僕はこんな事を考えている ~curezの日記~

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新機動戦記ガンダムW Endless Waltz(OVA)

GUNDAM-W Endless Waltz
監督:青木康直
脚本:隅沢克之
日 OVA 1997年 全3話
☆☆☆☆

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追加シーンもある完全版的な位置付けの映画版「EW特別編」の方を見れば事足りるのは百も承知の上で、久々に見るのでせっかくだから元のOVA版から。

こっちの方の主題歌も良いんだよね、というのと、元がOVAとして作られたもので、最初から90分の映画として想定して作られたものではないので、映画のバランスでは無いわけです。

 

映画の基礎は3幕構成の30分60分30分のバランスとかあるわけですが、TVシリーズなりOVAは1話ごとの引きとかが重要。
まどマギ」のTV総集編映画が全編後編でありましたけど、全12話なのに6話6話の分割に出来ないとかはそのせい。そもそものまどマギ自体が、1話ごとに、次どうなるの?というのを丁寧にやってるTVシリーズでしたので、映像を繋げると映画に出来るよ、という話じゃない。普段、映画見ない人はそういうの言ってもわかんないでしょうけど、媒体が違えば表現が違うというのは当たり前の話。

この「エンドレスワルツ」も1話目の引きと2話目の引きが良いんですよ。この辺りの違いを楽しみたいのもあって、今回はOVA版。ただ映画版もそのうち見ます。

 

その前に、一応「ガンダムW」には「オペレーションメテオ1」「同2」という総集編もあって、それぞれ2本構成の計4本。ただそれ、キャラクター名場面集みたいな感じで、いわゆる総集編映画みたいな1本のストーリーになってるものではないので、見返すのメンドイので今回はパス。2の方だと少しだけど新規作画パートとかもあった気はするので、またいつかガンダムWで何か書きたくなった時にでも。

まあ今は無料でこんなのもある時代ですし

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OVAの脚本はTVシリーズから続けて隅沢克之氏で、監督はTVシリーズの方だと各話演出で入ってた青木康直氏。TVの池田・高松両監督は関わって無い。

 

おそらくはMSには興味の無い池田監督も居ないし、今回のOVAを作るに当たってバンダイから強めに言われたのかは知らないけど、ちゃんとメカがカッコいいのが本当にありがたい。

TVの終盤とかは多少頑張っては居たけど、そこからこのEWがあるからこそ今のWの人気もあるわけで。最近はTVの方のメカも見直されてはきたけど、とにかく羽根の生えた「ゼロカスタム」が圧倒的な人気でね。実質最終話しか活躍するシーンが無いのにここまで伝説や実績を作れたそのセンスは凄い。

 

あと何気にお話の方も良くってね、正直「W」らしく雰囲気でなんとなく流されてる部分もあるにせよ、「Z」のオーディションでカミーユ役の飛田さんが空気読まずに言った事で有名な「ファーストガンダムはあんなに綺麗な終わり方をしたのに何で続編なんか作るんですか?」っていう、どうせ新しい話をやってまた一応の解決を見たとして、また数年後に新しい敵が出てきて延々と戦争を繰り返し続けるんでしょ?最初に希望を見た人達をバカにしてるじゃん!っていう空気は誰でも思う部分なわけです。

 

それをね、世界観は違えど、いや世界観が違うからこそかもしれないけど「戦争・平和・革命の3拍子を延々と繰り返す終わらないワルツ」と称したこの作品は、上手いとこついてきたなと思った物です。そりゃガンダムなんて商業なんですから、売れればどんどん新しい物を作るのは当然な半面、前の主人公が頑張って手に入れた平和がまた壊されるのか、みたいなのはみんな思う所でもあって、「Wなんてキャラだけで女に媚売ってるクソ」というのが一般的な当時のガノタの反応ですから(私は自分で見てそういう判断はしなかったけど)そこでこういうものをお出ししてきたのは、ただキャラで売ってるだけの作日では無いな、別世界線だからこそ出来る面白いアプローチをしてきたなという感覚は当時もありました。

 

そしてガンダムパイロット5人のうちの五飛が闇落ちしてるというのも素晴らしい。やっぱね一応は5人全員が同列主人公みたいな感覚はあったじゃないですか。新しい敵に5人が再び立ち上がる、というお約束をせずに、ファンを恐れずに五飛を敵側に置くという感覚が私は大好きでした。
「貴様らは正しいのか? 正しいのかと聞いているっ!」
という所での1話終了。カ、カッコいい!

 

いや~ゼロカスタムが何かのブランドで商品化されると、次はライバル枠としてトールギス3が次に来る印象なんですけど、いや違うだろゼロカスのライバル機はナタクだろ!って私はいっつも思います。でも人気枠でデスサイズが商品化としては優先されたり、みたいな。

 

あ、便宜的にゼロカスタムって言ってるだけで、現在は使われて無い名匠なのは勿論把握してますので一応。

 

TV版とOVA版は見た目のデザインを一新しただけで、本来は同一の機体。ただ当時のプラモでTV版の機体と区別する為に「○○カスタム」という名称で発売したので、それが定着。

 

そして劇場版が公開された時にパンフ内でTV版の前半時の機体のEWバージョンのイラストも公開されて、それがアーリータイプと呼ばれる事に。


そもそもEW版デザインはカスタム(改良機)したわけじゃないし、そのアーリーって何だ?その辺りがわかりにくいとされ、ガンダムエースでそのアーリータイプデザインでTVシリーズをコミカライズする「敗者達の栄光」と、続編小説「フローズンティアドロップ」の連載が開始された辺りで、カスタムやアーリーを使わず(TV版)(EW版)という表記に統一された。

 

からの~。小説の後継機や関連機体、漫画版での追加装備などが次々生まれ、意外とまたメンドくさく・・・なってきた矢先にまたも先日の「30周年PV」でマントを羽織ったのは「クロークドカスタム」という名称がつけられる事に。

 

教えてくれ五飛、俺はあと何回Wのバージョン違いを把握しなければならないんだ。
ゼロは何も答えてはくれない・・・

 

因みに基本的に私は昔からずっとガンダムWの中ではヘビーアームズが好きなのですが(5機の中では一番使い勝手が良さそうだし)ドラマ的な五飛の感情も含めてナタクも結構好き。単純に機体デザインならEW版サンドロックが好きかな。

 

次は劇場版「エンドレスワルツ 特別編」を見ます。
2週間限定の劇場公開とかもするみたいですが、行ける距離の映画館は無いので、素直に手持ちのDVDでタイミングを見て。

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