僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

見たもの読んだものなどの簡単な記録と感想のチラシ裏系ブログ

ワイルド・スピード MEGA MAX

ワイルド・スピード MEGA MAX [DVD]

原題:Fast Five
監督:ジャスティン・リン
脚本:クリス・モーガン
アメリカ映画 2011年
☆☆☆★

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ワイスピシリーズ5作目。
前作の最後でドムを助けるために受刑者を輸送する護送車を襲った事が示唆されました。

いやドムはいくらカッコつけようが犯罪者じゃね?これを擁護するのは気持ち的にどこか壁があるかなぁ、ブライアンとか妹のミアはまあかろうじて犯罪は良くないよって倫理があるから擁護のしようもあるけど・・・と思ってましたが、今回は前回のラストの直後から始まって、ドムを救出するミッションから始まる。ああ~、これで擁護対象だった二人も立派な犯罪者になってしまった。

 

ここまではアンダーカバーとしていくらかは警察の要素も入ってたけど、もう全員犯罪者になってしまい、もうこれはピカレスク物と割り切るしか無いのか・・・と気持ちが混乱していた所(いや、視聴者の大半はそんな事気にもとめないんでしょうけど)あんな何十人も一緒に護送バスに乗ってた人達が派手車がぶっ壊れても、一人も犠牲者どころか怪我人すら居ませんでした!と説明だけで終わらせるセンスに、ようやく「ああこういう作品なのね」と5作目まで来てようやく気が付きました。車が事故っても人間は死にません。

 

これを犠牲者が出ないような作戦を練るとか、そういう描写を入れるとかそういう事は一切しないで、いやこれはバカ映画なんだからと、リアリティなんか気にして見る映画なんかじゃないからそこはわかってね、という感じが素晴らしい。まあ昔の「男塾」みたいなもんなのでしょう。

 

それで居て今度は追う側の警察官としてザ・ロック様ことドゥエイン・ジョンソンを配置。ここをただのパワーだけの木偶の坊として動くんじゃ無く、誰より頭も切れる凄腕のFBIのエリートとしてもってくるセンスは素晴らしい。私みたいな頭の固い犯罪者なんか見てて応援できないぞっていう人は、いいぞこのドゥエイン演じるホブスの方を私は応援するぞ!って気持ちにさせてくれましたもの。勿論、物語的にそこが勝つ事は無いのは百も承知ですが、それでも犯罪者カッコいいぜみたいな嫌な作品の中での頼れる緩和剤くらいの役割は十分に果たしてくれました。

 

今回は公道レース要素とかは完全に廃止して、流れの中で銀行からお金を盗み出すという、いわゆるケイパー物というジャンルにシフト。「オーシャンズ」なんとかみたいに仲間を集めていく中で、前作で無視されてあれ何だったのみたいな「2」での相棒とか、4から出たガル姉さんとかも合流。おおこれはワイスピ版アベンジャーズ結成じゃん!とそこはテンションが上がりました。

 

で、これまでもドムは言ってきたはずですけど、今回はことさら「ファミリー」を連呼して、バーベキュー一緒に食ってビールを飲んだらお前ももう家族だぜっていうヤンキームーブをストレートにやる姿に爆笑。こういうのは世界共通なんですかね?

しまいには敵対していたホブスともひと悶着あった末に、お前も結構やる奴だなと認め合う感じに。

おおお~、絶対私はこの輪に入れねぇ~って感じです。
そう言えば何作目かに車オタクのメカニック居たけどあいつはどうなったんでしょうか。

 

ただ、金庫を用意してみたいな伏線はきちんと貼ってたりしますし、それを引きずってそうはならんだろ!みたいなとこまで含めて正直面白かったです。
いやねぇ、「ゴジラ-1」とかもそうだったけど、濃い映画ファンとかがこんなクソ以下の作品を面白いと思う奴の気が知れんわ!とかやっぱり思っちゃうけど、一般の人ってそういうのも普通に面白いと素直に思ってたりするし、シネフィルがバカにするけど、世間的には人気作みたいな作品なんて昔からいくらでもありますよね。そりゃあ感覚でしか話出来ない人と、そもそも面白さって何なのかとかを1から10までちゃんと理詰めで説明出来る人との間に差異が生まれるのなんて当然の話です。

 

アベンジャーズの政治性とかこそを楽しいと思ってる人なんてきっと百人に一人、いや千人?一万人?くらいしかいないと認識しなければ。そういった所を踏まえて、割り切って見る分には全然面白いし、1作目があってそこからの右往左往がありつつ、それこそアベンジャーズ(2012年)より前に5作目でここに舵を切ってきたセンスは素晴らしいなと思いました。

 

次も楽しみです。

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