僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド シーズン1(MCUその54)

原題:Your Friendly Neighborhood Spider-Man
原案・脚本:ジェフ・トラメル
原作:MARVEL COMICS
配信アニメ 2025年 アメリカ 全10話
☆☆☆☆★

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マーベルアニメーション制作。最初の発表の段階では「スパイダーマン:フレッシュマンイヤー」というタイトルで、トム・ホランド版MCUスパイダーマンの1年目をアニメーションで描く、というコンセプトでしたが、その後紆余曲折あり、結果としてはMCU版をベースに色々とアレンジを大きく加えた別アースのスパイダーマン、という形に落ち着いた模様。因みに「ユアフレンドリーネイバーフッド」とはスパイダーマンのキャッチフレーズでよく使われる「あなたの親愛なる隣人」という奴です。

 

ピーター・パーカーの高校生時代で、スパイダーマン誕生からのオリジンストーリーとか言ってしまうと、幼馴染のMJが居て、学校ではフラッシュ・トンプソンに化学オタクだとからかわれて、その内ハリー・オズボーンやグウェン・ステーシーが出てきて、ベンおじさんが死んじゃうんでしょう?というくらいに浸透してるし、それこそ「スパイダーバース」でそこはカノンイベントとして運命が固定されてるとか、もう色々やりつくしたのもあってか、今回は人物設定から配置し直し。

 

入学して最初の友達になって相棒的なポジションにつくのは、あのニコ・ミノル。ニコは本来なら「ランナウェイズ」というスパイダーマンとはあまり縁の無い別シリーズのキャラクター。魔法系のキャラだけど、そういう部分は一切無しで、普通の友達ポジションで出てくる(一応それっぽいアイテム持ってたり、タロットで占いが出来たりするけど、見た目からゴス系なので、知らない人には原作うんぬん気にせず見れる)

 

映画としては、トビー・マグワイア版3作の後に、アンドリュー・ガーフィールドアメイジング」シリーズの方でリブートした時、え?またベンおじさん死ぬとこからやるの?もういいよって散々世間で言われたのもあってか、トムホ版MCUスパイダーマンではその辺りはカットしてスタートして、そうだよねって言われてました。でアニメ映画「スパイダーバース」では、それはスパイダーマンの運命なのだ的な描かれ方をした。

 

え~とね、原作がそうなんだから仕方ないでしょ?何回やろうとそういうものじゃんって私は思う反面、逆に言えばどのシリーズもちゃんとヒットしてて(アメイジングがヒットしなくて打ち切りとか言われがちですが、スタジオの目標額が高かっただけで、一般的な映画としては十分なヒットと呼べる興行成績は残してる)もうみんなが知っているというような状態。だからこそ、それを前提としたスパイダーバースの展開が出来たわけで、それくらいもうメジャーな話なら、原作通りで無い事を皆で楽しんでね、アレンジ要素こそが今回の売りですよ、って所にまで持って行けたのはいかにスパイダーマンがメジャーなキャラクターやストーリーなのかという事ですよね。それだけでもう面白い。

 

わざとMCU版と同じカットや同じセリフを言わせたりして、あれをベースにアレンジしましたよ、という事をやりつつ、トビー版やガーフィールド版要素もちょこちょこ入れてきたり、名前のあるキャラはほぼ原作のどこかから引っ張ってきてるキャラなので、マニア的には、おおあのキャラをこんな風にアレンジして使うのかっていうのが面白味でありつつ、そういうマニアックな所にだけ話を置くのではなく、元のキャラなんか知らずにこれ単体で見た時もちゃんと面白いストーリーになってるというのは本当に素晴らしい。

 

そして画面的にも、ポリゴン3Dモデルで動かして、アニメ調のシェーディングをかけるというタイプのアニメですが(何と日本のポリゴンピクチュアズが製作してるようで)これが「スパイダーバース」に負けず劣らず、コミックの絵柄や色合いのまま違和感無く動かせる、っていうビジュアルが私はメチャメチャ好きです。「X-MEN97」の時も、当時の絵の質感のままグリグリなめらかに動かすという不思議な事をやってて、その技術に驚かされたものですが、いや今回も本当に凄い。

ねぇ長濱監督。「ザ・リフレクション」でやりたかったビジュアルはまさにこういう感じですよね?これは凄いわ。

 

サム・ライミ監督トビー・マグワイア版の最初の映画やってた時も、その派生みたいな形で、3Dを動かすタイプのTVアニメ版もやってたりして(スパイダーマン新アニメシリーズとしてソフト化もされてた)日本ではまだ馴染みの無いスタイルなのもあって、ゲーム画面みたいだなと思いつつも、決してショボくは無い出来で話も面白かったので好きでしたが、あれから20数年でやっぱり技術は進化してるんだなと思わされます。

 

日本のポリゴンピクチュアズが作ってるとは言え、日本の予算でこんなクオリティは出せないだろうし、日本のアニメーターがまともな賃金が貰えるアメリカや中国に流れて行ってるっていうのもわかる話です。

 

スパイダーマンのコスチュームがどんどん変わって行く、っていうのはアクションフィギュアとかのバリエーションも出せて、商売上手な辺りはライダーやウルトラマンのフォームチェンジ商売を見習ったのかなとかつい考えてしまいますね。

 

メインヒロインがゴスだったり、フットボール部のエースがただの嫌な奴では無かったり(しかもトゥームストンて本来あの白黒の人だよね)MCU版のメンター役だったアイアンマンが、こっちではノーマン・オズボーンになってたり、ソコヴィア協定がどうのとかキャップがどうのとか、ストレンジ先生やデアデビルが出てきたりとか、決して主役のスパイダーマンを食わない程度に、飽きない工夫とかもしてあって非常に面白かった。

映画「ヴェノム」で匂わせしてたマック・ガーガン=スコーピオがこっちではメインヴィランとして活躍したり、気のきいたシリーズでした。

 

アニメとドラマではやり方が全然違うんでしょうけど、ドラマをこのクオリティでやってくれないものかと、ついつい贅沢を言ってしまいたくなる感じでした。

 

一応、一区切りはつくけど、話は全然続けられる形でしたし、シーズン3だかまでは決定済みらしい。MCUアニメ、面白いのは面白いんだけど、正直ちょっと観るのが面倒で、惰性で見てる所はあるのですが、今回は思ってた以上に楽しめました。

 

次はドラマの「デアデビル:ボーンアゲイン」
ネトフリ版はシーズン2までしか見て無いですが、果たしてどうなる事やら。

あとリクエストのあったMCUとは関係無い奴ですが「ムーンガール&デビルダイナソー」もちょこちょことは観進めているので、それもどこかのタイミングで。

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