発売・販売:タブリエ・コミュニケーションズ株式会社 音泉
ディレクター:山崎省吾(タブリエ・コミュニケーションズ)
構成:川嶋隆宏
ラジオCD 2015年 全3巻
☆☆☆☆
TVアニメ「SHIROBAKO」のインターネットラジオを収録したラジオCD。
本放送アーカイブ1~7回と、CD用の録りおろしトークを収録。
製作進行・宮森あおい役、木村珠莉(じゅりちゃん)
アニメーター・安原絵麻役、佳村はるか(るるちゃん)
新人声優・坂木しずか、千菅春香(ちっす)
3DCG担当・藤堂美沙、髙野麻美(あっさむ)
脚本家志望・今井みどり、大和田仁美(ひとみん)
の5人が担当
初回とかCD用の録りおろしは全員での収録ながら、通常放送は主人公の宮森役・木村珠莉のみ毎回のレギュラーで、そこに週替わりで2人づつ登場、という形。
水島努監督の流れで「ガルパン」「じょしらく」に続いて女の子5人のわちゃわちゃトークで耳が幸せ、くらいの感覚で聴き始めたのだけど(リアルタイムでは聴いて無いので今回CDを確保して初聴です)プロデューサー的な人が出てきて、今回のラジオ番組では企画として5人で実際にアニメを作ってもらいます、という話が初回で出る。
そりゃあアニメ制作の現場を描いたお仕事アニメなんだから、作品に合わせた企画やテーマ設定はあるでしょう。でも作ってるPAワークスに出向いてアニメ作りを体験とかいうレベルじゃ無くて、主演声優5人で、キャラデザからシナリオ、何百枚という原画まで全部やれと。勿論、2~3分の短編ではあるし、マスコットキャラを使った簡易的な路線ではあるけれど、まさしくアニメの高校生時代「上山高校アニメ部」をリアルでやれという、ちょっと聴いててこれ重すぎないかというレベルでちょっと引きました。
いやぁ、当時は5人ともまだ売れっ子とは言い難い新人枠で、他に大きい役をやってないから時間はあるだろうという見込みなのか、おそらく宿題として持って帰ってもらって作業をしてもらう事にはなるだろうけど、とか言い始めて、いやこれキッツイな~と思ってしまいました。
まあ、本人達を見てそれくらいプロ意識のある人達だと見込んでっていうのはあるのかもしれないし、逆にそこを心配しちゃうのはこちらが見縊っているのかもしれないけど、ぶっちゃけFMの電波とかには乗らない新人声優のネットラジオなんて、番組本編アフレコ以外に、テキトーなおしゃべりをしてギャラがもらえて、番組的にも声優さん的にも認知度を高める為の簡単な仕事ぐらいなイメージを持ってるのは私だけでしょうか。
それでこんな重たい宿題持たされるってキッツイなこれっていう。まあSHIROBAKOは色々な賞をとったり、大きく話題にもなって、後に劇場映画が作られるくらいには売れた作品になったので報われた感じはしますが、これで全然話題にもならずすぐ忘れられてしまう大半の深夜アニメと同じ程度の作品になってたらと考えると…いやなかなか恐ろしい。
声優さん5人とも、その後もそれなりに仕事はされてるようですが(継続的に仕事があるらしいアイマス絡みも何人か居るし)爆発的に売れて人気声優にってまでの感じでは無さそうだし、これが代表作と呼べるくらいのものがあるのはありがたいんでしょうけど。
このアニメ制作コーナーだけは聴いてて心配になる重さがあるものの、他のコーナーは楽しくやられているので、そこは聴いててもこっちも楽しい。
特に録りおろしのDJCDの方は、よくインタビューとかであるご自身の演じるキャラとご本人の共通する部分などはありますか?的なものじゃなく、キャラとは関係無く(エピソードはトークとして入れつつ)素の5人の性格とかそういう話をまるっと1時間くらいしてるので、ああ今回は楽な仕事で良かったねと、本編の大変さと比べて同情してしまうと共に、流石に5人も居るのでアニメの役割じゃ無い所での差がわかりにくかった中で、こういうかたなんだなっていう、人と成りみたいなものが見えてきてちょっと良かったです。
「花咲くいろは」の時にも書いたんですけど、最近はこういう声優のインターネットラジオが一気に終了して縮小方向になってます。まあ大きい利益が出るものじゃないし、経費削減なのでしょう。古い奴を中古で買い漁ってる身としては偉そうな事は言えないけど、こういうのはこういうものなりの魅力やありがたみもあるので、今後消えていく文化になるのは残念な気持ちです。そもそもCDみたいな、物としての文化が終焉ですし、時代の流れですよね。
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