僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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デリシャスパーティ♡プリキュア オフィシャルコンプリートブック

デリシャスパーティ・プリキュア オフィシャルコンプリートブック (Gakken Mook)

Delicious Party ♡ Precure Official Complete Book
刊:学研 Gakken Mook
2023年
☆☆☆☆☆

 

シリーズの集大成本、デパプリのコンプリートブック発売です。
プリキュア20周年で色々と発表も多く、情報の洪水に飲み込まれそうですが、シリーズ(或いはコンテンツ)としての楽しみ方もあれば、そうじゃなくあくまで一つの単品作品・タイトルとしての見方もあるし、そこは焦らず一つ一つ向き合っていきたいかな。

 

という所でデパプリです。
細かい各話部分はともかくインタビュー関連は一通り読み終えました。でもって思うのは、デパプリって凄く素直な気持ちというか、ピュアな感情で作ってある作品なんだなぁと改めて思う。

 

今回は映画の方のインタビューとかは入って無いんですけど、アニメージュ増刊とかの方では劇場版のスタッフが「今回は貧困をテーマにしています」みたいにストレートに語ってました。

私もどちらかというとそういう視点を重視して作品を評価する事が多いので、最終回後のまとめ感想とかでも、資本主義が生んだ格差社会の中で幸せを一人占めするんじゃなくてシェアする事の尊さを描いたデパプリは流石!的な感覚で居たわけですけど、今回の本を読んでる限りではTVシリーズの方のスタッフはそこまで社会性うんぬん、現代性うんぬんを意識して描いたというよりは、描きたかったテーマやモチーフについて丁寧に向き合っていった結果として描かれた、という感じだったのかと。

 

この意識して描いている事と、無意識的に作品に現れている事って、実際はそこまで差があるわけでもないですし、それでいて面白い部分でもあったりする。
例えばそれこそ初代「ふたりはプリキュア」から、企画書に「女の子だって暴れたい」と最初から書いてあって、ジェンダーロールモデルからの解放的な作品だったという語り口は今は割とメジャーだと思うのですが、プロデューサーの鷲尾さんも最初からそこを注目されたわけじゃないし、後年になってからそこは注目された部分だったと語ってますし(私の印象では15周年の「HUG」の時からそこは凄く語られるようになった印象)、それこそ最近復刻された当時出ててた初代のビジュアルファンブック辺りのインタビューでも確か色々語ってたけど、当時も作品のテーマや表現に真剣に向き合った結果なんですよね。

 

女児向け作品を作る上で、こういう表現は嫌だよね、こういう言い回しは嫌だよね、みたいなのに一つ一つ向き合った事で、プリキュアの独自性が出たし、それが結果的に後になってジェンダー論としても語られるようになった、という形です。

 

プリキュアに限らずですけど、意図した上での社会性時代性を持った作品もあるし、無意識的にそういうものが出ている作品とどちらもあって、デパプリのTVシリーズは後者の方だったんだなと。映画は前者でしたが。個人的にも、どちらの方が良いとかは特に無く、どちらも面白い物ではあるので、色々と興味深い作品だなと。

 

個人的には安見香プロデューサーの
『誰かが何かをしてくれた時に「すみません」ではなく「ありがとう」という世界になったらいいな』
という言葉がグッと来ます。私もどちらかと言えば「スミマセン」の方を多用しがちな方なので、「ありがとう」を意識して使うようにしています。
TVシリーズ本編でも最後にゆいちゃんがその辺りの事を語ってたけど、多少唐突な感じは無くもなかったかな?まあシェアする喜びと絡めた話ではあるので、無理矢理というほどではないですが、あれは安見さんの伝えたかった言葉だったんだなと。
マリちゃんの、過去のプリキュアを知らないけど私にとってはあなたたちこそが、っていうのが、あれは監督の言葉だよねというのと同じで、最後につい作り手の言葉が出ちゃったんでしょう。

 

そういう言葉で言えばさ、パムパム役の日岡さんも上げてたけど、やっぱり私も
「昨日食べたものが今日の自分を作る。
 今日食べた物が明日の自分を作る。
 過去は変えられない、でも未来はこの瞬間から作っていけるんだよ!
 あまねさん、明日はどんな自分になりたい?」
が、すっごい好きでね。私の昔からの座右の銘とほぼ同じなのですが、それを自分の好きなプリキュアで言ってくれたのが凄く嬉しかった。

 

インタビュー関連では
ばなな(菱川花菜)ちゃん、トロプリでキュアパパイアのオーディションも受けてたそうで、彼女のみのりん先輩とか想像がつかん。
りーさ(清水理沙)さんは過去に5回ほど受けてるという話は今回が初かな。
ゆかち(井口裕香)さんは記者会見でも散々かたってましたが、過去に何度も受けたけどもはやあきらめかけてたので今回遂にプリキュアになれて嬉しかったという話から、じゃあ夢がかなった次は敵もやりたい、妖精やお母さん役もやりたいという欲張りぶりが面白い。多分、以前からプリキュアの敵や妖精、家族とかのオファーが来たらこんな感じかな的なシミュレーションという想像をきっとやってたのでしょう。

 

そして対するかやのん(茅野愛衣)は何と今回が初プリキュアオーディションでしっかり役をとりました。プリキュアというシリーズそのものにも思い入れは無かったというサバサバ具合がまた面白い。いや女性声優でプリキュア役を目標にしてる人はいっぱい居るんだけど、(それこそゆかちみたいに)そういう人がなかなかとれない中で、1度で役を得られるという縁。
逆に今度はかやのんが、せっかくだから過去のパフェキュアの、「プリアラ」のキュアパルフェと今後共演する事を目標にしたいって言ってるのがちょっと嬉しい&微笑ましい。


そうだよねぇ、「NS」でのパッションとビートの競演とか、エースとムーンライトさんの並びとか、違うシリーズだけど共通項のあるキャラがの共闘とかファンとしては嬉しいんですよね。


というかゆかちとかやのん、「ガルパン」で10年も同じチームで競演してたのに、今回のデパプリで距離が縮まったというのもちょっと面白い。

 

とまあこんな感じですが、改めてこうして振り返ると、名は体を表すじゃないけれど、デパプリはセンターに居るゆいちゃんのピュアな感じが作品全体のカラーでもあり、それでいてマリちゃんとかあまねんみたいに、ゆいちゃんよりは少し成熟した部分を持ってる人がそんなピュアさを支える感じ。

それこそ食材で言えばお米のゆいちゃんとか、メインの3人が主食でローズマリーやブラックペッパーがスパイスですし、フィナーレは食後のデザート。なんかそうやってそれぞれがそれぞれの役割や引き立て方をする、みたいな所もデパプリという作品のカラーなのかなと思えて、ますますデパプリと言う作品が好きになれました。

 

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