僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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X-MEN'97 (MCUその50)

原題:X-MEN '97
監督:ジェイク・カストレーナ
原案・シリーズ構成:ボー・デマーヨ
配信アニメ 全10話(シーズン1) 2024年
☆☆☆☆

 

果たしてこれがMCUと関係があるのかは不明ながら、一応「デッドプールウルヴァリン」前に見ておく。

 

ストーリー的にMCUとは特に関係は無い話だよと明言されているものの、マーベルスタジオの今後のラインナップの一つとして一番最初にこのタイトルは発表はされてました。スパイダーマン:フレッシュマンイヤーだっけ?あれと同じでアニメタイトルながら、マーベルスタジオ制作のこれからの予定として発表はされてた。

 

今回オープニングのパラパラはマーベルスタジオではなく今回が初の「マーベルアニメーション」になってましたが、「ホワットイフ」のカットも使われてましたし、今後はドラマの方も「マーベルテレビジョン」という枠になるらしいので、それぞれに別ブランド化していく、という事なんだとは思う。(エンドクレジット後にはマーベルスタジオのロゴも出る)

 

タイトルの「'97」というのは何かと言えば、1991年から1997年まで作られてたX-MENのアニメシリーズの直接の続きだよ、という事のようです。因みにそのシリーズ、日本でも放送されてました。というか私をアメコミ沼に引き込んだX-MENの格闘ゲームカプコンアーケードゲームとして作った時に、そのプロモーションとして、カプコンがスポンサーになって日本にもアニメを輸入したという経緯がある。

そこから小プロの邦訳アメコミもありつつ、竹書房からはアニメ版のコミカライズという扱いで、日本人作家に描かせた小さい単行本サイズのやつも出てたりしました。カプコンアーケードゲームだけでなく、SFC版の別のX-MENゲームも出してましたし、まあメディアミックス展開だったわけです。

 

私の住んでる地域ではTV放送してなかったんですけど、レンタル落ちのビデオテープとかかき集めて、全部では無いにせよ結構見るのは見てました。

 

ただ、小プロの邦訳X-MENは、時代の寵児ジム・リーがアメコミの最大部数を叩きだしたメチャメチャカッコいい絵柄だったのですが、アニメの方は90年代のアメリカ製アニメですから、超絶モッサリな絵柄と動きで、う~んこれはちょっと厳しいのでは?というのが正直な感想でした。
日本放送版は、元には無いオープニングとエンディングが日本独自で作られて、そこは日本製だったので、OPだけアニメのクオリティが高かった。

当時を知ってる人にはよくネタにされる、定番ネタでした。

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逆にEDは原作アメコミの絵をそのまま使うという、知らない世界に興味を持たせる作りになってるのが何気に上手い

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「ドクターストレンジ:マルチバースオブマッドネス」でプロフェッサーXが登場するシーンでこのアニメのメインテーマが使われたり、「ミズマーベル」でカマラがミュータントらしいというのがわかるシーンでも同じくこのアニメ版のテーマがバックにちょこっと流れたり、X-MENと言えばこの曲、みたいな誰しもが知ってるメジャーなものという扱いなのかもしれない。実写映画のメインテーマも全作ではないにせよ繰り返し使ってたし、有名だとは思うのでMCUでもいつか流れるタイミングが来るのでしょうか。

 

MCUトップのケヴィン・ファイギが言う所では、若い人にもX-MENの宇宙規模のソープオペラを体験して欲しいので当時人気のあったアニメの続きをやった、的な感じのようですが、確かに実写映画の方では世界観が飛躍しすぎるのもあってか、ダークフェニックスだけ描いても宇宙の方の話は触れないまま終わってました。過去とか未来とかリンボ界とかはやったのにね。

 

恐らくは将来的にはフェニックスフォース絡みで「アベンジャーズvsX-MEN」はやりたいんだろうなというのは想像出来る。今の客離れに歯止めが効かなければそんなんやってもグダグダでしょうけど、少しは上手く盛り返せればその辺りのタイトルはドル箱になりそうだし。

