原題:The Pope's Exorcist
監督:ジュリアス・エイヴァリー
脚本:マイケル・ペトローニ、エヴァン・スピリオトポウロス
原作:ガブリエーレ・アモルト『エクソシストは語る』
アメリカ映画 2023年
☆☆☆★
<ストーリー>
1987年7月――サン・セバスチャン修道院。
アモルト神父はローマ教皇から直接依頼を受け、憑依されたある少年の《悪魔祓い》(エクソシズム)に向かう――。変わり果てた姿。絶対に知りえないアモルト自身の過去を話す少年を見て、これは病気ではなく“悪魔”の仕業だと確信。若き相棒のトマース神父とともに本格的な調査に乗り出したアモルトは、ある古い記録に辿り着く。中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判。その修道院の地下に眠る邪悪な魂――。
全てが一つに繋がった時、ヴァチカンの命運を握る、凄惨なエクソシズムが始まる――
ラッセル・クロウ主演のエクソシスト映画。
え?ラッセル・クロウなの?普通に悪魔と殴り合いしても強そう。
意外な掘り出し物的に高評価を受けてる印象でしたが・・・
普通。
う~ん、実に普通。
つまんなくはなかったですよ。いや面白かった。けど普通。
ウィリアム・ピーター・ブラッディ原作、ウィリアム・フリードキン監督のオカルト映画の金字塔1973年版の「エクソシスト」は私のフェバリット映画の一つです。以前に感想を書いた時は、私にとってはこれはある種のヒーロー映画なんだ的な事を書きましたが、今回の「ヴァチカンのエクソシスト」はある意味とかある視点ではとかではなく、エクソシズムで因縁の悪魔と戦いを繰り広げるヒーロー映画の文脈で作られた感じの作品でした。
一応ね、悪魔憑きの9割は病気や精神の問題によるものだ的なそんな悪魔なんて非現実的なものはいませんよっていう基本ムーブも言うには言うんだけど、ラッセル・クロウ演じる主人公のガブリエーレ・アモルト神父は最初から悪魔が実在する前提で、本気でそれと戦っているというタイプ。
「エクソシスト」は否定して否定してもう本当にどうしようもなくなった時に、まさに神頼みじゃないけど、メリン神父カラス神父が命をかけて悪魔憑きのリーガンを救おうとするという所にリアリズムとヒーロー性がある作りになってる。
勿論、私はエクソシスト大好きだし、今回みたいな話も大好物で楽しいんだけど、なんか漫画のヒーローみたいだなぁとちょっと思いながら見てました。リアリズムよりはフィクションの面白さですよ系かなぁと。
「スポットライト 世紀のスクープ」ほどではないけれど、神聖なるヴァチカンの裏の顔とかもちょっと話に絡んできたり、今に至るまでの主人公の過去とかも色々複雑な背景は用意されてはいるけれど、そこからのラスト。
ネタバレしますので、もし自分で見てみようと思う方はご注意を。
いやそこまで重要なアレじゃないけれど。
今回封印した悪魔は200体の内の一人でしか無い。あと199の悪魔を封印していくには一生かかっても不可能だろう。一人なら、エスキベル神父(今回の新人枠)手を貸してくれるか?
何これ。ジャンプのバトル漫画じゃん。ベテランと新人がバディを組んで199の悪魔を封印して行く旅に出る。
モンスターとか妖怪とか、多少違えど、こんな設定の漫画、山ほど読んできたぞ?これ、日本の漫画が原作じゃねーのか!?っていう。
いや実際は多数の悪魔払いを実際に行ってきたノンフィクションが一応は原作という形のようです。例によって実在のご本人の顔が最後に出たりしますし、私は後から予告を見たのですがこれまた例によって「実話に基づく」と、どーんと出る奴で笑ってしまった。
いや~、こういうのね、小学生の頃だったら実話って言ってるじゃん!って素直にビビっただろうし、私はこういうの信じちゃう方なので、中学生くらいでも、いやまさかな?でも多少の誇張はあるだろうけど実話って事は本当の部分もあるって事だよなと、ビリーバーっぽい感じだったと思う。大人の今なら、アホか!ってちゃんと言えるけど。
「エクソシスト」はパズス「死霊館」は確かヴァラクだっけ?そして今回はアスモデウス。かつてメガテニストだった身としては、こういう古の悪魔とか出てくると、あ~あいつか!ってなって結構ときめきます。いや~、いいな。いつか悪魔軍団対神父アベンジャーズとかやってくれませんかね?
え?ラッセル・クロウの次の新作で今度はエクソシスト役の役者の話なの?
www.youtube.com続編とかじゃないんだよねこれ。同じようなのようやるわ。
ちょっと前のニコラス・ケイジみたいに金に困って基本話は断らずに何にでも出演するとかそんなのではないだろうに。
でもスクーターに乗ってやってくる姿とかやっぱり超カッコ良かったし、面白かったし好きだけど、良い映画かと言われると困っちゃうぞ。
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