白さと、サーガではなく単体としても面白かった「ブラックウィドウ」が私は一番好きかも。「スパイダーマン」は流石に特別枠って感じですが。


ただ、どの作品もそれぞれの視点やテーマ設定の面白さがあって、どの作品も全部良かった。
私はどっちかというと、映画は見て楽しかったとかじゃなく、この作品はこういう主張をしてきたか!みたいな所を一番重視して楽しんでたりするので、マーベルはもう飽きた!とかそういうのは全然無いです。

 

ヒーロー物なんて話の組み立て方や、いつもやってる事どれも同じじゃん!っていう人も中には居るんでしょうけど、それこそプリキュアや戦隊だって、キャラ変えてるだけで内容は毎年同じでしょ?と傍から見てればそんな風に思うんだろうなとは理解出来るのですが、いやいやそうじゃないよ、作品ごとに基礎や通じるものは同じでありつつ、細かい主張の差とか、時代による変化とか、そういうのが面白いんじゃないの?と言わせていただきます。

 

ドラマの方だったら圧倒的に「ファルコン&ウィンターソルジャー」が面白かった。政治は誰のためにあるのか?を改めて今の時代に問い質す姿勢がやはり凄く響きます。

 

やたら不評の声が目立ったシーハルクですが、私もこれは同じ世界観でこういうネタをやられるのはちょっとどうかな?と思ったけど、原作のシーハルクを読んだら、そもそもそういう作品だったので、アベンジャーズとは根本からジャンルが違うもの、という認識が必要なんだなと改めて思い直したしだい。

 

「ミズ・マーベル」は逆に原作が好きだったので、そのテイストの違いに若干戸惑いましたが、カマラちゃんに結構重い物を背負わせたなと思う反面、それだけ期待されてるヒロインなんだと行為的に解釈しておきます。他の作品とリンクする「マーベルズ」も期待してますので、楽しみです。