僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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バトルフィーバーJ 第1~2話

バトルフィーバーJ Vol.1 [DVD]

監督:竹本弘一
原作:八手三郎
脚本:高久進上原正三
特撮TVドラマ 1979-80年 全52話
☆☆★

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バトルフィーバー世界のダンス!
という事でスーパー戦隊シリーズ3作目。
ここから石ノ森章太郎原作の名前が外れ、東映オリジナル作品
という事になったので、昔はここがシリーズの1作目とされていた時期もあった。
個人的には未履修。

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今の時代となっては驚く、マーベルとの3年間のクロスライセンス契約を結び、いわゆる「東映スパイダーマン」が作られ、そこには原作には影も形も無い巨大ロボットのレオパルドンが登場。その玩具が売れた事により、続けて巨大ロボを登場させようとなったのが、初の戦隊ロボとなるバトルフィーバーロボ。(ただし、1・2話では開発中の姿が映し出されるだけで、本格登場は5話から)

 

特撮ファンの間では基礎知識なので、そういう人に説明は不要でしょうけど、マーベル映画が大躍進して一般的な知名度を得た今なら、驚く人も居るでしょうから、改めて書いておきましょう。スパイダーマンアベンジャーズのあのマーベル社です。

戦前からスーパーヒーローコミック、ヒーローコンテンツを作り続けてきたマーベルだが、当然日本での知名度は低い。TVドラマ版「超人ハルク」も日本で放送されたのが、これと同じ1979年のようなので、この時期の多層的な世界進出の手段だったのでしょう。日本のヒーローを扱っている派閥の一つ東映接触


郷に入れば郷に従えと思ったのかは不明なものの、ただの翻訳ローカライズではなく、日本のヒーローを作っている東映にアメコミヒーローの番組を1から作ってもらったのが東映スパイダーマン。主人公もピーター・パーカーではなくスパイダー星人から力を託された日本人の山城拓也である。

日本独自のものなので、本国のスパイダーマンとは長年関係の無い独立したものだったものの、原作版「スパイダーバース」で無数のユニバースから色々なスパイダーマンが集結した際に、そういや日本に変わった設定のスパイダーマンがあったな、と東映版もピックアップされ、本人以上に巨大ロボが他のスパイダーマンには無い唯一無二の個性だった為、レオパルドンに注目が集まり、いくつかシリーズを展開する内に最終決戦兵器として切り札的に扱われたりと、30年くらい過ぎた今では結構な扱いを受けていたりする。アニメ版には今の所登場して無いが、知名度にもネタ的にも原作的にもここぞという時に登場するのではとスパイダーバースアニメ映画3作目の登場に期待されている。

 

因みに「クロスライセンス契約」なので、逆にマーベル側も東映のキャラを使えるわけで、そこで何をやっていたかというと、「ショーグン・ウォリアーズ」というコミックを出していた。東映の特撮ヒーローでは無く、『惑星ロボ ダンガードA』『勇者ライディーン』『超電磁ロボ コン・バトラーV』の巨大ロボ部分だけを使った、オリジナルのコミックを展開。さほど話題にはならなかったものの、日本はスパイダーマンに巨大ロボを登場させ、マーベルは日本の巨大ロボを使ったコミックを展開するという、日本=巨大ロボという発想なのに注目したい所。

 

「バトルフィーバーJ」の前置きが長くなってしまいましたが、そんな流れでスパイダーマンの次に作られたのがこの作品。
あのキャプテンアメリカに対してのキャプテンジャパンというコンセプトでした。ゴレンジャー、ジャッカーと違い、ヘッド部のマスク(口の部分)に唇の意匠が入っているのはおそらくそういうアメコミヒーローの口の部分が出ているデザインでありながら(キャップとかバットマンみたいな)多分、同じ感じで口が露出しているライダーマンの子供人気の無さも関係してくる感じでしょうか?大人になるとライダーマンなりのカッコ良さも理解出来てあれはあれで個性として好きですが、子供心には単純に口が出てるのは半端臭くてカッコ悪かった。「変身」するならそこも隠せよダセーなって私も思ってました。そんなのもあってかデザインとして人間の口はあるけどあくまで動かないし装甲になってるマスク部分という形になってる。

 

いや~、勇者ロボろとかもそうですし、戦隊ロボも唇ある奴とかも結構居て、この辺のデザインの系譜。日本のロボ物ヒーロー物におけるマスクデザインの起源みたいなの追ってくれたら面白いのになと思う。
「メカ部」さんは・・・意外と知識が弱い部分も多いっぽいので、「ミライ系ファクトリー」さん辺りに是非やってほしい所。或いはネットにもうそういうのあるなら誰か教えて下さい。

 

で、そんなマーベルとの提携の流れが組み込まれているものの、結局はアメコミには無い巨大ロボが売りになって行ったり、ミスアメリカの名前だけ残して、キャプテンジャパンではなくバトルジャパンに名前が変更され、コンセプトも国がモチーフで5人の差を出すという事に。

 

直接的な関係性は無いし、影響を受けたという話も聞かないけど、「X-MEN」も初期ファーストファイブは全員アメリカ人だったものの、メンバー変更した2期は
ウルヴァリン=カナダ
ストーム=アフリカ
ナイトクローラー=ドイツ
コロッサス=ロシア
サンファイア=日本
バンシー=アイルランド
みたいに国際色豊かになって、そこから人気が一気に上がったみたいなのもあってなかなか面白い部分。

 

ダンスモチーフとタイトルのフィーバーは1977年の映画「サタデー・ナイト・フィーバー」が大ヒットしたから。私は知らないけどきっと日本でもその後ディスコブームとかが来た時代なのでしょう。ジョン・トラボルタの代表作として挙げられるけどそういや私見た事無いな。そのうち見ておこう。

 

と!まあバックグラウンドを追っていくと色々な背景があって面白いんだけど、正直1~2話だけを見た感じでは、なんかスタートからちょっとモッサリした印象。ゴレンジャッカーは、新しい!これは来週からも見たくなる!と思ったけど、なんか2話くらいでもう特別感が無く、通常回っぽくてマンネリズムを感じるのは気のせいでしょうか。まあバトルフィーバーロボの登場もまだですし、少しづつ面白くなっていくタイプなのかな?

 

ダンスも、その道のスペシャリストでなければこのバトルスーツは扱えないとかの設定も少なくともこの時点では無さそうだし、なんか意味はあるのでしょうか。

 

逆にこのマンネリズムと、あとは前2作の時にはあまり感じ無かった、戦闘シーンの演出とかが、カット割りとかいかにも昔の東映特撮っぽい!みたいな感じがしたのは、ある意味石ノ森味が無くなって、東映純度100%風に思える気持ちの部分も大きいのでしょうか?(wiki見ると一応スタッフも変わってみたいな事は書いてあるけど)

まあそんなのも含めて興味深い歴史の一幕でした。

 

OP「バトルフィーバーJ」

www.youtube.com戦闘シーンでちゃんとかかる。
番組のOP映像がちょっとお茶目な感じのシーンが入る辺りが戦隊らしい明るい作風を表してる感じもしますね。

 

ED「勇者が行く」

www.youtube.comしっとり唄いあげる系ながら、2話では戦闘でも使ったりしてるのね。

 

 

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次は4作目「電子戦隊デンジマン

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