SAINT MARIYA
原作:車田正美
漫画:霜月星良
刊:秋田書店 PRINCESS COMICS (既刊1~)
2025年
☆☆☆
『星矢』少女誌
デビューです!!
車田正美熱賛!!
聖衣(クロス)の力を借りて戦う
少女たちの銀河神話(ギャラクシーマイス)誕生!!
グラード学院に通う橘真理矢は、ある日謎の軍団の襲撃に巻き込まれてしまう。その時“アリエス”という金色の羊が真理矢たちを守ろうとするが、“アリエス”もまた傷つき倒れてしまい絶望の光景が広がる中、真理矢の前に天馬座(ペガサス)のカードが現れて――!?
月刊プリンセスにて連載がスタートした新たな「聖闘士聖矢」スピンオフ。
美少女主人公の星矢スピンオフと言えば「セインティア翔」がありましたが、こちらはちょっと設定が違っていて、おそらくは地続きの世界観では無く、ゲーム的な世界観から発展した別設定っぽい?
アテナとハーデスの戦いは決着がつかず、88の聖衣(クロス)と108の冥衣(サープリス)を全て封印し、休戦。アテナとハーデスも現世からは姿を消した。
カードの形に姿を変えた聖衣だったが、何者かの手により封印が解かれ、どこかに消えた。教皇となっていた貴鬼も回収できたのはその中のたった4枚。復活した冥闘士(スペクター)が襲い来る中、真理矢の前に天馬座のカードが現れ、それをインストールして変身する。
「聖闘士星矢Ω」でもクロスがクロストーンだっけ?石の形になってペンダントとして持ち歩ける形になってましたが、こっちはカードになってる。勿論、知る人ぞ知るセイントカードとはまた別。
大人になった貴鬼という部分でも「Ω」に近い設定の印象はあるけど、アテナとハーデスが休戦して不在だった期間とか無いし、仮にΩの後だとしても、最後はハービンジャーに教皇とかやらせてたので、また別の世界線っぽい。
敵は冥王軍でスペクターながら、散らばった聖衣も野良聖衣としてオブジェ形態のまま暴走して襲いかかってくるという展開。最初は蜥蜴座、恐らく次の巻は双魚座。どんだけ美系好きやねん!
本人が復活するわけではないが、イメージとしてミスティのビジュアルが入ったりするので、この辺りのセンスは少女向けコミックだからでしょうか?
そもそものオリジナルの「聖闘士星矢」は星座のオブジェ形態が身体に装着され鎧になるのはプラモデル的要素として男性ファン受けを狙ったもの。ギリシア神話で美少年揃いとかは女性ファンを狙ったもの。男女どちらにも響くものがあればヒットは確実に狙える、という企画なんですけど、よくよく考えたら女神アテナを守るために命を捧げてくれる美少年たちという、ある意味ハーレム状態なのは、確かに女性ならときめく要素な気はする。
でも、果たして戦う少女とかにこれを読んでる少女誌の読者は感情移入したり出来るものでしょうか?同じに見える「セインティア翔」はぶっちゃけ美少女路線の男性向け作品だったと思いますし。
「Ω」でも鎧と言うよりは布っぽいクロスでしたが(不評だったから2期では鎧に戻ったけど)こっちはさらにドレスっぽい形状で、この作品に置いては布もクロスという扱いの様子。
で、その装着シーンが、レオタード状のアンダーウエアになってて、露骨にセーラームーンっぽい。さらにペガサスのヘッドギアは「赤ずきんチャチャ」のホーリーアップにしか見えなかったりも。
で、細かくパンチラみたいなビジュアルもちょこちょこあるので、そういう面では「プリキュアリスペクト」要素は皆無。あくまでセーラームーンとかその派生の90年代変身ヒロインみたいなものを意識してるのでしょう。
私は必然性の無いパンチラとかそういうのは嫌いなので、そういう意味では好みの作風では無いのですが、どうしても注目せざるを得ない部分が一つ。
自分が牡羊座というのもあって、私は黄金の中では牡羊座アリエスが一番好きで、ムウ様のみならず貴鬼もシオンも羅喜もファミリー全員好き。だから今回、貴鬼が良いポジションなだけで、読み続けるモチベーションは高い。
作者あとがきとか読むと、マイスとかも集めて、アプリゲーとかも一通りやってきて、昔からの熱烈なファンのようです。そういう意味ではそれなりに濃いネタは期待できそうですし、世界観も今後徐々に明かして行くようなので、楽しみにはしてます。
そして今回、緊急的なアシストだったようですが、なんとあの「ロストキャンバス」の手代木沙織先生が手伝ってくれたそうで、なんかもうそれだけでファミリー感ありますね。
ぶっちゃけスピンオフ増やし過ぎだろと思いますが、昔から星矢好きですし、「ロストキャンバス」「セインティア翔」なんかは十分に楽しませていただいたので、こちらの聖闘士真理矢も楽しんでいこうと思います。
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