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ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王 7 幽霊騎士団(ゴーストナイツ)

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)

原作:三条陸
漫画:柴田優作
刊:集英社 ジャンプ・コミックス 既刊7 2020~2023連載中
☆☆☆

勇者と魔王
――両者の封印が解ける。
その「違い」は?


「ダイ大」外伝7巻目。
アバン先生不在でもお話は当然進む。マトリフ登場後はずっとではありますけど、これもう半分はマトリフさん主人公みたいなものですよねぇ。

 

「Dr.スランプ」のDr.マシリトの系譜で、勿論それは鳥山明の担当だったジャンプの編集部の鳥嶋さんがモデルになってる、いわば内輪ノリでのキャラクターデザイン。今回、改めて調べたら「ダイ大」も最初の読み切り版の時が鳥嶋さんが担当だったっぽいですね。ある種生みの親的な部分もある。そういう背景もあって、決してイケメンキャラとかそういうのではないデザインなのに、お話の魅力でこうもカッコ良く見えてくるのが非常に面白い。

 

魔王を封印ではなく、倒すための決定打として、遂にメドローアを開発。アバンストラッシュと並んで、これぞダイ大を代表する技って感じで、私も大好きな呪文です。

 

前刊の最後、遂にクロコダインも登場して、この時系列だとまだ誕生前のフレイザード以外の6(5)大団長全員が顔見せ。軍団ではなくまだあくまで登場したというだけですけど、やっぱりテンション上がりますね。

 

そして今巻のメインの敵となる幽霊騎士団ゴーストナイツ。なんとこれも30年前の読み切り「竜王バリバリ隊」からの引用だそうで。私、読んだ事あるような無いような、タイトルは憶えてましたが、お話は流石に憶えていない。でも、好きだった人にとっては、嬉しいサプライズですよねこれ。

 

こういうかゆい所に手が届くのが「勇者アバンと獄炎の魔王」というもの。大地斬・海波斬・空烈斬からのアバンストラッシュはもとより、今回は後半でグランドクルスまで開発。その前には、名前こそ出ていないけど、無刀陣の原型っぽい流れまである。次のバルトスなりハドラーとの再戦なりで、あの時に思いつきました、とかやるための前振り・伏線なのでしょう。おお~これが繋がるのか!これがあの技の最初なのか!みたいな面白味。

 

その辺の本編基準の流れの中で、こっちのオリキャラであるガンガディアが今後どこで伸びしろを見せてくれるかが、この作品の評価を大きく変えてくれるポイントの一つでしょう。あくまで本編ありきの外伝としての面白さなのか、外伝だけど本編とはまた違う、或いは同じくらいの面白さがあるよね、と言えるようになるかどうかがガンガディアにかかっている。と、思う。

次巻に続く。

 

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