僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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PLANET OF THE APES/猿の惑星

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原題:PLANET OF THE APES
監督:ティム・バートン
脚本:ウィリアム・ブロイルス・ジュニア、ローレンス・コナー、
   マーク・ローゼンタール
原作:ピエール・ブール猿の惑星
アメリカ映画 2001年
☆☆

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1973年「最後の猿の惑星」で終わった旧シリーズ全5部の後も80年代90年代と何度もリメイクの企画が上がっては頓挫し、そんな企画が巡り巡ってティム・バートンの元に。本人は乗り気では無かったものの、スタジオに押し切られて続編やリメイクではなく、あくまで「リ・イマジネーション」というオリジナルに着想を得た新しい話として作る形に。

 

スターウォーズ」のプリクエル辺りと近い時期で、ボトルキャップフィギュアみたいなの当時展開してませんでしたっけ?私はこのリアルタイムの頃は、まだ映画オタクというほどでは無かったので、「猿の惑星」シリーズの凄さなんて全然知らなかったし、こんな猿の映画とか誰が見たいんだろう?ぐらいに思った記憶があります。当然、その時は見て無いです。

 

おそらくは「マーズアタック」を作った流れで、スタジオも「猿の惑星」を任せられるじゃないかと声をかけたんだろうし、「バットマン」とか「ナイトメアビフォアクリスマス(監督はヘンリ・セリックだけど)」とか特殊メイクのSFとか得意そうだし、ティム・バートンに声をかける気持ちはまあわからんでもないけど、それなりに映画オタクになって知識もついた今の感覚だと、猿の惑星シリーズの社会性と、ティム・バートンの内に籠る世界ではぶっちゃけ噛み合わないわな、そりゃあこんなチグハグな作品が出来るわというのがよくわかります。庵野とかが社会に関心が無いように、ティムバートンも社会派作品なんて興味無いはず。「シザーハンズ」みたいな社会に適合できない存在に光を当てるとかで、結果的にそういう要素にも繋がるかなぐらいはあっても。

 

一応テーマとしては異種間交流とか差別意識、武器に対する忌避とかそれらしい部分もちょこっとだけ見えるんだけど、そこをきっちり掘り下げたりはしない。

 

つーか猿側のヘレナ・ボナム・カーターが人間の主人公であるマーク・ウォルバーグに好意を寄せる描写があるんだけど、ティム・バートン作品ならそこは踏み込むとこでは?人間と猿の種族間を超えた愛とか、表向きは愛の素晴らしさとかにして、バートン的にはフリークス的な自分のカラーを出せた気がする。

 

大衆向けだから遠慮したか、スタジオの意向とか入ったか?そんな大人しい作品にしておきながら、実生活では妻と別れてヘレナさんと事実婚を結んでしまうという、作品よりそっちの方がよっぽどドラマチックじゃねーか!という。

 

オリジナルと違って、人間が退化してしゃべれなくなったとかではないので、単純に人間族VS猿族みたいな構図なんだけど、ティム・バートンらしく、世界が凄く狭い感じが凄く勿体無い。

 

興行成績的にはそこそこヒットはしたっぽいものの、案の定ラジー賞とかもらったり、ここから何かが広がるわけでもなく、この後の新シリーズが成功したのもあって、結果的にはですがその間の今作だけは駄作のいらない子扱いされてる。

 

今回、久々に見て、昔観た時の記憶が一切よみがえってきませんでしたが、惜しい所もありつつ、絶対またすぐ忘れるんだろうなと思った。

 

ただ!今回ディズニープラスの吹き替えで見てたのですが、途中から主人公の声があれ?もしかしてあの人なのか?若干違うと言えば違うけれど凄く似てるなと思って見終わった後に確認してみると、おおやっぱり。横堀悦夫さんじゃないですか。

多分、そんな有名な役とかはやってない人だとは思いますが、私的には凄い役をやってる人。ラジオドラマ版「ガイア・ギア」の主人公アフランシ・シャアなのです。マーク・ウォルバーグは金髪じゃないし、ビジュアル的に似てるわけではないですが、宇宙服とか来てこの声でしゃべると、まるでアフランシに見えてくる。

 

私が今回見た作品は「アフランシ・シャアがワームホールをくぐり抜けたら宇宙世紀から猿の惑星に辿りついてしまった件」だったと思う事にしよう。

 

いやだってほら、宇宙船の動力が核融合炉だから半永久的に動くんだと2000年も前の物を普通に動かしてたの、まるで100年も前のモビルスーツを改良してマンマシーンにしてたゾーリンソールみたいなもんじゃないですか?え?違う?まあいいや。

DVD版とかと同じっぽいので、アフランシ要素を味わいたかったらこれもアリかも。つってもそのアフランシ知ってる人の方が少ないか。でも個人的には、そんな横堀悦夫さんの声を聴けただけでも価値はありました。

 

作り手の意図して無い歪んだ楽しみ方ですが、自分なりの楽しみ方を見つけるのは全然悪いことでもおかしい事でも無いので。

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