シュタインズ・ゲート
-Arc light of The Sky-
シナリオ:林直孝
発売:5pb.
販売:メディアファクトリー
ドラマCD 2010年
☆☆☆
「きっと、届くよ。あの星の光みたいに」
数々の話題を読んだSTEINS;GATEのドラマCD第2弾!!
岡部倫太郎が、牧瀬紅莉栖を救うために
“タイムトラベル”をして戻ってくるまでの空白の1分間。
世界の運命に抗い、はるか遠い最後の世界線へ到達するための
“もうひとつの鍵”が今、まゆりに託される――
シュタゲドラマCD2枚目。1枚目と同じくまだアニメ化前の奴。
声優は関さんで変わってないけど、ダルがアニメとはちょっと違う喋り方してますね。元のゲームではこっちが基準で、アニメの時に少し変えたのかな?
そういえばシュタゲと言えば先日、ゲームの方のリブートという名のリメイクが発表されたっぽい。声優はみんな現役だと思うので、変更は無しかな?ハマり役だからこそ一新したら凄くフレッシュになりそうだけどどうだろう。
それはともかく、今回のドラマCDはまゆり主役。
シュタゲ初めてアニメで見た時は、まゆりを救うために何度も何度もループを繰り返すじゃないですか。そこまでは普通にまゆりがメインヒロインだと思ってました。
が!ラストまで見ると、クリスがヒロインだったのかという驚きもサプライズ的な面白さでしたし、私はクリスめっちゃ好きなタイプなのでそこでますます作品としても好きになれました。
いやぁ、でもまゆしぃの視点だと実は相当にキツイわな。今回、その辺が描かれてて、いやこれツライなと。まゆしぃにしたらオカリンは別にお兄ちゃん的な存在では無いよね?普通に「好き」だよね?恋愛感情あるよね?そこを改めて感じた。
大人になればね、若い頃の失恋もまた人間的に成長する為の大切な経験とか思えたりはするし、いや何よりまゆり生きてて良かったよ、それ以上求めなくても大丈夫、ぐらいには思うのだけど。
そして今回の話、オカリンがクリスを救うのを失敗して、心が折れて、全てを忘れて普通の大学生に戻り、パンピー化したエンジョイ勢(飲み会でイェーイ!みたいな)になった姿が描かれる。すっかり毒が抜けてさわやか青年化したオカリンとか凄いのが見れる(聴ける)。
そこから鳳凰院凶真を呼び戻すという流れですが、確かシュタゲってマルチバース制じゃなく、結局は小さい枝葉は収束されて結局は1本に収束。α世界線から全く別のβ世界線に行くのには簡単には行かない、だったっけかな?そんな中で、歴史を変えて消えてしまう世界線の方の視点が描かれてたりしたのがなかなか新鮮でした。
クリスが好きだからこそあまり気にしていなかったまゆりの視点。
物語としては上手く行く新しい世界線を追うからこそ、消える側の世界の視点。
とまあ、目の付けどころが面白い1枚でした。めっちゃ切ないけど。
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