GIRLS und PANZER
発売:バンダイビジュアル
☆☆☆☆
ファンイベント「第2次ハートフル・タンク・カーニバル」
in パシフィコ横浜 2016.8.28 Sun
のイベントを収録。
第1次の方はTVシリーズ終了後のイベントで、そこでサプライズとしてOVAと劇場版が発表された、というイベントでしたが今回はそのOVAと劇場版公開後のイベント。ここでも最後にサプライズとして最終章制作決定のお知らせ。
ただこの時点ではTVシリーズなのかOVAなのか劇場映画なのかまでは明かされず。でもこういうファンイベントで、応援のおかげで続きが作れますよっていうのは、ファン側、演者、制作側どの立ち場としても嬉しいですよね。
そして前回は主人公あんこうチームと生徒会カメさんチームのみの登壇でしたが、そこでも次は大洗みんなで集まってイベントしたいよね、的な事を言ってて、それが今回は実現。スケジュール的なものもあってか、数名の欠席は居るものの、大洗女子学園の9割。20数名の登場と言う、非常に嬉しいイベント。
勿論、ここに至るまでの流れというのもあって、劇場版公開時に全国各地に各チームごとに分かれて、全員を総動員するような形で舞台挨拶をやったんですよね。各チームのシンボルマークの入ったパンツァージャケットをみんなの分そこで作ったし、そこからの作り手の予想すら超えた20億の映画大ヒット。その締めくくり、という感じです。
そして今回のイベント、自動車部が本来だとどうしてもナカジマ役の山本希望さん以外の3人が、ダージリンのキタエリさん、オレンジペコーの石原舞さん、カチューシャ役の金元さんと他の役の方がメインの兼ね役で構成されてるので、ややのじょさん一人になりがちなイメージですが、石原さん金元さんが大洗の一員として参加してるのが何ともありがたい。(キタエリさんは欠席だけどドラマパートなんかでは事前収録の声が聴ける)
劇場版の内容を考えたら、普通にライバルチームもそのまま呼んでも良かった気はしますけどね。最終章各話のプロモーションとかだと敵チームも頻繁に舞台挨拶とか協力してくれてますし、そこは完結後の第3次に期待か?まだ何年も先の話ですけども。各巻の特典映像とかで色々収録してくれてるのでその姿自体は結構見れる部類ですが。
特典と言えば今回は映像ディスク3枚。イベントが3時間とかなので2枚に分けて収録なのと、やっぱりガルパンらしく特典映像満載の3枚目のディスクも見応えがあって面白い。海楽フェスタのイベントとかの他に、「大洗ぶらぶら作戦です」という、大洗のロケ地となった場所やお店を紹介していくコーナーで、要所要所でミリタリー設定協力したおじさん軍団が登場。やばい人達という扱いで、最後は集まっての座談会まで収録されてる。
この辺の人達、ミリタリー音声解説として声優の副音声とは別にこれまでも結構福音声の一つとして入っては居たのですが(私はミリオタじゃないのでそこはスルー)映像特典になるとなかなかやっぱり個性が強い中で、劇中のみほ達から見たら「へんなおじさん達」という半ばどうしようもない人達としてギャグ扱いになってる半面、こういう人達の協力があって作品が作られてるのも事実だし、ミリオタが楽しむ要素としては物凄いこだわりでやってるわけで、そこはそこで多分客を惹きつけるガルパンを構成する大切なパーツの一つ。そこを本人たちも承知の上でちょっと茶化してこうして形に残してあるのは上手くバランスを考えた扱い方かもしれないと、ちょっぴり感心してしまった。
ガルパンラジオでウサギさんチームにミリタリー知識を必死に押しつけていた姿にグロテスクさを私は感じたけど、こういう扱いなら、軽く笑って済ませられる分良いのかも。
話をイベントに戻して、生アフレコの音声ドラマ部分は脚本が吉田玲子で、劇場版終了後の時間軸、生徒会の引き継ぎの話になってて、これを演じてる段階ではまだ最終章の話が出て無いので、あくまでコメディー的な感じで次の生徒会の話をやるんですけど、今の時系列で見ると、ちゃんとその部分が最終章の設定に直接的に繋がってて、面白い事をやってるなぁと。
過去にも何度も書いてるけど、配信がメインになった今の時代でも、ソフトを買って満足してもらう部分に今でもきちんと力を入れているガルパンの作品としての方向性は本当に評価したい部分です。
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