僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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X・ライブズ・オブ・ウルヴァリン/X・デス・オブ・ウルヴァリン

X・ライブズ・オブ・ウルヴァリン/X・デス・オブ・ウルヴァリン (ShoPro books)

X Lives of Wolverrine/X Deaths of Wolverrine
著:ベンジャミン・パーシー(作)
  ジョシュア・カッサーラ、フェデリコ・ビチェンティーニ(画)
訳:高木亮
刊:MARVEL 小学館集英社プロダクション ShoProBooks
アメコミ 2024年
収録:X LIVES OF WOLVERINE #1-5(2022)
   X DEATHS OF WOLVERINE #1-5(2022)
☆☆☆★

俺はこの世界に
爪痕を残してやる。
命懸けで。

ウルヴァリン VS. 宿敵オメガ・レッド

 

ミュータントの中心的存在であるプロフェッサーXの命がいま、宿敵オメガ・レッドによって最大の危機に瀕している。過去のあらゆる時代に干渉して襲ってくるオメガ・レッドに対抗するには、ウルヴァリンの力が必要だった。かくして、ミュータント同士の壮絶な死闘が繰り広げられるが、迫り来る敵はそれだけではなく……。はたして、ウルヴァリンは決死の任務を完遂できるのか?
そして、クラコアから追放された危険分子のモイラまでもが、更なる波乱を呼び起こし、X-MENサーガが激動の新展開を迎える!

 

インフェルノ」から続くシリーズ8冊目。一応前回でヒックマン期が終了と言う事での一区切りなのだけど、その後のモイラが描かれるこちらがエピローグ的な扱い。

ロシアのニコライ・ラスプーチンの陰謀により、オメガレッドがクラコアを裏切り、あらゆる過去の時空でチャールズ・エグゼビアを付け狙う。それを知ったプロフェッサーXとジーン・グレイは過去を生き伸びてきたウルヴァリンに今のウルヴァリンの精神を飛ばしてオメガレッドの脅威に立ち向かう、というのが本筋。

 

モイラの話はその裏でちょこちょこその後のミスティークからの逃亡劇として描かれる。あまりウルヴァリンとモイラの話に関係は無いものの、過去に遡り運命を変えられるのか否か、みたいなテーマ的に一応の関連性は多少ある感じか。

 

というかウルヴァリンが過去の自分に精神を飛ばす、っていう部分は映画の「フューチャー&パスト」じゃねーかと。まず映画の原作として「デイズ・オブ・フューチャーパスト」という有名な話が元にあって、そっちだと別の時代に精神を飛ばすのはキティ・プライドだったんですが、映画ではそれをウルヴァリンにアレンジしてあった。
で、そのアイディアはアリだなと思ったのか、今度は映画の設定を逆輸入して原作コミックに持ち込んでみました的な感覚が面白い。

 

そして今回のメインヴィランとなるのがオメガレッド。X-MENシリーズ的には、そこまでの大物ヴィランでは無い中堅どころというイメージですが、カプコンのゲームに出てたのと、本国でアメコミ史上最高の売り上げを記録し、邦訳も出たジム・リー版X-MENの2巻で華々しくデビューしたヴィランなので、これまでの映画とかには出てきてないものの知名度はそれなりにあるキャラクター。実は私もゲームで持ちキャラの一人にしてたので、割と好きなキャラだったリします。

 

そのジム・リー版X-MEN(vol.2)で描かれてた、ローガン、セイバートゥース、マーベリックとのチームXだとか、「ウルヴァリン:オリジン」「ウェポンX」とか過去の色々な時系列に精神を飛ばすのが面白い。チャールズ・エグゼビアの祖先を殺せばチャールズは生まれてこないのでは?或いはウルヴァリンがことごとく阻止してくるのなら、先にウルヴァリンの方を始末してしまえば良いのでは?とか、時間軸によって
色々と工夫してくるのも面白い。

 

前回のインフェルノ編もそうでしたし、今はプロフェッサーは黒い部分があるのが当たり前として描かれてるけど、それでもチャックの事を信じるんだっていうウルヴァリンの健気さがね、状況によっては殺しもやむを得ないという覚悟を持ってるウルヴァリンだからこそ、それでもっていうとこが良いなぁと思う。

 

プロフェッサーとマグニートーが和解してもう随分経つけど、その下としてサイクロップスウルヴァリンのそれぞれ別の感覚の二人っていうのもやっぱりX-MENのお約束の面白さだなと思う。やっぱりウルヴァリンの魅力はこうだよねってのが存分に描かれてて面白かった。

 

ローラ、ダケンと、私は今回で初めて知ったローラの妹分のガブリエル・キニー(ギャビー)なんてのも居て、ウルヴァリンズを結成して、家族してるのも楽しい。

 

「デス・オブ・ウルヴァリン」っていうとね、クラコア編に入る少し前のウルヴァリンが死んだ時の話を思い出しますが、その話は邦訳も出てるものの、結局復活の部分は描かれずじまいだったので(その後のインフィニティウォーズの時はオールドマンローガンとか引っ張りだされてきてたけど、今回の解説によると本物のウルヴァリンは黒魔術で復活してたとか何とか)今回はそれなりにスッキリしつつ、じゃあこれどういう話だったのかと問われると、正直あまり理解に自信が無い。

 

結局モイラは草薙素子みたいになっちゃったって事?陣営としてはもう機械側なのかな?肉体はファランクスで形成されてるけど精神は自分の物だから人間側?まだミュータント側?そこはよくわからん。

 

とりあえず次からはまた仕切り直しで新章スタート。

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