AFTER WAR GUNDAM X
監督:高松信司
シリーズ構成・脚本:川崎ヒロユキ
TVアニメ 全39話 1996年
☆☆☆☆
好きなVtuberさんが「ガンダムW」の次に「ガンダムX」を見始めた。
ガンダムXキタコレ。アナザーガンダム(今はオルタナティブシリーズとされた)で一番好きなシリーズでね、DVD-BOXも持ってるので、私はWも途中のまま、ついつい好きなGXを待ち切れずに同時視聴。
元々、GガンやWと比べると人気や知名度が劣るのと、アマプラとかでは無料にならないのか、同時視聴してる人もほとんどいない。そんなのもあって非常に嬉しい。
他にも「ジークアクス」のおかげで、ファーストを初めて見た、みたいな人もちょこちょこ増えて(「水星の魔女」「閃光のハサウェイ」の時もそうでした)今までガンダムは歴史ありすぎて尻込みしてたけど、良い機会だしちょっとだけ昔の奴にも触れてみるか、みたいな人が少しでも増えてくれるのは何十年もガノタやってきた身としても素直に嬉しいです。
そんな所でガンダムX。当ブログでは何故か
こちらの記事が何年も人気記事の1位に鎮座してくれている。
たまに他の記事が上昇する事もあるけど、結局戻る。
今は昔と違って検索エンジンが役立たずになってて、検索しても商用の記事やページばっかり上位に来て、私みたいに非商用の趣味でやってるだけのブログやHPが上位に来るのはまれです。みんなアフィリエイトとかで稼ぎたいから、検索用の対策とかするようになって、商用ブログとかしかひっかからなくなってしまったんですよ。
そういう状況の中でね、自分のブログがそういう検索の9割無駄な検索結果の中にちょこっと入ってたりすると、ザマミロと思うし、人気記事に浮上しやすい奴はそんな感じでかろうじて検索に食い込んでる奴だったりします。
今のままじゃ検索がほぼ意味を成して無いので、グーグルの方でもアフィリエイト対策と言うか、そっち系排除の動きも多少は出てたりするみたいなんですが、まだまだ結果には繋がって無い感じ。
いや、いくら検索上位にひっかかろうが、そこで来てくれてもPV上がるだけで、誰もいいねも押さなければコメントもしないって事を考えれば、私のブログこそ世間的には不要で邪魔な検索にひっかかるクソブログと思われてる可能性は非常に高いのだけれど。まあそこは誰に認められるまでもなく孤独な戦いを今しばらくは続けて行きます。調べ物とかしてて、自分のブログがひっかかったりするの楽しいですしね。
それはともかくまずは序章の1~14話。丁度カリス編の最後までです。
ガロードとティファ(とGX)の出会いがあって、フリーデンのクルーや世界観の説明、フロスト兄弟の登場、エニル、カリス登場のニュータイプ掘り下げと、3~4話くらいの区切りで一つのエピソードをこなして行くという流れで、非常に見やすいし丁寧。
私、ガンダムにハマったのはSDガンダムからで、最初は当然MSありきで見てたんですけど、それが段々と話やテーマ、富野由悠季監督という所にもハマって行ったので作家性とかもそうですし、そういう深みにどんどんハマって行ったのもあって、メカやキャラだけを重視して見てるという感じでは無かったんですよね。
だからアナザーでは当時から(リアルタイムでは無いガンダム20周年くらいの多少の後追いではありますが)ガンダムXが一番ハマって、例えばGガンなんかも、当時からよく言われた「ガンダムとしてではなく普通のロボットアニメとして面白い」という感覚は全く無く、これまでの作風と違うからこそのその中にある僅かな共通性こそがガンダムの本質と言えるのでは?地球再生計画という部分でシャア・アズナブルと東方不敗マスターアジアは同じような存在であり、そんな部分こそが面白さじゃないか、的な感じを当時からBBSとかで必死に語ってました。
ただ、回りはそんな感じでは無かったし、やっぱりMSやキャラのカッコ良さみたいな部分では、GガンやWよりは地味なのは確かだし、そう言う部分が不人気作と言われる理由なんだろうなと納得はしてた。大衆なんて所詮はバカの集まりなんだから、本質を見抜く能力なんて無いんだ!あいつら普通の人間と自分は違う。自分だけが正しくガンダムを理解しているんだって当時から思ってましたよ。
勿論、当時はガンダムしか知らないオタクの狭い視野でしか無かったのをネットで突っ込まれて自分の浅さも同時に実感したから、そこから視野を広げる努力はしたし、アニメしか見て無いような人の語る事に説得力は生まれないなというのは自分でも痛いほど実感したので今の自分があったりします。
本家である富野由悠季が仕掛けた「Vガン」が大爆死(その後の作品も今に至るまで全て爆死してますが)じゃあもう行くとこまで行くしかないと「Gガン」が生まれて、着実にそこがターニングポイントにはなりましたが、それはそれで拒否反応は大きかった分。次の「W」さらに次の「X」で揺り戻しをしたわけですよね。
ガンダムの世界をまるで「北斗の拳」のような世紀末だぜヒャッハーの世界にまで変えちゃったのって、実は結構凄い事だと思うのですが(過去に「レイズナー」とか似たようなのもあったとはいえ)、それがさほど突飛なものに思えない辺りがガンダムXの地味さと言うか、丁寧に描いたから気にならないのであって、いかにその前のGガンとWがぶっ壊れた作品だったかがわかる。
いや、サテライトキャノンの派手さって前2作を上回るものだとは思うし、そこは作品の売りにもなるだろうという意図はおそらくありつつ、ただ脚本としては威力ありすぎて使いにくいわな。戦術兵器ではなく、戦略兵器レベルのものですし、後半DXになってからサテライトキャノンは抑止力だ的な話もちょこっと出たりはするけど、最初からそういうつもりで設定を作ったのかはあやしい所。
ただ、あえて使わない方向というのはこの時点でも見えていて、キッドにどうこう言わせるとかじゃなく、MAパトゥーリアってあの巨体に対しては、唯一サテライトキャノンが戦術的にも使えそうな場面じゃないですか。超巨大ボスを必殺技で倒すって普通にカタルシスありそうな所を、その前の時点で外しちゃうんですよね。脚本構成のミスとかじゃなく、サテライトキャノンをカッコいい必殺武器としては使わないみたいなのあるんだろうなと思った。
そこはねぇ、やっぱり商品としての魅力という意味ではやっぱり弱いかなと思うし、プラモは売れなかっただろうなというのはわかる。ガンダムWとかはプラモとかそれまで作って無い女性ファンとかもグッズとして売れた(やはりデュオ人気でデスサイズが売れたらしい)というような話もあったし、そこはXは弱いわな。WもWで、前半のウイングガンダムはこれ売る気あんのかい!みたいな描写でしたが。
個人的なガンダムXの一番の魅力はメタ構造として、ガンダムとはそもそも何だったのか?を作品を通して描いた部分なのですが、この時点ではまだそこまでは露骨に出てきておらず、普通に丁寧な話が続く。この地味さが良い、というのはファン心理でしょうか。「∀ガンダム」なんかもあの地味さと、その中で垣間見える富野演出が面白味でしたが、近いと言えば近いかも。
とまあ、とりとめのない話は延々と続くので、とりあえず今回はこんなとこで。
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