僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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シャザム!〜神々の怒り〜

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原題:SHAZAM! FURY OF THE GODS
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
原作:DCコミックス
アメリカ映画 2023年
☆☆

 

「シャザム!」続編にして、DCエクステンデッドユニバース13本目。

・・・とかいうのもなんだかなぁと思えてしまうDC映画のゴタゴタっぷりにぶっちゃけ気持ちが萎えてしまった。
仕切り直しをしますっていうのは別に良いんだけど、足並みがそろって無いのがもうね・・・。だって本来は同じコミックである「ブラックアダム」と、この作品同士でお互いに文句言いあってる辺りで、なんかガッカリしちゃった。

 

「ブラックアダム」の最後でスーパーマン出してたけどさ、あそこはどう考えてもシャザムを出すべき所ですよね。あれはドウェイン・ジョンソンの要望だったみたいだけど、こっちはこっちでブラックアダムのおかげでこっちまで変更のとばっちり受けてJSAのキャラが使えず色々と台無しにされたとか言ってるしで、もうだめだこりゃ。

 

そういう外野の部分とか、ユニバースとしてではなく、単品で面白いのが良いよね!、というのが1作目の利点でしたが、2作目ともなると、新鮮味が薄れてしまうのと、これは意図的なものでしょうけど、1作目の面白かった部分とは違う方へ舵を切ってる。

 

「見た目はオトナ、中身はコドモ」というのが1作目の面白い部分でした。映画化されてるアメコミヒーローって基本、大人ですし(スパイダーマンが少年なくらい?)そんな中で、無邪気な子供が物凄いスーパーパワーを手に入れてしまうっていうのが新鮮で面白かった。

 

ただ、そこから撮影的には3年後。子供が成長するには十分な時間が経ってるので、子役の見た目はどうしても変わってしまう。大人ならまだ年齢とかはごまかせますけど、子供はどうしてもね、成長の度合いが大きい。子供映画の続編の難しいとこですよね。前作のすぐ後の時間を描くのは不可能と判断して、あのクソガキだったビリー・バットソンが大人への一歩を踏み出すちょっと手前ぐらいの時間経過をさせてある。

 

前作の面白さをそのままパワーアップ!という感じにはいかない辺りが難しい所です。成長のドラマにせざるを得ない。あんなにファミリーに馴染めなかったビリー君が、今度はファミリーのまとめ役を必死にやろうとしている。変化のドラマとしては興味深い所ではあるけれど、う~ん、これが面白いのかと言えば正直言えばイマイチでした。

 

あとはヴィランもいかにもなスーパーヴィランの悪役というより、名前の通り神様。アトラスの娘たち女神の3姉妹。
私、原作の方の「シャザム」もあんまり知らないんだけど、ユニバースを揺るがすイベントの中のシャザムならともかく、通常のシリーズの中でどんな感じの敵が多いのかとか、実はよく知りません。ブラックアダムがライバルだとして、基本的にはやっぱり神様の能力を使う系が多いのかな?今回、3姉妹がドラゴンを使役してそこがアクションの見せ場になってたりもしましたので、絵柄的にはファンタジー寄り。
そこを他の作品には無い個性として楽しむべきか、アメコミヒーローっぽくないなぁと思えてしまうのかは微妙な所。

 

そしてサプライズ・・・の割にもう公式でも宣伝してるけど、後半にワンダーなあの人も登場。私としても、そこで一気にテンション上がりましたが、それと同時に、そのワンダーなお姉さんも今後があるのか無いのか等ゴタゴタしててね、嬉しい半面、そういうノイズも大きくて、ああ私気持ち乗って無いなと、どこか冷めて見てしまった。

 

う~ん、色々上手く行ってればさ、さあ次回シャザムVSブラックアダムにこうご期待!ってなる所なのに、もう店じまい中なのでさあ帰った帰った。最終バーゲンセールだよ!って感じの気持ちで、ただの義務感で見てる自分は何なのさ、という感じです。ブログに感想書くのめんどくせーな、とか思っちゃった時点でもう駄目ですね。

 

次は年内に「フラッシュ」でしたっけ?そこでリセットかかって第1期は終了です。いやいや「アクアマン2」はどういう位置なの?ジェームズ・ガンが発表した新生DC映画ユニバースに入ってねーじゃん!まだもうちょっとゴタゴタが続きそうです。もう全部忘れてサクッと新しい方に期待。

 

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