僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

さらにすごい科学で守ります!

さらにすごい科学で守ります!

著:長谷川裕一
刊:NHK出版
2005年
☆☆☆☆

すごかがシリーズ第3弾にして最終章。

 

この後も数年後に同人誌で「仮面ライダーディケイド」に合わせた奴が出たらしいのですけど、ディケイドはマルチバースを扱った作品でしたし、近年の作品になると、元からの設定とかがそれなりにきっちり作ってきているので、昭和特撮みたいな自由に解釈できる幅が少なくなってきたので、このシリーズも役目を終えた的な感じらしい。

 

長谷川先生は基本的に私は「クロスボーンガンダム」を軸に追ってきてただけなので、「ゴーカイジャー」「ゴーバスターズ」辺りはどう解釈したのか気になる所です。

 

今回の本で扱っている範囲はスーパー戦隊は「タイムレンジャー」から「デカレンジャー」までの5作。そして前作で宇宙刑事3部作を扱っていたので、その流れで残りのメタルヒーローシリーズが「ジャスピオン」から「ビーファイターカブト」まで。

その後の「ビーロボカブタック」「テツワン探偵ロボタック」は含まず。まあ路線的にはヒーロー物というより「ロボコン」とか「ロボット8ちゃん」とかそっち方向だからまた別なのか。(いや私もその辺は詳しく無いですけど)

 

せっかくだから不思議コメディーシリーズも含めたら面白かったのになぁ、とか思ったら!何と「有言実行三姉妹シュシュトリアン」については触れてある。しかもあなた、「カクレンジャー」に絡めてとかじゃないんですよ!?宇宙人が日常に存在すると言う部分では「デカレンジャー」と世界観を共有している証拠なのでは、という発想が素晴らしい。

 

そしてその「特捜戦隊デカレンジャー」この本の時点では現行作品だったようで、当然この時点では公式の設定も無い中、宇宙刑事シリーズとの接点をこれは誰が考えてもそうだよね、と意気揚々と語ってくれてるのが微笑ましい。

 

ただ公式的にはデカレンの10イヤーズの方で設定された(んだっけ?スペーススクワッド?)ジャッジメントタイムの速攻で判決が下される様は、超超超高性能AIが
判断しているとか、それに匹敵する異常に頭の良い宇宙人が判決を下しているのでは?という解釈をとっているが、後に劇中で明らかにされた設定として、時間の流れが違う惑星で何カ月もかけて審議しているが、地球時間ではたった数秒になる、という公式設定になりました。長谷川先生どうすか?ああこの手があったかって思ったのか気になる。

 

あとはハリケンジャーが3人なのに対して、ゴウライジャーが2人なのはおかしい、チームとしての3人目、メカ的にも3体目があるべきだしという発想でそこを独自解釈で補っていたりする。更にはビーファイターとの関連性から3人目はテントウ虫モチーフという所にまで着地している。こっちも後の「非公認戦隊アキバレンジャー」で3人目のテントライジャーが追加された時はどう思ったのか聞いてみたい。

 

と言う感じで、今だと後から作品が追加されたり、後の作品にゲスト出演とかも含めて色々と状況は変わったりしてるものもある。


それこそ「スペーススクワッド」関連とかさぁ、まさに長谷川先生が妄想した東映ヒーローユニバース的なものだったわけじゃないですか。あれを正直上手く生かしきれなかったのは私的にも本当に残念。しかもその少し前には「キョーダイン」「アクマイザー3」「ポワトリン」「キカイダー」とかをリメイクしてライダーの世界とかに取り込もうとしてたじゃないですか。いつもの東映低予算低クオリティで雑に処理してさほど話題にならずに終わり。

 

あの辺、もっと上手く生かしきれなかったものか。長谷川先生にがっつり企画脚本で絡んでもらってお願い出来ればアメコミヒーロー映画に匹敵するもの出来たりしません?長濱ロボとかそっちの系譜を繋げた「超電磁大戦ビクトリーV」からの「ゴッドバード」とかもね、長谷川先生凄く良かったですし、東映はその辺考えてほしい。

 

所で94ページ。シュリケンジャーの正体はフクロウ男爵説という私が大好きなネタの次のページですが、『「カーレンジャー」のカーレッド』というお馴染みの間違いはネタでしょうか?私が持ってるのは初版本でしたが2刷とか合体本では修正されてます?

 

そしてメタルヒーロー
こっち系は私は「シャリバン」「メタルダー」「ジライヤ」が好きです。番外の別枠ですが、「シャンゼリオン」も取り上げられてたり、一つの章までは扱われて無いけど、話の中で「ズバット」も触れられてるのが面白い。

 

前作で解釈に苦労してた「シャイダー」のシューティングフォーメーション。一度解釈してしまえば、「スピルバン」グランナスカのカノンフォーメーション「デカレンジャー」デカウイングロボのデカウイングキャンと、次々と系譜立てされていくのが気持ち良い。

 

メタルダー」の外見は、ただの「キカイダー」オマージュだからと流してしまうのではなく、あれは磁石のS極N極の象徴であって、超重力エンジンは磁力エネルギーであり、攻撃特化の右側と防御重視の左側という構造に違い無いというのは、目から鱗の解釈でとても楽しい。

 

その後のメタルヒーローもコンバットスーツが宇宙刑事由来のものとそれを模倣した地球製のものがシリーズによって変わり、人間が装着するタイプと、仲間でロボットにしてあるのは予算や技術がうんぬんというのは頷く他ない。

 

いや今回も超面白かった。次があれば読みたいんだけど、なかなか今の時代では公式では無いこういうのは難しいのかなと思うし、同人誌とか探すしかないんですかね。
やっぱり私は極めているマニアの人に物凄い面白味を感じるしリスペクトの気持ちが大きい。youtubeとかでもね、私がチャンネルフォローしてる人って、これ一般の人全く話についていけないだろうって、世間にはドン引きされるくらいの超超マニアの人がほとんど。そういう何かを極めてる人の話って凄く面白くって好きだし、私もそういう人になりたいなとあこがれます。


「すごかがシリーズ」全3冊読了。
噂にたがわぬ面白い本でした。

 

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