監督:堀長文
脚本:曽田博久
原作:八手三郎
特撮TVドラマ 1985-86年 全55話
☆☆☆
チェンジマンは伝説獣
という事でスーパー戦隊シリーズ9作目「電撃戦隊チェンジマン」
私は未履修。
同期は「巨獣特捜ジャスピオン」「兄弟拳バイクロッサー」
冒頭から軍隊のハードな訓練描写から入り、今回はミリタリー路線。電撃戦隊というのも電気のパワーとかでは無く、電撃戦とか戦争で使われる戦術としてそっち方向からのネーミングでしょうか。とは言え、防衛組織の中のチーム名としてチェンジマンという部隊の設定ながら、パワーの源はアースフォースというオカルトというかファンタジーじみた不思議パワー。
宇宙からの侵略に対して、地球がその対抗策というか、抗体的なものとして特別なパワーを授けてくれると。伝承として伝わる伝説獣は過去のそういった目撃例が記述として残されたものなのだ、という設定。サードマン現象みたいなものかな?ちょっと違う?
モチーフになってるのが
赤がチェンジドラゴン
黒がチェンジグリフォン
青がチェンジペガサス
白がチェンジマーメイド
桃がチェンジフェニックス
おお~カッケぇ~っ!と子供ながらに思うはず。もし自分が子供の頃に見てたらグッと来てた気がします。もう生まれてはいるけど見てた記憶は戦隊に関しては全然無いんですよね。ロボの玩具とかも買ってもらった事が無いはずですし。
なんかこれまでと比べても5人全員美男美女ぞろい。因みに ここでチェンジペガサス/大空勇馬を演じた和泉史郎さんはシリーズ16作目「ジュウレンジャー」で初の正式な追加戦士枠となるドラゴンレンジャー/ブライも演じる事になる。ペガサスがドラゴンになるというのも面白い所。
初見の印象としては、軍隊描写がハードだし、敵の造形もやたら怖い。ホラーとかクリーチャー感が極まってる感じがして、むしろその辺りの要素は私が子供だったらハードすぎてこれは見れない気がする。
と、考えると大人になってから見る分には私はお茶らけ要素よりシリアス要素の強い方が好みですけど、子供の視点から見るとやっぱり軽めの要素が多い方が見やすいみたいなのはあるのかなって気がします。まあ、ガンダムじゃないけれど子供向けだからって容赦しない本気度が好きなんだって肌で感じる子供も中には居ると思うのでそこは難しいとこではある。
あと、これも大人目線ですけど、女性メンバーの変身後のデザインがエロくないですか?実際にミスアメリカみたいに肌が出てるわけでは無く、単純にタイツのデザインとしてハイレグレオタードみたいな感じのカラーリングになってるってだけの話ですが、(前回のバイオマンの時からですけど)これがね、変な話なんかちょっとムラムラ来るというかそこまで言うと流石に言いすぎな感じもしますが、この辺りの戦隊デザインの面白さというのもあって、所謂スカート型のデザインってこの後結構出てくるんですけど、当然下もタイツだし、デザイン的にパンチラとかそういう要素は無いですけど
例えば「デカレン」とか「キングオージャー」みたいなズボンタイプで1色
のみだとそこにエロさは感じ無いんですけど(タイツフェチみたいなのは世の中にあるのでそこはあくまで個人の資質です)カラーリングとかでふとももとかニーハイみたいに見えるようなデザインだったりすると、そこは個人的に凄く好きだったりする。
ああ、実際に戦隊にエロスとかは求めて無いんですよ。坂本F監督とか正直苦手だし。ただ戦隊ロボとかと同じで、見立て文化としてのデザインとして、そこにエロさやセクシー要素が入ってるのは好きという話。ああ、戦隊だとコロンちゃんとかそっち方向しかないけど、美少女風のシルエットの巨大ロボが個人的に好きとかそういう話です。本物じゃないけどそれっぽく見せる面白味というか。
うん、チェンジマンからだいぶ話がずれた。
敵幹部の副官シーマが見た目女性なのに声が男とかは今後の話にも関わってくるのかな?それとも単純に「シャイダー」の神官ポーさん(男性演者なのに女性のような造形)とかも近い時代ですし、個性やバリエーションの付け方でしょうか?
変身や名乗りのシーンは勿論あるんですけど、初代のゴレンジャーから戦隊は基本的に変身が強化服扱いみたいなのもあるので、現場に突入する前にもう変身済みみたいなシーンがあるのが凄く良い。この辺りの変身はあくまで強化服みたいな感覚って今の戦隊どころか私が結構見てる平成以降の戦隊の感じではあまり感じ無かったので面白い感覚です。この時代はライダーの変身ともまたちょっと違うのかと。
そしてこれも割と戦隊のパブリックイメージの一つとしてある合体バスーカも最初からメインの必殺技として登場。でも個人のパーツの略称が「○○バズ」とかじゃなく「○○ズーカ」なのが今の感覚だとちょっと変だけども。
ジャッカーのビッグボンバー、バトルフィーバーのペンタフォースとかそれっぽいものは過去にもあるものの、一般的にイメージされる戦隊バズーカの原型はこのチェンジマンのパワーバズーカのようです。バラエティー番組の早朝バズーカとかもあったし、何か戦争映画でもこの直前に流行ったとかあるのでしょうか?訓練描写からキューブリックの「フルメタルジャケット」の影響なのかと思ったけど、そっちは87年なのでこれより後です。この辺りは詳しい人に聞いてみたい部分です。
他はチェンジマーメイドのカラーが白というのが新しい所でしょうか。一応ビッグワンが居るけど、指揮官ポジションとして他の4人のカラーも兼ね備えた特別枠という感じですし、レギュラーとしての白はここから。
前述のミリタリー要素やグロいガチめなホラー要素が興味の対象となってプラス要素に働くか、或いは逆に苦手なマイナスとなるかが続けて見ていく上ではどう働くかってとこでしょうか。
全話数が55話と他より1ヶ月分長いのは放送時期の調整の為との事。
OP KAGE 「電撃戦隊チェンジマン」
OPは戦闘シーンでも当然のごとく使用される
ED KAGE 「NEVER STOPチェンジマン」
KAGEは言わずと知れた影山ヒロノブ氏。元はロックバンド・レイジーのボーカルで、この時はもう解散していたものの、今後まだロックを続けるなら子供番組で名前を出すのはマイナスになるだろうという事務所の配慮でこの時点ではこの名義。いかに世間ではこの手の番組やアニメの地位が低かったかがわかるエピソードですよね。
www.youtube.com次はシリーズ10作目「超新星フラッシュマン」です
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