え
発売レーベル:Marvelous
ディレクター:藤田昭彦
歌:本名陽子
2005年
☆☆☆
1.ドラマ1「プリキュアクイズに答えるメポ」
2.ココロ ハ シッテ イル 。
3.ドラマ2「記憶力のテストメポ」
4.dilight 万歳!!
5.ドラマ3「大事な宝物」
6.ココロ ハ シッテ イル 。(オリジナルカラオケ)
7.dilight 万歳!!(オリジナルカラオケ)
8.メッセージ「なぎさからみんなへ」
美隅なぎさ:本名陽子
メップル:関智一
ミップル:矢島晶子
ポルン:池澤春菜
初代「ふたりはプリキュア」の2年目「マックスハート」の中盤の7月に出たミニアルバムCD。私はこの辺の時期はまだリアルタイムでは追って無いので全部後追いで集めた物ですが、時系列的には7月になぎほの同時に出して、翌8月にひかり、10月にボーカルアルバム1枚目、12月にボーカルアルバム2枚目。翌年5月にボーカルベストが出ているっぽい。ボーカルアルバム2枚にはこのミニアルバムの曲は収録されておらず、最後のボーカルベストの方に収録。
ボーカルアルバム自体は1年目の時点でやはり2枚&ベスト盤が出てましたが、他には以前取り上げた事があるドラマCDが2枚出てました。
curez.hatenablog.com2年目のMHではドラマCDとして単品は出ず、こちらのキャラクターシングルにミニドラマが一緒に入ってたりする。ただ3パート&メッセージ全部足しても10分無いくらいの短い尺。
プリキュアは20年続いてスタンダードなものになり、設定や話だけでなく、商品展開もある程度のテンプレートが出来あがって。その基本ありきから作品によってはちょっと外れたりとかありますが、この時点では初期もまだ初期。初代の声優お二人が後年になって映画とかの舞台挨拶や特集インタビューとかでよく答えてますが、自分達がやってた頃は「プリキュアシリーズ」なんていう概念がまだ無かったので全部が手探りでした的な事をよくおっしゃられてますが、まさにそんな感じ。
例えばこのミニアルバム。タイトル的には「美墨なぎさ キュアブラック」となっているけれど、なぎさの名前が先に来て、ブラックの文字は小さめ。
1曲目「ココロ ハ シッテ イル 。」
(作詞:青木久美子 作曲:前田克樹 編曲:川本盛文 歌:本名陽子)
2曲目「dilight 万歳!!」
(作詞:青木久美子 作曲:小杉康夫 編曲:大石憲一郎 歌:本名陽子)
歌としてのクレジットは両方とも本名陽子の名義ながら、2曲目の方はちょっとファンクな面白い感じの曲になっていて、声もなぎさっぽい。逆に1曲目はしっとり系で、本名陽子としてキャラクターのイメージソングという感じで歌ってるのかなというような印象を受けた。
ボーカルの表記が、「美隅なぎさ」なのか「キュアブラック」なのか「本名陽子」なのかで結構受け取り方が変わってくるものだと思いません?
まあかつて、石田彰が僕がやってるこのキャラは歌なんか歌いませんと言ってキャラソンを拒否した事があったように、
curez.hatenablog.comそもそもキャラクター本人が歌を歌うっていうものなのか?あるいはそのキャラクターをイメージした曲を演じた声優が本人の直接の歌ではなく「キャラクターイメージソング」みたいに歌ってるものなのかとか、そういう問題ってもう80年代とかからずっとあるちょっと複雑な問題。
私もキャラソンやイメージソングって好きかと言われると実はそんなに好きでも無かったりして「主題歌(OPやED)」劇中に使用された「挿入歌」までは好きの範疇だけど、劇中に使われて無い奴とかだと、そこまで拘りがあるかと言えば、そうでもないかもというのが正直な所。
私はプリキュアにきちんとハマったのって「スマイル」からなんですけど、キャラクターグッズの一環としてボーカルアルバムとか出るのか、ちょっと試しに買ってみようかなぐらいで買い始めて、別にそこで超ハマったとか、すごく感動してとかでも無かったものの、以降はずっとプリキュア見続けてるのでそこからはズルズルとボーカルアルバムとかも毎回買い続け、それこそお約束のテンプレートみたいになってこれはこれでキャラクターの別の角度からの解釈とか表現なのかなとか思い始めて、いつの間にか普通に毎回楽しんでるっていう状態。
ああ、スマイルは挿入歌用として作られたわけじゃないけど、キュビューティ「あなたの鏡」がクライマックスで使ってて、あまりの凄さに感動したので、キャラソンってアリだなとか思えたのも結構大きいかもしれない。
キャラクターソングアルバムの文化はそれこそ昔の「キン肉マン」の時とかからあるけれど、キャラクターシングルの文化はいつごろ生まれたんでしょうね?90年代末辺りのアニメでもあったような無かったような、多分このMHのミニアルバムも、そういうフォーマットをプリキュアでも試してみようか、みたいな実験だったのではと思われる。
プリキュアは個々のグッズとかも出るわけで、こういうのも相性は良い文化に思われつつも、じゃあこの先に定番化していったかと言うと、全然このラインは続かなかった。
いかにも出しやすそうな「5」では劇中でアイドルデビューするうらら(レモネード)のみでしたし、
売り上げが低迷して次の手段を模索していた「プリアラ」も6人分出た個別キャラシングルの方ではなくライブの方が後に続く形になった。
そんなシリーズの歴史はさておき、2曲目の「dilight 万歳!!」が、なぎさのラクロスに対しての気持ちを歌った明るく楽しい曲なので、おお~なぎさっぽいとストレートに思える半面、1曲目の「ココロ ハ シッテ イル 。」も、歌い方はなぎさやブラックというより本名さんが出てる感じながら、初代「ふたりはプリキュア」そして美墨なぎさ/キュアブラックというキャラの特徴というか個性、印象に残る部分って、表面上は明るくふるまうなぎさの心情を、前回の振り返りパートみたいなモノローグ部分だと、結構ネガティブな事を言ったりするんですよね。あのギャップって初代みてると凄く印象に残るし、外見のギャルっぽさとかおバカキャラに見えて、内心の乙女チックさのギャップこそがキャラクターの面白さだなと私は思ってるので、そういうとこは上手く表現されてる気がします。
ドラマパートは脚本家の表記が無いので誰かわかりませんが、「ふたりはプリキュアファンブック」を見てカンニングしたり、え?そんなメタなネタもありなのかと短いながらにも楽しませてはくれます。
このアルバム、3枚目のひかりのキャラソンだけやたらと印象に残ってて、それ以外の部分はぶっちゃけ全然憶えて無かったのですが、こうして引っ張り出して来て久々に聴くと新しい発見も何気にありました。
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