僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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アイズ・オブ・ワカンダ(MCUその60)

原題:EYES OF WAKANDA
監督・製作総指揮:トッド・ハリス
原作:MARVEL COMICS
アメリカ 配信アニメ 2025 全4話
☆☆☆★

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ブラックパンサー」シリーズを手掛ける、ライアン・クーグラーが割と昔からワカンダの歴史を描いたスピンオフ企画もやる的な事が言われてましたが、それが結実したのがこれ。

MCU関連作の粗製乱造によりクオリティ低下とファン離れによって今後は作品を厳選するとして、映画以外の先のプランが全く発表されなくなりました。多分、ほとんどの企画が凍結されキャンセルされてしまったのでしょう。こちらは割と前から動いていたのもあって、その決定が下される前からもう製作はスタートしてたものと思われる(1年前とかには実作業始まってるものですし)

 

全4話と短めなのは、短縮されたか、それとも最初からミニシリーズとしての企画だったのかは定かではありませんが、一つの大きな話の全4話では無く、各話で物語の違うオムニバスストーリー。

 

太古から続くワカンダの歴史とブラックパンサーですが、当然パンサー以外のドーラミラージュとか、国外への派遣要員の流れも同じようにあり、今回はその国外舞台であるウォードッグの4つの時代の物語を描き、国外を描くからこそ浮き彫りになるワカンダという国の特色みたいなものを描く。

 

「スパイダーバース」以降、絵を動かすという意味でのアニメーションが1ステージ上に上がった印象ですが、今回も絵画っぽいグラフィックをそのままアニメーションさせている感じで、素直にクオリティ高いなこれっていう見た目。

紀元前から近代まで幅は多いが、1話1話の話のクオリティも高い。日本のアニメはガラパゴス化してるので、それだけ見てる分にはさほど気にはなりませんし、そういうもので良いのですが、アメリカのアニメ、言ってしまえばアメリカのドラマもそうなんですけど、映画的な脚本術や演出が地続きなので、日本のTVアニメみたいなものとは全くの別文化としての視聴体験なのが個人的には不思議で面白いです。

日本だと映画・ドラマ・アニメ・漫画とかがそれぞれ特有の進化をしちゃってるから、各分野の専門家やトップクリエイターでも他のメディアでは畑違いになっちゃうけど、アメリカとかはそこに分断が無いので行き来出来ちゃったりするんですよね。

 


第1話「ライオンの根城へ」
ワカンダの守るべき使命と、いやこの力があれば世界をも支配できるはずだとそこに納得できないネガ要素を描く、と言う意味では映画1作目のブラックパンサーとキルモンガーの要素を、別の形で描いたような感じ。

ビブラニウム製の短剣2本で海賊船に潜入して大暴れという、アクションとしても見応えが凄いし、なんかアサシンクリード(やったことないのであくまでイメージ)みたいなゲーム感もあってなかなか面白かった。

 


第2話「伝説と嘘」
トロイの木馬とアキレス。
歴史・史実の影にワカンダが居た、というタイプの作品で「修羅の刻」とか好きな人にはグッと来るかも。いや例えがそれかよって感じですが、最初に思い浮かんだのがそれなので。

 


第3話 「遺失と修得」
何とアイアンフィスト編。
MCUとして作られた作品には影も形もありませんが、ネトフリ版では単品シリーズも作られディフェンダーズで合流。カンフーヒーローとしては原作の方だとシャン・チーの方がマイナーキャラでアイアンフィストは昔からのメジャーなキャラクター。

ブラックパンサーと同じく、故郷クンルンで歴史的にその力を引き継いでいるという設定のキャラなので、こういう過去設定でも使いやすいヒーロー。

マーベルレガシーだっけか?紀元前に結成されたアベンジャーズみたいな奴で、その時代のブラックパンサーにアイアンフィスト、ソーの父親のオーディン、マンモスに乗るゴーストライダーに当時のフェニックスフォースの依り代とかでしたっけ。

 


第4話「最後のパンサー」
1896年 紀元前からようやくここまで来た。
そして遂にブラックパンサーも登場。勿論、ティチャラでもシュリでもなく、お父さんでも無い。

かと言って、ここでブラックパンサーに主役が交代では無く、ちゃんとウォードッグスに焦点を当て、別に王が一人で国を背負ってるわけじゃないよ、ワカンダの、そして人類の未来をブラックパンサーにはなれない「もたざるもの」でも一人のヒーローなんだという所を描いてあるのはお見事。

 

そしてラストカットでは、ああちゃんと映画に繋がるのか!という作りにしてあるのは、ライアン・クーグラーが製作総指揮にちゃんと入ってるからでしょうか?
そもそもアニメってMCUとは別世界なの?何か繋がりとかないなら別に見る必要も無いのでは?というのも正直な気持ちなんですけど、今回はアニメだけどあの映画の世界ときっちり繋がってますよ、というのをさり気なくだけどちゃんと入れてくれてた。

 

マーベルの次回への引き要素とか、今はもう詐欺呼ばわりされてて酷いものですが(一昔前はエンドクレジット映像の1分予告を見る為に2時間半の不要な映画を見てるようなものとか言ってたのにね)今回は次の新作とかでは無く、過去作品に繋がるだけなので、こう来たか、感があると思います。

 

まあ、昔からの濃いアメコミファン以外はこんなの絶対見ないだろうからどうでも良いんですけどね。どうせ次のアベンジャーズスパイダーマンも大コケとか言ってバカにするだけなんだから、最初からそんなのに時間使う必要無いのに。後年になって評価が定まって、もしその中に良い物があれば見るくらいで良いんじゃないでしょうか?アメコミヒーロー映画より面白映画はいくらでもあるんですから。

 

次は確か同じくアニメの「マーベルゾンビーズ」でしたっけ?ドラマの「ワンダーマン」とどっちが先か忘れましたが、まあ映画もしばらくは無いので、ファンの私もそれこそ忘れたころにまた、ぐらいの感覚で。

 

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