僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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爆上戦隊ブンブンジャーVSキングオージャー

監督:加藤弘之 
脚本:冨岡淳広
日本映画 2025年
☆☆☆☆★

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恒例のVシネクスト「VS」シリーズ。
いやぁ~、久々に面白かった。

 

ここ2年ほど、前年の「キングオージャーVSドンブラザーズ」&「キングオージャーVSキョウリュウジャー」前々年の「ドンブラザーズVSゼンカイジャー」がせっかくのVSなのにあんまりVSしない(元々戦うのがメインじゃないので絡みが少ないという意味です)ちょっと変な作りで、どっちかというとVSよりも一時期やってた「帰ってきた」シリーズに近い感じの作りだったので、個人的には物凄くモヤモヤしました。勿論、見てて楽しいんだけど、求めてるのはこういうのじゃないぞ感が強かった。

 

それが今回は昔と同じ感じの作りになってて、そうそうこれ!という感じでとても楽しめました。
オーソドックスな「ブンブンジャー」とかなり風変りな作風だった「キングオージャー」では食い合わせが悪いかなともちょっと思ったけど、ブンブンジャーもTVシリーズのラストで宇宙に旅立っていきましたし、キングオージャーも世界観が違うけど、宇宙に数ある中での別の地球っていう扱いになっていて(キュウレンジャーとかもチキューとかやってましたし)特に違和感も無く上手く融合。

 

そしてブンブンもキングオも、どちらも本編終了後の両方のエピローグ編的に見れるのが素晴らしい。
特にキングオージャーは激戦に次ぐ激戦、国をあげての総力戦みたいなのを経ての平和が築かれたというのもあって、ブンブン世界というか今の現実に対する、結局は人間同士がいがみ合って現実じゃ平和なんてこないのかもな、というある種の諦めや皮肉めいたタイヤの感覚に対して、ファンタジー世界のキングオージャーのギラが僕たちもようやく手に入れた平和なんだから、君たちだってきっとできるよと先輩として諭してくれる姿は、毛色の違う作品だからこその面白味に感じられて、すっごく良かった。

 

たまにね、ファンタジーとか現実とはかけ離れた世界だから、そんなものを見たって何も現実で得る物が無いからファンタジーは見ないし苦手っていう人、居るじゃないですか。いや例え舞台が現実と同じ世界だろうと、物語として創作した時点でそれはもうファンタジーと同列なんだよって言っても多分わかってはくれないんだろうなとは思うけど、創作が語りかけてくれるもの、創作だから学べるもの得られるものがあると信じてる私みたいな人にとっては今回の組み合わせはそんな流れを感じさせてくれる面白い組み合わせでした。最初から予想してたわけじゃなくて、見て初めてなるほどと気付けた部分だったので、そこがすごく良かった。

 

そして後はVSは細かいストーリーとかより基本的にはキャラの組み合わせや掛け合いを楽しむもの。
タイヤとギラはそういった感じで、身分が違うのとニヒリストな要素のあるタイヤが彼なりに感じるものがあったという部分が面白かった。

 

そしてシャーシロとヤンマの青チーム。ここは技術屋でありつつ、ヤンマのヤンキー体質に、何故かサンシーターが舎弟としてついているというのが抜群に面白い。

 

ミラとヒメノのヒロインチームは、TV本編でも随所に出ていた色々迷った末にミラらしさを貫くって部分と、最初から自分らしさのみで生きてるヒメノの組み合わせが面白い。

 

オーレンジさんことゲンバはリタと絡むのかと思ったらここはジェラミーと二人でひたすらねっとりしゃべりの応酬という面白い事に。

 

じゃあリタは変わりに紫繋がりでサキトと絡むのかと思ったらなんとそうじゃなくブンドリオの方に行く。別にモフモフしてなくても人外に特殊な感情を抱くタイプか。

 

で、個人的に一番面白かったのがジョウとカグラギ殿の黒コンビ。どこまで言っても裏表が全く無い、最高に気持ちの良い存在のジョウと、味方になってからでさえ裏で何かを企むカグラギという文字通りの真っ黒な存在で、もう同じ黒でもここまで対極にあるキャラなのかというのがすっごく面白かった。

 

サキトは絡む相手が居なくてやっぱりちょっと寂しそうでした。勿論、元からの相棒のビュンディーが居るけど、ここは上手くリタとの何かしらの接点を持たせてあげてほしかったかな。

ブンドリオは巨大戦でブンブンジャーロボナイト形態になるのが確かに今回はピッタリ!って感じで良かったです。

 

サンシーターが普通に仲間になってる感じなのと、全員では無いにせよキングオージャーもサブキャラが割と多めに再登場してたのが嬉しい所。個人的にはモルフォーニャが居ないのがちょいと残念です。

 

あと今回、話の設定上ニコーラ姫の出番が大きくて、TVシリーズの終盤にも出ては来てたけど、最初に出たのが夏映画のキャラですよね。実は私それ見て無くて、別に話が理解出来ないとかそういうのではないですが、世界観への思い入れという意味では、ちゃんと夏映画も履修しておけば良かったと、後からちょっぴり後悔しました。

 

VSシリーズは基本お祭り映画、作品としてうんぬんというより派手な打ち上げが本質ですのでその点では今回は十分すぎる面白さで、ここ2年程で溜まったうっぷんをきちんと晴らしてくれるとても楽しい映画で満足です。

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