 

で、ようやく今回のX-MEN '97の話ですが、正直ビックリしました。止め絵で見ると、昔のアニメの絵柄そのままなんですけど、昔はアメリカのアニメなんてこんなもんだよな。日本のアニメに目が慣れてると、ちょっと見てられないレベル・・・とかバカにしてたのは遠い過去の話。絵の雰囲気だけそのままで、他は全て超ハイクオリティでグリグリ動くし、演出とかも凄くカッコいい。

 

「スパイダーバース」で原作コミックの絵をそのまま動かすとかいう頭一つどころか二つも三つも飛び抜けた革新みたいな事をやってきたわけじゃないですか。
私は見てないけど、日本でも「ファーストスラムダンク」がそれに近い感じで、漫画の絵をそのまま動かすみたいな作品だったんですよね?その後それ系の作品が割と増えてきてトレンドの一つになってる感じですが、感覚的にはそれに近い。絵柄は元あったものをなるべく尊重するセンスでありつつ、クオリティだけは超絶凄い。こんな事を劇場版では無くTVシリーズでやってくるのかと。

 

今やアニメ大国と言われた日本も落ちぶれて1クールアニメすらまともに放送出来なくなってるというのに、かつては鼻で笑ってたアメリカのアニメが日本よりクオリティの高い物を平然と出してくる時代なのかと。一番驚いたのはやっぱりそのクオリティコントロールの部分でした。いやMCU本隊の方が低クオリティを連発して客離れとか言ってる時に何ですが。

 

話の方は、やたらシリアス。いきなりプロフェッサーが倒れてフェードアウト。マグニートーがX-MENの指導者となる、という面白い展開からスタート。

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ミュータントマサカー編を挟みつつ、終盤は何とゼロトレランス編。

え?マジか。ゼロトレランス編ってね、日本語邦訳版X-MENが刊行されてきて、シリーズの最後になってた話なんですよ。しかももうかなり売れなくなってたのか、最後の辺りはダイジェスト収録になっちゃてて、決着らしい決着も無しで終わった。これ以降は邦訳本がしばらく止まってしまって、一つの時代が終わったんだな感がありました。

 

まさかそこが今になってアニメ化されて再びバスチオンと合間見えようとは思わなんだ。しかも今の視点だと、現行のクラコア編からはプライムセンチネル系(機械生命体系)は単純な一ヴィランじゃ無く、人間・ミュータントと生存競争相手の最大の障害みたいな位置付けになってますし、当時とはまた違う感覚で見れるのが面白い。

 

当時のアニメでは再現して無かったのか、ここも当時の小プロ日本語版にあったフェイタルアトラクション編もアレンジして話に組み込んであって、より「これ原作のあれじゃん!」感が増して、正直楽しかったです。このまま期間開けてシーズン2に続くみたいなのでそれ以降は多分未知の世界。

 

当時の旧アニメもディズニープラスで見れるのですが、流石に見返すのはしんどいのでそこはパス。「'97」と違って吹き替え版あるのはありがたいんですけどね(「'97」は最初の2話配信されてすぐに見たんですが、吹き替えが無くそこ入るの待ってたんですが、結局今も吹き替えなしの字幕のみです)最後の最後に、話は映画に繋がるよ的なものも全く無いので、多分リンクはしなさそう。
最後ビショップが出てきて、多少マルチバースに繋がる的な解釈も出来なくは無いけど、映画等よりは普通にシーズン2展開だと思われるが、旧作にも出てたっけかな?他のアベンジャーズの面々もこの世界には普通に居るという形で軽く顔見せ程度には登場。

 

現状、懐かしコンテンツかな?(日本でもやたらリバイバルアニメとか流行ってますし)という気もしましたが、これが今後どうなっていくのか、今の所は見守るしかない。

 

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