僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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キラキラ☆プリキュアアラモード 第13~24話

シリーズディレクター:暮田公平、貝澤幸男
シリーズ構成:田中仁
プロデュサー:神木優
TVアニメ 2017~2018年 全49話
☆☆☆☆

 

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キラキラ☆プリキュアアラモード」2クール目、感想です。


■第13話 ムリムリ!ひまり、まさかのデビュー!

ひまりん回。言い返せないひまりんに対してリオ君の攻め方がいじめっぽく見えて凄く陰湿な感じでキツイ。しかもスイーツのキラキラルを奪うだけじゃ無く人的被害も出し始めるので、悪役らしくヘイトを重ねていく。

プリアラの新しい試みで、キャラソンをシングルで全員分出して本編でガンガン使いますよっていうのがありましたが、戦闘シーンじゃ無く、心が晴れる瞬間にキャラソン入るのが良いですねぇ。
6人分の中で私はカスタードの「プティ*パティ∞サイエンス」が一番好きです。

ペコリン出番無しでゲストキャラのお母さん役をかないみかがやってたり。

 

■第14話 お嬢さまロックンロール! 

田中仁脚本
初登場回でも1カットだけ入ってたけど、あおちゃんの素性が明かされて行く回。
執事長の水嶌さんもここから登場。

挿入歌はキャラシングルの「青空Alright」の方じゃ無く岬さんの「Soul Believer」のカバーの方を仕様。

ラストはお勉強も出来る事があかされるあおちゃん。根は常識人だし、きっと自分に自信も持ってる子なのでしょう。割とパーフェクトガールに近い。そういうとこでひまりとの対比も生きるし、高校生組に対しても、ものおじせずにツッコミ入れたりできるのかなと。

 

■第15話 愛ゆえに!怒りのキュアショコラ! 

カロンを飛ばしてショコラ回。
OPには出てましたが、ここでようやくあきらさんの妹のみくちゃん登場。
味のある青山充作画回ですが、みくちゃんが非常に可愛く見えます。
みくちゃんにケーキとか作ってもらったら泣いちゃうよね。

という感動にケチつけるジュリオへのヘイトもどんどん溜まる。敵キャラなら憎まれてナンボな所もありますが、プリキュアの敵はコミカルな部分も多いだけに、この時期のジュリオは見てる方が嫌になる陰湿さ。

そしてみくちゃんに褒められてやたら歌いまくるあおちゃんもとても可愛い。

 

■第16話 キケンな急接近!ゆかりとリオ!

カロン回なので脚本は坪田文。伝説の「あれは嘘」が聴ける回。
敵の正体を探るためのブラフとは言え、プリキュアが堂々と嘘をついても良いのかと言う、作ってる方も視聴者もザワついたという、演者の藤田咲さんもお気に入りの回。

キャラクターシングルの「CAT MEETS SWEETS」も、単品で聞く分には良い曲だけど、劇中で流すには使いにくそうな感じの印象ですが、途中で止めて、ピンチを装いつつ逆転で再開というトリッキーな使い方。

リオ君にも指摘されるけど、他のメンバーは全員何かしらの「大好き」が見える中で、じゃあゆかりさんは?という行動原理がわからない。でもその「わからなさ」も個性として描くと言う複雑にも程があるゆかりさんでした。

 

■第17話 最後の実験!変身できないキュアホイップ! 

