僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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悪魔城ドラキュラX 血の輪廻(PCE-SCD版)

発売:コナミ
ディレクター:萩原徹
機種:PCエンジン SUPER CD-ROM2
発売日:1993年10月29日
☆☆☆★

ベルモンド家最後のヒーロー、
リヒター・ベルモンドが挑む死の迷宮。
たたみかける伝説のクライマックス。
血の因縁は俺が断つ!

PS「月下の夜想曲」をプレイしたので、せっかくなので前作となる「血の輪廻(ロンド)」もエンディングまでプレイ。オリジナルのPCエンジン(のスーパーCDロムロム規格)版をポリメガにインストール。
今だとレアソフトで高額タイトルですが、当時から所持してるものなのでそこら辺は問題無い。今だと現行機種でも普通に安くダウンロード版も購入出来るようですので、コレクターじゃない人は無理して現物とか買わないでおきましょう。あとPCエンジンミニにも入ってたはず。

 

シリーズ10作目という所から「X」というタイトルになっているそうですが、発売順的にはSFC版、X68000版の次くらい。PCエンジンらしく、アニメ調のデモシーンが追加されてるのが特徴。

SFC版がハード性能を生かした画面の拡大縮小・回転機能なんかを使った派手な画面が作れたのに対して、こちらはそういう派手さが無い分、後ろから巨大なベヒーモスが追いかけてくるとか、演出で多彩なステージを表現。

 

そして90年代ともなると、ゲームはRPGが花形。何十時間も遊べるのが売りになってる中で、面クリア型のアクションゲームは購買意欲が弱いとされる傾向を考え、全8面ながらステージ1からもう隠しの裏ルートがあり2~5面は全く別の裏面があるという形で、結構なボリュームを確保。

4人のヒロイン救出ミッションもあり、ただステージをまっすぐ進んで行くだけで自然と攻略するのではなく、後のシリーズの探索要素に近い物もこの時点で組み込まれている。

で、そのヒロインの中の一人がマリア・ラーネッド。救出するとプレイヤーキャラとして使えて、「血の輪廻=マリア」というイメージがつくくらいには有名。


2段ジャンプにスライディング、コマンド技に高火力ウェポンと明らかに主人公リヒターより強いし使いやすいキャラ。

 

ぶっちゃけ私も昔はマリアで遊んでた記憶しかないので、今回はあえてマリア縛り。1週目EDまではリヒターで遊んだのですが、いやこれが本当にムズい。いわゆる体力やアイテムにまかせた「ゴリ押し」プレイが一切通じないようなバランスで作られてたんですね。きちんと相手の行動に対応した動きで一つ一つかわして攻撃、みたいな形で行かないとリヒターではボスが倒せない。


コンティニュー自体は無制限に出来ますが、全滅するとステージの最初に戻されるので、今回はズルを承知でステートセーブを多用。勿論、ステートでゴリ押しとかではなく、ボス直前でセーブ。攻略パターンを見つけるまで何度もやりかえす、という形。

 

マリアのイメージが大きすぎて、今まで本質が見えていなかった気がしますが、見た目はともかくシリーズの中でも最後の硬派さを持ったドラキュラだった気がします。この次のメガドラ版「バンパイアキラー」ってここまで難しくは無いんですよ。

硬派さを残しつつ、探索要素であったり、セカンドキャラのマリアだったり、時代の変化を色々と模索してた作品だったんだなと今ならわかります。

 

PSP版でポリゴンリメイクもされてて、クリア後にこっちのオリジナル版「血の輪廻」と「月下の夜想曲」が遊べるんですけど、多分私はPSP版はリメイクを一度クリアしてあとは「月下」しかやってなかった気がする。
アレンジ移植のSFC版「XX」と共に、いつものドラキュラらしい面白さはあるし決して嫌いじゃないけど、意外とそこまで特別な思い入れも無い、というのが私の中での「血の輪廻」でした。そんな状況の中で、今回再プレイでまた印象も少し変わったかもしれません。

 

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