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ガールズ&パンツァー アバンティ!アンツィオ高校

ガールズ&パンツァー アバンティ! アンツィオ高校 1 (電撃コミックスEX)

Anzio Girls' High School AVANTI!
著者:梵辛
原作:ガールズ&パンツァー製作委員会
刊:株式会社KADOKAWA Dengeki Comics EX
全3巻 2019-21年
☆☆

 

ガルパン」スピンオフ、アンツィオ高校編。
1巻から読み始めると、1ページ縦割り4コマとかの作りで、何だろうこれと思ったら、掲載が「電撃ツイッターマガジン」とかいう所で、ツイッター(現:X)用の漫画という事で、1ページで読めるまさしく4コマ漫画みたいな作りと、1回4ページという尺でこんな風になってたようです。

 

2巻からはコマ割も変わり、3巻はかなり普通の漫画に近づいていて、内容的には最初はショートのギャグ物っぽい所から、ミニエピソードみたいな感じになり、最後は普通に戦車バトルとかまでやってます。1巻だけ読み終わった時点では、あと2冊読むのこれはキツイぞと正直思いましたが、内容が変化していったので、後半はそれなりに読めた。

 

ツイッター(X)、いつからか「○○な話」みたいな漫画原稿がやたら流れてくるようになったし、ショート動画みたいなのもやたら増えて、最初は全部ブロックしてましたが、もうそれしか流れなくなって、完全に離れてしまいました。いや、宣伝しか流れない場所なんだからと私も割り切ってブログ更新のポストとかしてるけど、SNSとしてはもう使ってません。

 

それはともかく、コマ割どうのに関しては、トーベ・ヤンソン&ラルス・ヤンソンの「ムーミンコミックス」というのがあってね、新聞掲載の4コマ漫画が繋げるとストーリー漫画になってるというのがあってね、ムーミンは原作の小説だけでなくコミックもなかなか凄い傑作なんですけど、まあ一般の漫画好きでもその辺りを知ってる人は少数派でしょう。

 

アンツィオ高校と言えば、ドゥーチェ(総師)アンチョビ、カルパッチョペパロニの3人がメインで、OVA「これが本当のアンツィオ戦です!」と、その流れからの「劇場版」で割と目立ってましたが、あとは「ノリと勢いだけはあるアンツィオ高校」ってとこと、グルメには人一倍こだわりがあるチーム、くらいでしょうか?

 

意外とキャラは私の中ではそんなにつかめてないイメージ。アンチョビ本人は勢いだけのおバカキャラかと言えば、そうじゃなくそれはペパロニの方だし、アンチョビ姐さん意外とマジメキャラなんですよね。カルパッチョは声や立ち位置から優しいキャラってぐらいで、この3人で話を作るのに、結構苦労したんじゃないかっていうのが勝手な想像ではあるけれど、作品読んでてちょっと見える印象でした。

 

それこそノリと勢いだけで漫画も突っ走れば良いものの、アンチョビと同じく根が真面目なので、漫画としてどうにか体裁を保たなければという苦労が漫画からにじみ出ているというか。

 

アニメでは名前の設定されて居なかったチームのモブキャラにもちゃんと許可をとって名前をつけたりしてるし、2巻からは全国行脚と言う感じで、他の学校とかも順番に回っていって、大概の名前ありのガルパンキャラは出てきたりするのだけど、そこも純粋に面白いな、好きだなって思うより、頑張って書いてる感が凄い。

 

おそらく、元々の絵柄なのでしょうが、基本8頭身ぐらいというか、ガルパン本編よりリアルよりの頭身とプロポーションになってるので、既存のキャラが出てきても違和感が結構凄い。

 

大洗歴女カバさんチームと合流して、カエサルカルパッチョの友情がここでも描かれる!これこれ、こういうのが読みたかったんだよ!っていう部分だと思うんだけど、う~ん遠慮してるんだろうか?

 

だったらドラマCDで描かれたアンツィオ3人の過去編でもコミカライズしてくれればと思いつつ、回想的な感じで断片的に少しは描かれるものの、きっちりそこをやるわけでもない。

 

いや困ったぞという所で、時系列的には劇場版終わって最終章の無限軌道杯の1回戦までの時間が描かれるので、なんと最終回ではアンツィオの1回戦が読める。

 

1回戦突破しての2回戦のVS聖グロリアーナ戦はアニメで短いながら面白く描かれてましたが、1回戦の描写は確か無かったはず。1回戦で戦ってるのはボンプル高校という所。多分最終章4巻のソフト収録のOVA「タイチョウ・ウォー」にも居ただろうけど、コアラの森、ヴァイキング水産、青師団高校、ワッフル学院とかの見た目からしてアクの強い学校と違ってボンプルは凄く普通で地味。まあだからこそ、漫画ではエピローグ程度に流して終わらせる事が出来るんだろうみたいな所もあるのは確かですが(他はキャラが濃すぎでアンツィオを食ってしまいかねない)

 

なんとなくの感覚でしかありませんが、この作者さんにはアンツィオよりBC自由学園とかの方が似合う気がする。1回だけ出てきた回がありましたが、他校や他キャラがなんとなく違和感あるのに対し、BCに関しては何故かそんなに違和感無く感じたからってだけの話ですけれど。

 

あと、私はミリタリーや戦車に興味無いし、ほとんど知らないのですが、アンツィオは3種類。アンツィオと言えばこれのイメージで劇場版にも無理矢理3人で乗って出てた豆戦車のCV33カルロベローチェ、総師のチーム唯一の重戦車P40、そしてその中間のカルパッチョが乗ってるセモヴェンテ。

 

CV33って機銃しか無いし、そもそも敵チームの戦車落とせなくね?戦車道のレギュレーション的にはこういうのどういう扱いになってるんだろう?と思わなくもないですが、相手の戦車をストレートに落とせるP40の射程内に敵をいかに誘導するかっていうのが基本の戦略にならざるをえないだけで、(セモヴェンテは牽制しつつの斥候みたいな役割)

 

大戦略」とか私はやったことないけど「ギレンの野望」的に考えると、ディッシュ、ホバートラック、ファンファン辺りは索敵・陽動として決して無駄な戦力というわけでもなく、壁になる量産機がセモヴェンテで、エース機のP40で確実に敵を落として行く、みたいな感じだよなと、役割が決まってるからこその動かし方が想像出来て、そこは面白いです。

 

大洗チームとか、戦車の性能まで詳しい人は自分で想像出来るんでしょうけど、ポルシェティーガーが装甲厚いって劇中何度か言われてたよね?攻撃力は歴女のが強いんだっけ?ぐらいの特性しか私はわかってないです。

そういう意味ではアンツィオの戦略はシンプルな分わかりやすい面白味は感じます。

 

アンチョビは吉岡麻耶がモブから育てて嬉しいだろうなって伝わってきて好きですし、カルパッチョは何と言っても早見沙織の声が嫌いな人なんて居ない。ペパロニ役の大地葉は「アイドルタイムプリパラ」でメインキャラの一人虹野にのやってたから好きっす

声優好きとしては全員にときめくので結果として好き、みたいなとこがあります。なので、声が無いこちらのコミックは・・・少々物足りなかったかも。

ああ、アンツィオ高校は設定上、栃木県らしいので、私が住んでる山形からは下に福島を挟んでその次が栃木。2県離れてるだけなので、昔から定期的に遠征に行ってる県なので、そう言う意味でも親近感は持てるとこです。

ガールズ&パンツァー アバンティ! アンツィオ高校 2 (電撃コミックスEX)

ガールズ&パンツァー アバンティ! アンツィオ高校 3 (電撃コミックスEX)

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