田中仁脚本・今千秋演出回。細かい動きをちょこちょこ入れてくる演出が楽しい。

そしてジュリオ編、一周回ってふたたびいちかへ。
闇落ちさせられた後も自力で復活。ここでかかる挿入歌「勇気が君を待ってる」がね、すっごく良い曲なんですよ。知性と勇気をレッツラまぜまぜするのはひまりんですが、弱い存在がひとかけらの勇気を胸に立ちあがる(それこそダイ大の初期ポップとかね)っていうのが私は昔から大好きなパターンの一つでね、今回の挿入歌としても好きですが、単品の曲としてメチャメチャ好きな1曲。

 

「大好き」を描くプリアラですが、ここで敗れたジュリオの「大嫌いだ」が対極の言葉として胸に突き刺さります。

ジュリオの回想でちょこっとだけシエル、そして敗れ去った後釜としてビブリーも最後に顔見せ。

 

■第18話 ウワサの主は強敵ビブリー!
糸電話での会話とかシュールな絵はきっと絵コンテ土田豊のせい。
「そういう事言うのはこれッキリンにしてね」は脚本からだろうけども。

 

タイトル通りビブリー初遭遇。それでいて背後に居るノワールの情報もここから。ビブリーねぇ、昔から思うんだけど声優さんの演技がちょっとって思うんだけど、中の人はどれみちゃんなんですよね。じゃあキャリアもあるし、下手とかじゃなくそういう指示の上での演技なのかなと。イルの方は無機物ですし、ジュリオのキツさを考えると、この時点では敵だけど憎めない感じにとかしなくて良いからみたいな判断だったのかなと。
キャラデザもゴス系女幹部はプリオタにとっては花形みたいなとこありますし、そこら辺も並べて比較しても面白そう。

シエルもニュース番組内で登場して次話への布石に。


■第19話 天才パティシエ!キラ星シエル!

ここから香村純子が脚本のローテーションに入る。
田中仁さんの同期らしくって、お互い自分がメインライターやってる作品に呼びこんで手伝ってもらったりしてるので、きっと馬が合う感じなのでしょう。

 

シエル編スタート。プロVSアマチュア・・・という程にシビアではないものの、プロだからこそ物凄い努力もしてるんだよというのが描かれる。

弟子入り希望いちかのジャパニーズ土下座。女の子が土下座すると言うよく考えたらちょっとアレなビジュアルですが、そこに悲壮感の欠片も無くギャグで処理出来る所がプリアラの強みかも。

そしてOPには最初から居るペコリンと踊る謎の妖精もチラリと。

 


■第20話 憧れまぜまぜ!いちかとシエル! 

シエル編その2
アバンから開幕いちごん土下座!
シエルの謎の身体能力の高さもさることながら、何とか頑張ってついて行けるいちかも何気に凄い。

味は普通なのにキラキラルに溢れるいちかのくまパンケーキ。普通に描かれてるけどシエルはキラキラルが見えてる。何者なんだキラ

 

■第21話 なんですと〜!?明かされるシエルの正体!

シエル編その3
「シエルにあこがれるいちか」と「プリキュアにあこがれるキラリン」の立ち場の逆転現象が面白味。

引坂ヤパパも再登場に、何気にガミーとかも再び。そして復活のジュリオと共に、一応の今作ラスボスと思われるノワール様も初登場。
CV塩屋翼は富野ファンにとっては結構な御褒美です。声優業も引退はしてないけど、今は音響監督も兼任されてそっちで名前出るケースの方が多いんでしたっけ。

 


■第22話 やめてジュリオ!憎しみのキラキラル! 

香村純子脚本 貝澤幸男監督絵コンテ
シエル編その4 長いアバンから超シリアス。
キラリンとピカリオの関係、そしてジュリオの胸の内が明かされる非常に痛々しい回ながら、青山さん一人原画回でもあるので丸っこい絵が可愛いというちょっとギャップも。

 

一瞬だけどキラリンの師匠としてジャン・ピエールさんもちゃんと顔が映るし、イメージカットとして古のプリキュアルミエルさんもオーバーラップしたり後々まで知った上で見てると色々入ってる。

 

でもそれ以上にジュリオの抱える物だよねぇ、当時は女の子しかプリキュアには慣れないんだよ的な茶化す部分も当然あったけど、プリアラは設定上「プリキュア=伝説のパティシエ」なだけなので、男の子だからって別に伝説のパティシエになれないわけじゃないだろうし、男の子プリキュアの可能性もあるのかなとは思いながら見てた気はする。

