VAMPIRE HUNTER ANOTHER STORY : DONOVAN AS THE TRAVELLER OF DESTINY
脚本:永田武司
発売:ビクターエンタテインメント
1995年 ドラマCD
☆☆★
ゲームセンターで絶大な人気を誇る、カプコンの
「ヴァンパイアハンター」がついにCDドラマ化!!
◆メインキャラクターの声優には、ドノヴァンに小杉十郎太、謎の少女アニタには椎名へきるを起用。
◆ジャケットには、カプコンデザインチーム最新描き下ろしの、オリジナルイラストを採用。
◆ストーリーは、ドラマCD用に書き下ろされたオリジナルストーリー。ドノヴァン、アニタの
隠された過去が、今、明らかに…。
カプコンの2D格闘ゲーム「ヴァンパイア」シリーズ2作目「ヴァンパイアハンター」のドラマCD版。
カプコン格ゲーの中では私が一番思い入れがあるのがこの「ヴァンパイアハンター」で、セガサターン版、アーケード版どちらも格ゲーを本格的にやり始めたぐらいの時で、結構時間を費やした思い出があります。
1作目の「ヴァンパイア」はまだアーケードに通う前くらいなので、少し触った程度。次の3作目の「ヴァンパイアセイヴァー」もそこそこはやったけど、体力ゲージの持ち越しがあんまり好きじゃ無くてね、ハンターの方が良かったなと思いながらやってた。
ハンターでの持ちキャラは、ドノヴァン、レイレイ、ガロン、オルバス辺り。ドノヴァンはテクニカルキャラでプレイしてて楽しいんですが、ぶっちゃけ弱くてね。私はそこまで極めてたわけじゃないので、野試合でもドノヴァンで勝った記憶が無いな。なので負けたら他のキャラで入り直す感じでした。
こちらのドラマCD版のドノヴァン役は小杉十郎太。私の記憶だとドノヴァン役は石塚運昇さんだったんですが、それはOVAの方でした。今回の奴は当時は触れておらず、今回が初聴。小杉さんも悪くないです。
アニタと共にダークストーカーズ狩りをしていた旅の中で、一つの街に辿りつく。古城を拠点としていたダークストーカーを倒すまでの間に、一つの家族に世話になる中、ドノヴァンとアニタはその家族と親交を深める。
子供(アニタ)を連れて危険な旅を続けるのは良くないし、ここに落ち着くのも悪くないんじゃないか?という展開。
あれ?あくまでアナザーストーリーとしてハッピーエンド展開?みたいに一瞬思ったものの、ラストはやはり旅立って行く形で一安心。
今回のドラマの中でも過去が明かされますが、ドノヴァンは半分は闇の血が入った半魔族。ゲームのEDもそんな闇に飲まれてしまうバッドエンドっぽいEDでした。今回は、敵のダークストーカーも山猫の化物みたいなもので、ドノヴァンとアニタ以外はゲームのキャラは出ない(敵も同じ化け猫のフェリシアとは関連性無し)
一応「ヴァンパイアハンター」という作品においてはドノヴァンが主人公ポジションなんですけど、次のセイヴァーでは主役交代で出番ないし、シリーズの顔であるデミトリ、モリガンみたいな人気があるキャラではないはず。その後の出演作品も「スーパーパズルファイターIIX」くらいなのでカプコン的にもファン的にもそんなに重要なキャラでは無いと思われるが、私は見た目も設定も好きなキャラの一人。
ドラマCDのシナオリとしてもそんなに面白いものでは無いものの、こういうものが残ってるだけでも結構嬉しいものです。
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