大好きの反対の大嫌いを拡大させていくジュリオ、でもその奥底に大好きがあるとそこに光明を見出すホイップの強さ、そして逆にキラリンはそんな姿を前に自分は何も見えていなかったと気付かされ・・・次回へ続く。

 


■第23話 翔べ!虹色ペガサス、キュアパルフェ

田中仁脚本 暮田公平監督演出
シエル編クライマックス 追加戦士キュアパルフェ登場回で2クール目の山場。
人の心から生まれるのはキラキラなキラキラルだけじゃない。負の心もまた同時に存在し、それを拡大させるのがノワールという存在だった。

自分が弟のピカリオを追い詰めていたのだと知ったキラリンはネガティブな心に染まり、そこにノワールが忍びよる。同時に嫉妬心を爆発させていたビブリーにもさらなる力を与え、暴走させていく。

自分の弱さが招いた結果であり、姉のキラリンに非があるわけではないと、キラリンを思う気持ちが残っていたピカリオはいちかの助言もあり、心を、気持ちを籠めたワッフルをキラリンに届ける。全て失ったと思っていたはずなのに、そこにはキラキラルがあった。

自分の為に夢を諦めるな!ピカリオの作ったワッフルはキラリンの希望へはばたく翼になる。夢と希望をレッツラまぜまぜ!翔べ!虹色ペガサス、キュアパルフェ

 

分類上は緑キュアに入る事も多いですが、一応の正式カラーとしては史上初のレインボーキュアという事になっている。その流れで後にコスモとサマーも青と白ベースでありつつメインカラーとしてはレインボーキュア。
この時点では全部盛りのパーフェクト的な感じでもあったのかなと思うけど、レインボーカラーは多様性の象徴としてLGBTとかを表す色ともされているので、プリキュアのテーマとしても相性は悪くない。カラフルなので子供たちにも人気ありますしね。

 

パルフェのキャラクターシングル「虹色エスポワール」も挿入歌として使われつつ、EDもここから後期の「シュビドゥビ☆スイーツタイム」に変更と、まさしくパフェの如く色々な要素がてんこもりの中盤の山場でした。

 


■第24話 転校生は妖精キラリン!? 

シエル編エピローグにして新章スタート
消滅しかけたかに見えたピカリオはかろうじて長老と同じような霊体っぽくなって眠り続ける事に。あまりにも悪い事させ続けたおかげで、そのまま退場させる案もあったものの、かろうじてそれは免れつつ、いきなり仲間にしちゃうのもどうかという事でしばらくフェードアウト。

 

新たな敵幹部グレイブとエリシオの登場と、一人で何でも出来ちゃうよと張り切るシエルに対して、そうじゃないよ仲間が居るから一緒にやろうよという感じのお話。


ここで2クール目終了。
前半はジュリオ、後半はシエルと、キラピカ二つの話があってその上でのキュアパルフェ誕生編という感じでしょうか。

 

前にも書いたけど、2週目だからこその面白さがあって、思ってた以上に楽しんでます。
毎日見るのは流石に時間の調整が難しく、どんどん溜まっていくもののタイムリミットもあるし、みたいなのが若干ネックですが、そうでもしないといつかそのうちとか思ってせっかく買ったソフトとか私は放置しがちなので、良い機会と言えば良い機会です。

 

プリキュアに限らず映画でもゲームでも何でもそうですけど、自分が求めてたのはこれじゃない、だから不満っていう気持ちは勿論わかるしよくあるやつだけど、じゃあ何でこの作品は違うんだろう?その違いって何?なんでこんな風に作ってあるんだろう?みたいな視点で見るとね、どんどん面白くなったりするものですし、それが個性だと私は思うのであった。

 

という所で3クール目に続く。
最後は最悪BD持ってるから期間過ぎても大丈夫だけど、3クール目までは何とか期間内に間に合うように見ます。

 

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